Cosminexus アプリケーション開発ガイド
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ここでは,Eclipseのインストールについて説明します。なお,Cosminexusをアップグレードインストールした場合で,以前のバージョンで使用していたEclipseを引き続き使用するときの手順についても説明します。
J2EEアプリケーションの開発,実行時に使用するEclipseをインストールします。インストール手順を次に示します。なお,EclipseのアーカイブファイルのURLについては,リリースノートを参照してください。
- Eclipseをインストールするためのディレクトリを作成します。
Eclipseをインストールするディレクトリ,およびEclipseのインストールのために一時的に使用するディレクトリ(作業用ディレクトリ)を作成します。
- Eclipseのアーカイブファイルをダウンロードします。
EclipseのダウンロードサイトからEclipseのアーカイブファイルをダウンロードします。
- Eclipseのアーカイブファイルを解凍します。
ダウンロードしたEclipseのアーカイブファイルを1.で作成した作業用ディレクトリで解凍します。
- 解凍したEclipseのファイルをコピーします。
3.で解凍したeclipseフォルダを1.で作成したEclipseのインストールディレクトリにコピーします。
- 作業用ディレクトリを削除します。
次のコマンドを実行して,作業用ディレクトリを削除します。
07-60で提供しているMyEclipseを使用する場合,Eclipse 3.2.2以上のバージョンのEclipseを使用します。
07-60をインストールしたあとに,旧バージョンのEclipseで使用していたEclipse3.2.2を引き続き使用する場合は,拡張ロケーションを削除してください。
拡張ロケーションの削除方法については,「付録B.5 アンインストール」を参照してください。
旧バージョンで使用していたEclipse 3.2.1以前バージョンを引き続き使用したい場合は,EclipseからDeveloperをアンインストールする必要があります。使用していたCosminexusのバージョンに合わせて,次の操作を実施してください。
- Cosminexus Version 6でEclipseを使用していた場合
Eclipseに組み込んでいるCosminexusのプラグインを削除してください。
次のディレクトリを削除することで,Cosminexusのプラグインを削除できます。
- <Eclipseのインストールディレクトリ>\plugins\jp.co.Hitachi.soft.cede.ec.server_x.x.0※
- <Eclipseのインストールディレクトリ>\plugins\jp.co.Hitachi.soft.cede.ec.studio_x.x.0※
- 注※
- 「x.x.0」は6.0.0または6.5.0です。
- Cosminexus Version 7でEclipseを使用していた場合
拡張ロケーションを削除してください。
拡張ロケーションの削除方法については,「付録B.5(1) プラグインのアンインストール」を参照してください。また,MyEclipseを使用していた場合は,「付録B.5(2) MyEclipseのアンインストール」を参照してください。
MyEclipseをインストールします。MyEclipseはDeveloperとは別の媒体で提供されています。なお,MyEclipseをインストールする前に,DeveloperおよびEclipseのインストールが完了していることを確認してください。また,Eclipseを実行している場合は,Eclipseを終了させてからMyEclipseをインストールしてください。
次に,MyEclipseのインストール準備と,Eclipseへの組み込み方法を説明します。
MyEclipseのインストールディレクトリを作成して,Cosminexusで提供するMyEclipseのファイルを解凍します。手順を説明します。
- ディレクトリを準備します。
MyEclipseをインストールする前に,次のディレクトリを用意してください。
- MyEclipseのインストールディレクトリ
MyEclipseをインストールするディレクトリです。
- 作業用ディレクトリ
MyEclipseのインストールのために一時的に使用するディレクトリです。
- MyEclipse for Cosminexus.zipを解凍します。
MyEclipse for Cosminexus.zipはMyEclipseのCD-ROMに格納されています。
1.で作成した作業用ディレクトリで次のコマンドを実行し,MyEclipse for Cosminexus.zipを解凍します。
"<Cosminexusのインストールディレクトリ>\jdk\bin\jar.exe" xvf "<CD-ROMドライブ>:\MyEclipse for Cosminexus.zip"
|
コマンドを実行すると,作業用ディレクトリ下にeclipseフォルダが作成されます。
- eclipseフォルダをコピーします。
2.で作成されたeclipseフォルダを1.で作成したMyEclipseのインストールディレクトリにコピーします。コピーには,エクスプローラなどを使用します。
- 作業用ディレクトリを削除します。
次のコマンドを実行して,作業用ディレクトリを削除します。
MyEclipseをEclipseに組み込み,eclipse.iniを編集します。それぞれの手順を説明します。
EclipseにMyEclipseを組み込みます。組み込みの手順を次に示します。
- Eclipseを起動します。
次のコマンドを実行し,Eclipseを起動します。ここでは,必ず-vmオプションを指定して実行してください。
<Eclipseのインストールディレクトリ>\eclipse.exe -vm "<Cosminexusのインストールディレクトリ>\jdk\bin\javaw.exe"
|
- メニューから[ヘルプ]−[ソフトウェア更新]−[構成の管理]を選択します。
[製品構成]ダイアログが表示されます。
- 左ペインのツリービューでルートノードを選択し,コンテキストメニューから[追加]−[拡張ロケーション]を選択します。
![[図データ]](FIGURE/ZU020300.GIF)
[フォルダの参照]ダイアログが表示されます。
- 次のフォルダを指定します。
<MyEclipseのインストールディレクトリ>\eclipse
![[図データ]](FIGURE/ZU020400.GIF)
- [OK]ボタンをクリックします。
[インストール/更新]ダイアログが表示されます。
- [いいえ]ボタンをクリックします。
ここではワークベンチを再起動しないため,[いいえ]ボタンをクリックしてください。[インストール/更新]ダイアログに[変更を適用]ボタンがある場合も,[いいえ]ボタンをクリックしてください。
eclipse.iniを編集します。Eclipseを起動している場合は,Eclipseを終了してください。eclipse.iniの編集手順を次に示します。
- eclipse.iniを退避します。
Eclipseのインストールディレクトリ直下にあるeclipse.iniを任意の場所に退避します。退避したeclipse.iniは,Cosminexusのアンインストール後,EclipseをMyEclipseインストール前の状態に戻すために使用します。
- Cosminexusで提供しているeclipse.iniをEclipseのインストールディレクトリ直下にコピーします。
Cosminexusで提供しているeclipse.iniは次の場所に格納されています。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\ADP\MyEclipse
- eclipse.iniを編集します。
Cosminexusで提供しているeclipse.iniの内容を次に示します。下線部分をMyEclipseのインストールディレクトリに修正してください。
-vm
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\jdk\bin\javaw.exe
-product
com.genuitec.myeclipse.product.ide
-vmargs
-Xms128M
-Xmx512M
-XX:PermSize=64M
-XX:MaxPermSize=128M
-Dosgi.splashLocation=C:\Program Files\MyEclipse\eclipse\MyEclipseSplash.bmp
-Djava.endorsed.dirs=<Cosminexusのインストールディレクトリ>\jaxp\lib
|
注 改行コードは削除しないでください。
MyEclipseが正しくインストールされているか確認します。確認手順を次に示します。
- Eclipseを起動します。
-cleanを指定してEclipseの起動コマンドを実行してください。
<Eclipseのインストールディレクトリ>\eclipse.exe -clean
|
注 コマンドの引数に-cleanを指定しないと,Eclipseが強制的に再起動されることがあります。
- メニューから[ヘルプ]−[MyEclipse Enterprise Workbench について]を選択します。
[MyEclipse Enterprise Workbench について]ダイアログが表示されることを確認してください。
![[図データ]](FIGURE/ZU020500.GIF)
Developerが提供しているプラグイン(CosminexusコネクタおよびServer Plug-in)をEclipseに組み込みます。なお,プラグインを組み込む前に,Developer,Eclipse,およびMyEclipseのインストールが完了していることを確認してください。
プラグインの組み込みについて説明します。
Eclipseへのプラグインの組み込み手順を次に示します。
- Eclipseを起動し,メニューから[ヘルプ]−[ソフトウェア更新]−[構成の管理]を選択します。
[製品構成]ダイアログが表示されます。
- 左ペインのツリービューでルートノードを選択し,コンテキストメニューから[追加]−[拡張ロケーション]を選択します。
![[図データ]](FIGURE/ZU020300.GIF)
[フォルダの参照]ダイアログが表示されます。
- 次のフォルダを指定します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\plugins\eclipse
![[図データ]](FIGURE/ZU020600.GIF)
- [OK]ボタンをクリックします。
[インストール/更新]ダイアログが表示されます。
- [はい]ボタンをクリックします。
[インストール/更新]ダイアログに[変更を適用]ボタンがある場合も,[はい]ボタンをクリックしてください。Eclipseが再起動されます。
プラグインの組み込み後,Eclipseの再起動が完了したら,Eclipseにプラグインが組み込まれているかを確認します。Cosminexusコネクタの組み込み確認と,Server Plug-inの組み込み確認の手順をそれぞれ示します。
Cosminexusコネクタの組み込み確認の手順を説明します。
- メニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択します。
[設定]ダイアログが表示されます。
- 左ペインのツリービューから[MyEclipse]−[アプリケーション・サーバー]−[Cosminexus 7]を選択します。
右ペインに[Cosminexus 7]ページが表示されることを確認してください。
![[図データ]](FIGURE/ZU020700.GIF)
Server Plug-inの組み込み確認の手順を説明します。
- メニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択します。
[設定]ダイアログが表示されます。
- 左ペインのツリービューから[Cosminexus Server Plug-in]を選択します。
右ペインに[Cosminexus Server Plug-in]ページが表示されることを確認してください。
![[図データ]](FIGURE/ZU020800.GIF)
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