Cosminexus システム構築ガイド

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17.1 クラスタソフトウェアと連携する設定の概要

この節では,クラスタソフトウェアと連携するための設定の概要について説明します。

Cosminexusのシステムでは,クラスタソフトウェアと連携して運用することで,障害によるシステムの不稼働時間を短縮したり,障害発生時でも業務の継続を可能にしたりできます。Cosminexusでは,次に示すクラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能を使用します。

クラスタソフトウェアとの連携による系切り替えの機能は,システムの種類によって使用できる機能が異なります。

●J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合

J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合,次の表に示す機能を使用できます。

表17-1 クラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能(J2EEアプリケーションを実行するシステム)

機能 参照先
1:1系切り替えシステム アプリケーションサーバの1:1系切り替え Windowsの場合:17.2
UNIXの場合:17.6
運用管理サーバの1:1系切り替え Windowsの場合:17.3
UNIXの場合:17.7
相互系切り替え Windowsの場合:17.4
UNIXの場合:17.8
N:1リカバリシステム Windowsの場合:17.5
UNIXの場合:17.9

注※ これらのシステムは,Smart Composer機能では構築できません。運用管理ポータルを使用して,システムを構築してください。


以降の節では,上記の機能を使用するための設定方法について説明します。システムで使用する機能に応じて適宜設定してください。

●バッチアプリケーションを実行するシステムの場合

バッチアプリケーションを実行するシステムの場合,次の表に示す機能を使用できます。

表17-2 クラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能(バッチアプリケーションを実行するシステム)

機能 参照先
1:1系切り替えシステム アプリケーションサーバの1:1系切り替え Windowsの場合:17.2
UNIXの場合:17.6
相互系切り替え Windowsの場合:17.4
UNIXの場合:17.8

注※ このシステムは,Smart Composer機能では構築できません。運用管理ポータルを使用して,システムを構築してください。


以降の節では,上記の機能を使用するための設定方法について説明します。システムで使用する機能に応じて適宜設定してください。