uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引(Windows(R)用)
NAME属性が同一であるDD要素を連続して記述した場合,ファイルの連結の指定と解釈する。先頭のDD要素に指定された名称の環境変数に,DD要素の記述の順序で,割り当てた各ファイルのパス名を区切り文字セミコロン";"で連結した文字列を設定する。最大255のDD要素を連続して記述できる。
環境変数の名称は,先頭のDD要素にRENAME属性が指定されていなければ,先頭に"DDN_"または"CBL_"を付けたDD要素名となる。先頭のDD要素にRENAME属性が指定されていれば,そのRENAME属性の値となる。
NAME属性が同じDD要素がSTEP要素内で連続していない場合は,エラーとなる。
ファイルの連結は,セミコロン";"をパス名の区切りと判断できるプログラム(バッチジョブ実行システムが連結したファイルの入出力に対応したCOBOL2002,またはSORT EE),JOBLIB DD要素,またはSTEPLIB DD要素で利用できる。
JOBLIB DD要素,STEPLIB DD要素の詳細については,「3.3 プログラムのシステムへの登録と使用」を参照のこと。
DD要素のTYPE属性によって,ファイル連結できるかどうかが決められている。TYPE属性の値によるファイル連結可否の一覧を次の表に示す。ファイル連結できないTYPE属性を指定したDD要素を連結した場合は,警告メッセージを出力してジョブを続行する。
表3-9 TYPE属性の値によるファイル連結可否の一覧
| TYPE属性 | ファイル種別 | ファイル連結可否 |
|---|---|---|
| DATA | SYSINデータ | ○ |
| DUMMY | ダミーファイル | ○ |
| FILE | 恒久ファイル | ○ |
| TEMP | 一時ファイル | ○ |
| TEMPISAM | 一時ISAMファイル | × |
| GDG | 世代ファイル | ○ |
| LIB | プログラム検索ディレクトリ | ○ |
| SYSOUT | SYSOUTデータファイル | × |
| DIR | ディレクトリ | × |
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