Cosminexus リファレンス 定義編

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5.11.1 Connector属性ファイルの指定内容

Connector属性ファイルは,次に示すDOCTYPE宣言を持ちます。

<!DOCTYPE hitachi-connector-property PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD Connector Property 7.6//EN' 'file://<Cosminexusのインストールディレクトリ>/CC/admin/dtds/hitachi-connector-property_7_6.dtd'>

Connector属性ファイルは,次に示すタグを持つxmlファイルです。

タグ名 出現パターン 説明
<hitachi-connector-property> 1回 ルートタグ。




<description>※1 0回以上※4 リソースアダプタDDについての説明。













<display-name>※1 1回以上※4 Deployツール上に表示されるリソースアダプタの名称。
1≦文字列長≦240
変更する場合,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),およびアンダースコア(_)を使用できます。
また,リソースアダプタの名称は,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のCosminexusの作業ディレクトリの説明を参照して見積もった範囲内の長さで指定してください。




<icon>※1 0回以上※4 Deployツール上に表示されるリソースアダプタのアイコンの定義。




<small-icon> 0または1回 スモールアイコン(16×16)のファイル名。


<large-icon> 0または1回 ラージアイコン(32×32)のファイル名。


<vendor-name> 1回 リソースアダプタプロバイダベンダ名。※2



<spec-version> 1回 リソースアダプタがサポートしているコネクタアーキテクチャ仕様のバージョン。※2


<eis-type> 1回 EIS(Enterprise Information System)のタイプについての情報。※2

<version> 1回 リソースアダプタのバージョン。※2



<license> 0または1回 リソースアダプタモジュールのライセンス要求についての定義。




<description>※1 0回以上 licenseについての説明。




<license-required> 1回 リソースアダプタのデプロイ,使用時のライセンス要求用フラグ。
指定できる値は,「true」または「false」のどちらかです。※2

<resourceadapter> 1回 リソースアダプタについての情報。






<resourceadapter-class> 0または1回 javax.resource.spi.ResourceAdapterを実装したJavaクラス名。※2








<config-property>※3 0回以上 ResourceAdapterインスタンスのためのコンフィグレーションプロパティの定義。









<description>※3 0回以上 コンフィグレーションプロパティについての説明。



<config-property-name>※3 1回 コンフィグレーションプロパティの名称。




























































<config-property-type>※3 1回 ResourceAdapterによって要求されるコンフィグレーションプロパティのJavaタイプ。
指定できる値を次に示します。
  • java.lang.Boolean
  • java.lang.String
  • java.lang.Integer
  • java.lang.Double
  • java.lang.Byte
  • java.lang.Short
  • java.lang.Long
  • java.lang.Float
  • java.lang.Character










































































<config-property-value>※3 0または1回 コンフィグレーションプロパティの値。
<config-property-value>タグが指定されていない場合は,そのプロパティの情報は変更しません。すでに設定されている情報がそのまま残ります。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定しない場合は,そのプロパティの情報に空が設定されます。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定している場合は,指定した値がプロパティに設定されます。
<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されていて,<config-property-value>タグに値が設定されている場合,セキュリティ上の理由で,<config-property-value>タグは表示されません。変更する場合は,<config-property-value>タグを追加して,変更後の値を設定してください。
cjgetresprop, cjgetrarprop実行時に,<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されている場合,タグは次のように表示されます。

値が設定されている場合:
コメントタグ<!-- The config-property-value has already been set. -->

値が設定されていない場合:
空タグ<>


<outbound-resourceadapter> 0または1回 Outbound方向へのリソースアダプタの定義。















<connection-definition> 1回以上※4 コネクションインタフェースクラスに関する定義。
















<managedconnectionfactory-class> 1回 javax.resource.spi.ManagedConnectionFactoryインタフェースを実装したJavaクラス名。※2
パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。












<config-property> 0回以上 ManagedConnectionFactoryインスタンスのためのコンフィグレーションプロパティの定義。















<description> 0以上※4 コンフィグレーションプロパティについての説明。





<config-property-name> 1回 コンフィグレーションプロパティの名称。※5































































































<config-property-type> 1回 ManagedConnectionFactoryインスタンスによって要求されるコンフィグレーションプロパティのJavaタイプ。
指定できる値を次に示します。※5
  • java.lang.Boolean
  • java.lang.String
  • java.lang.Integer
  • java.lang.Double
  • java.lang.Byte
  • java.lang.Short
  • java.lang.Long
  • java.lang.Float
  • java.lang.Character
























































































































































<config-property-value> 0または1回 コンフィグレーションプロパティの値。※5
<config-property-value>タグが指定されていない場合は,そのプロパティの情報は変更しません。すでに設定されている情報がそのまま残ります。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定しない場合は,そのプロパティの情報に空が設定されます。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定している場合は,指定した値がプロパティに設定されます。
<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されていて,<config-property-value>タグに値が設定されている場合,セキュリティ上の理由で,<config-property-value>タグは表示されません。変更する場合は,<config-property-value>タグを追加して,変更後の値を設定してください。
cjgetresprop, cjgetrarprop実行時に,<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されている場合,タグは次のように表示されます。

値が設定されている場合:
コメントタグ<!-- The config-property-value has already been set. -->

値が設定されていない場合:
空タグ<>




































<connectionfactory-interface> 1回 リソースでサポートされるConnectionFactoryインタフェースのクラス名。※2
パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
Connector1.5のリソースアダプタの場合,このタグの値がコネクション定義識別子となります。












<connectionfactory-impl-class> 1回 ConnectionFactoryインタフェースを実装したJavaクラス名。※2
パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。




















<connection-interface> 1回 リソースアダプタでサポートされるConnectionインタフェースのクラス名。
パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。※2
















<connection-impl-class> 1回 Connectionインタフェースを実装したJavaクラス名。
パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。※2















<connector-runtime> 0または1回 コネクションインタフェースクラスの実行時情報。



























 








<property> 0回以上 コネクションインタフェースクラスに関する独自情報。
<property>の指定が複数あり,<property-name>の設定値が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJW37600-W)が出力され,後ろに定義された<property>の<property-value>の値が有効になります。


























































































 



























































<property-name> 1回 プロパティ名。
指定できる値を次に示します。※6
  • MaxPoolSize
  • MinPoolSize
  • LogEnabled
  • User
  • Password
  • ValidationType
  • ValidationInterval
  • RetryCount
  • RetryInterval
  • ConnectionTimeout
  • SweeperInterval
  • RequestQueueEnable
  • RequestQueueTimeout
  • WatchEnabled
  • WatchInterval
  • WatchThreshold
  • WatchWriteFileEnabled
  • ConnectionPoolAdjustmentInterval
  • Warmup
  • NetworkFailureTimeout



 

<property-type> 1回 プロパティ値のJavaの型。※6



































































































 

































































<property-value> 0または1回 プロパティ値。※6
<property-value>タグが指定されていない場合,そのプロパティの情報は変更されません。すでに設定されている情報がそのまま残ります。
<property-value>タグが指定されており,値の指定がない場合は,そのプロパティの情報に空が設定されます。
<property-value>タグが指定されており,値が指定されている場合は,指定した値がプロパティに設定されます。
<property-name>タグに「User」または「Password」が設定されており,<property-value>タグに値が設定されている場合は,セキュリティ上の理由で表示されません。変更する場合は,<property-value>タグを追加して,変更後の値を設定してください。
cjgetresprop, cjgetrarprop実行時に,<property-name>タグに「User」または「Password」が設定されている場合,タグは次のように表示されます。

値が設定されている場合:
コメントタグ<!-- The property-value has already been set. -->

値が設定されていない場合:
空タグ<>















 




<property-default-value> 0または1回 プロパティ値のデフォルト値。※2
<property-value>タグに値が設定されている場合は<property-default-value>タグの値は無効です。




































  <resource-external-property> 0回以上 リソースのエクスターナルプロパティの定義。
<resource-external-property>の指定が複数あり,<optional-name>の設定値が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJW37600-W)が出力され,後ろに定義された<resource-external-property>の<res-auth>や<res-sharing-scope>の値が有効になります。












   



<description> 0回以上※4 リソースの別名の説明。









































































































   


































<optional-name> 1回 リソースの別名。
設定する場合,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_),ピリオド(.)および階層区切り文字としてスラッシュ(/)を使用できます。ただし,次の名前は指定できません。
  • 予約語である”HITACHI_EJB”(大文字・小文字を区別します)で始まる名前
  • 名前の先頭または末尾に,スラッシュ(/)またはピリオド(.)を指定した名前
  • スラッシュ(/)だけ,またはピリオド(.)だけの名前
  • スラッシュ(/)が連続している名前
文字列の前後に空白,改行がある場合はエラーとなりませんが,取り除かれます。文字列の途中に空白,改行がある場合はエラーとなります。
同一リソース内に<resource-external-property>の指定が複数あり,<optional-name>の指定値がほかの<optional-name>の指定値の下位階層となるような関係の場合は,ワーニングメッセージ(KDJE37602-W)が出力されます。
(例)
別名1:AAA
別名2:AAA/BBB
1≦文字列長≦255
























   







<res-auth> 0または1回 リソースを使用するための認証元を,アプリケーション上で行うか,コンテナに任せるかの指定。
指定できる文字列を次に示します。
  • Application
  • Container
デフォルトはContainerです。
























    <res-sharing-scope> 0または1回 リソース接続を共有するかどうかの指定。
指定できる文字列を次に示します。
  • Shareable
  • Unshareable
デフォルトはShareableです。
























<transaction-support> 1回 リソースアダプタで提供されるトランザクションサポートのレベル。
指定できる値を次に示します。
  • NoTransaction
  • LocalTransaction
  • XATransaction








<reauthentication-support> 1回 ManagedConnectionインスタンスの再認証サポート用フラグ。
指定できる値は,「true」または「false」のどちらかです。


<inbound-resourceadapter> 0または1回 Inbound方向へのリソースアダプタの定義。


<messageadapter> 0または1回 リソースアダプタのメッセージング関連の機能の定義。
  <messagelistener> 1回以上 メッセージリスナの定義。


   
<messagelistener-type> 1回 メッセージリスナのタイプ。


    <activationspec> 1回 メッセージエンドポイント活性化のための情報を表示。


     
<activationspec-class> 1回 ActivationSpecインタフェースを実装するクラスを表示。




      <required-config-property> 0回以上 メッセージエンドポイント活性化のために設定が必要なプロパティ。




       

<description>※1 0回以上 メッセージエンドポイント活性化のために設定が必要なプロパティについての説明。






        <config-property-name> 1回 メッセージエンドポイント活性化のために設定が必要なプロパティの名称。


<adminobject> 0回以上 リソースアダプタが提供する管理対象オブジェクトについての定義。


















<adminobject-name> 0または1回 管理対象オブジェクト名。
リソースアダプタ内でユニークである必要があります。英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)およびアンダースコア(_)が使用できます。ただし,連続したアンダースコア(_)は使用できません。



<adminobject-interface> 1回 管理対象オブジェクトのクラスが実装するインタフェース。



<adminobject-class> 1回 管理対象オブジェクトのクラス。





<config-property> 0回以上 管理対象オブジェクトのためのコンフィグレーションプロパティの定義。


 
<description>※1 0回以上 コンフィグレーションプロパティについての説明。


 
<config-property-name> 1回 コンフィグレーションプロパティの名称。






























 














<config-property-type> 1回 adminobjectインスタンスによって要求されるコンフィグレーションプロパティのJavaタイプ。
指定できる値を次に示します。
  • java.lang.Boolean
  • java.lang.String
  • java.lang.Integer
  • java.lang.Double
  • java.lang.Byte
  • java.lang.Short
  • java.lang.Long
  • java.lang.Float
  • java.lang.Character


































  <config-property-value> 0または1回 コンフィグレーションプロパティの値。cjsetrespropコマンド,およびcjsetrarpropコマンド実行時の動作を次に示します。

<config-property-value>タグ指定なしの場合:
プロパティの情報を空に設定する。

<config-property-value>タグが指定されていて,値が空の場合:
プロパティの情報を空に設定する。

<config-property-value>タグが指定されていて,値が指定されている場合:
プロパティに指定された値を設定する。


<security-permission> 0回以上 リソースアダプタのコードから要求されるセキュリティパーミッションについての定義。※2



 


<description> 0以上※4 セキュリティパーミッションについての説明。※2

  <security-permission-spec> 1回 セキュリティポリシーファイル上のセキュリティパーミッション。※2
<resourceadapter-runtime>※3 0または1回 リソースアダプタの実行時情報。
  <property>※3 0回以上 リソースアダプタに関する独自情報。
<property>の指定が複数あり,<property-name>の設定値が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJE37600-W)が出力され,あとから定義された<property>の<property-value>の値が有効になります。
   







<property-name>※3 1回 プロパティ名。
指定できる値を次に示します。
  • MaxTPoolSize
  • MinTPoolSize
  • TPoolKeepalive
   
<property-type>※3 1回 プロパティのタイプ。
   

<property-value>※3 0または1回 プロパティ値のJava型。
    <property-default-value>※3 0または1回 プロパティ値のデフォルト値。※2

注※1
xml:lang属性を指定できます。xml:lang属性を指定しない場合は,「en(英語)」が仮定されます。なお,xml:lang属性が同じタグを複数指定できません。

注※2
cjgetrespropコマンドで出力されたものに対し,タグ名の変更,タグの追加・削除,値の変更をしてはいけません。

注※3
Connector 1.5の仕様に準拠するリソースアダプタに対してだけ指定できます。

注※4
Connector 1.0の仕様に準拠するリソースアダプタの場合,同じタグを複数指定できません。

注※5
<config-property>タグで指定できる値については,「5.11.2 <config-property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。

注※6
<property>タグに指定できる値については,「5.11.3 <property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。