Cosminexus システム設計ガイド

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8.5 一定期間存在するオブジェクトの扱いの検討

これまでの説明は,オブジェクトの寿命に応じて,それぞれの領域に次のように格納することを前提としてきました。

しかし,例えばHTTPセッションに対応したオブジェクトなどの場合,セッションが開始されてからタイムアウトかログアウトによって終了するまで,一定期間使用されます。このようなオブジェクトは,寿命は長くありませんが,何回かのコピーガーベージコレクションの対象になります。

メモリサイズの見積もりでは,これらのオブジェクトを,DefNew領域,Tenured領域のどちらかに格納することを前提として,見積もりをする必要があります。

ここでは,それぞれの特徴を示します。アプリケーションの種類や目的に応じて,どちらかのメモリサイズを増加させるように見積もりをしてください。

<この節の構成>
8.5.1 DefNew領域に格納する方法
8.5.2 Tenured領域に格納する方法