Cosminexus 運用管理操作ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

5.12.1 「論理サーバの環境設定」で生成されるユーザ定義ファイル

「論理サーバの環境設定」で生成されるユーザ定義ファイルについて,J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合とバッチアプリケーションを実行するシステムの場合に分けて説明します。

●J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合

「論理サーバの環境設定」で生成されるユーザ定義ファイルを次の表に示します。なお,設定した情報を各ホストに配布するときにもこれらのファイルが配布されます。

表5-21 「論理サーバの環境設定」で生成されるユーザ定義ファイル

論理
サーバ
生成されるユーザ定義ファイル名 ファイルの概要 ファイルの格納先
SFOサーバ usrconf.properties SFOサーバを実行するために必要なJavaVMのシステムプロパティを指定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名>\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
mngagent.<実サーバ名>.properties SFOサーバで運用監視するために必要な運用監視エージェントを設定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\config\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/
mevent.<実サーバ名>.properties SFOサーバでManagementイベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\config\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/
manager.<論理サーバ名>.properties SFOサーバでJP1イベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
J2EEサーバ usrconf.cfg J2EEサーバの起動オプションが定義されたファイル。
このファイルでJavaVMの起動オプションも定義します。

  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名>\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
usrconf.properties J2EEサーバを実行するために必要なJavaVMのシステムプロパティを指定するファイル。
mngagent.<実サーバ名>.properties J2EEサーバで運用監視するために必要な運用監視エージェントを設定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\config\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/
mevent.<実サーバ名>.properties J2EEサーバでManagementイベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
manager.<論理サーバ名>.properties J2EEサーバでJP1イベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
Webサーバ httpsd.conf Webサーバを稼働させるために必要な情報が定義されているファイル。
  • Windowsの場合
    <Hitachi Web Serverインストールディレクトリ>\servers\HWS_<サーバ名>\conf\または<Hitachi Web Serverインストールディレクトリ>\conf\
  • UNIXの場合
    /opt/hitachi/httpsd/servers/HWS_<サーバ名>/conf/または/opt/hitachi/httpsd/conf/
mod_jk.conf Hitachi Web Server用のリダイレクタ定義(ログレベルなど)やURLマッピングを定義するファイル。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\web\redirector\servers\<サーバ名>\または<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\web\redirector\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/web/redirector/servers/<サーバ名>/または/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/
workers.properties ワーカの定義およびワーカごとの各パラメタを定義するファイル。
注意
Management Serverを利用する場合は,システムの一貫性を保つため,細かい設定を変更する場合でも,運用管理ポータルから実行するようにしてください。テキストエディタなどで個別にファイルを直接編集する場合には,スペルミスなどに十分注意してください。
●バッチアプリケーションを実行するシステムの場合

「論理サーバの環境設定」で生成されるユーザ定義ファイルを次の表に示します。なお,設定した情報を各ホストに配布するときにもこれらのファイルが配布されます。

表5-22 「論理サーバの環境設定」で生成されるユーザ定義ファイル

論理
サーバ
生成されるユーザ定義ファイル名 ファイルの概要 ファイルの格納先
バッチサーバ usrconf.cfg バッチサーバの起動オプションが定義されたファイル。
このファイルでJavaVMの起動オプションも定義します。

  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名>\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名>/
usrconf.properties バッチサーバを実行するために必要なJavaVMのシステムプロパティを指定するファイル。
mngagent.<実サーバ名>.properties バッチサーバで運用監視するために必要な運用監視エージェントを設定するファイル。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\config\
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/
mevent.<実サーバ名>.properties バッチサーバでManagementイベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
manager.<論理サーバ名>.properties バッチサーバでJP1イベントを発行するために必要なプロパティを指定するファイル。
注意
Management Serverを利用する場合は,システムの一貫性を保つため,細かい設定を変更する場合でも,運用管理ポータルから実行するようにしてください。テキストエディタなどで個別にファイルを直接編集する場合には,スペルミスなどに十分注意してください。