付録B.2 実行間隔とポーリング間隔の設定方法
アプリケーション呼び出しサービスがサービスタスクを完了する契機は,実行間隔とポーリング間隔によって決まります。詳細については,「1.8.6 実行間隔とポーリング間隔」を参照してください。
実行間隔のデフォルト値は300秒,またポーリング間隔のデフォルト値は60秒であるため,サービスタスクに遷移してから,完了して次に遷移するまでの間に,待ち時間が発生します。この待ち時間を短くしたい場合は,実行間隔とポーリング間隔に小さい値を設定してください。
ポーリング間隔は,共通設定ファイルの「AppCallServicePollingInterval」に設定してください。AppCallServicePollingIntervalの詳細については,「15.2.5 共通設定ファイルに指定する内容」の「(4) AppCallServicePollingInterval」を参照してください。
実行間隔は,アプリケーション呼び出し制御情報の「実行間隔(ExecuteInterval)」に設定してください。詳細については,マニュアルuCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンドの「ciwmngap(アプリケーション呼び出し制御情報の管理)」を参照してください。
ref識別子共通設定単位で,「実行間隔(ExecuteInterval)」を変更する手順を次に示します。
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アプリケーション呼び出し制御情報を出力する
ciwmngapコマンドを実行して,アプリケーション呼び出し制御情報をファイルに出力します。
■コマンドの実行例
ciwmngap -sid システムID -list > アプリケーション呼び出し制御情報ファイル名
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アプリケーション呼び出し制御情報ファイルを編集する
アプリケーション呼び出し制御情報ファイルで,サービスタスクのref識別子共通設定の実行間隔(ExecuteInterval)に小さい値(次の例では0)を指定します。
■ファイルの作成例
#UPDATEOPTION,REFTYPE,REF,EXECUTEINTERVAL,RETRYINTERVAL,RETRYCOUNT,WORKITEMMAX,RECOVERYTIME #,err,(Common),300,300,0,10000,1500 #,msg,(Common),300,300,0,10000,1500 U,ope,(Common),0,300,0,10000,1500 …
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アプリケーション呼び出し制御情報を更新する
アプリケーション呼び出し制御情報ファイルを指定してciwmngapコマンドを実行します。
■コマンドの実行例
ciwmngap -sid システムID -chg -apdf アプリケーション呼び出し制御情報ファイル名