Cosminexus システム設計ガイド
Cosminexusのシステムでは,次のリソースが使用できます。
なお,メールコンフィグレーションまたはJavaBeansリソースを使用する場合,リソースアダプタは不要です。
ここでは,アプリケーションが接続するリソースの種類ごとに,使用するリソースアダプタについて説明します。
JDBCインタフェースを使用してデータベースと接続する場合,リソースアダプタとしてDB Connectorを使用します。DB Connectorを使用すると,サーブレット,JSP,Session Bean,Entity BeanまたはMessage-driven Beanから,JDBCインタフェースを使用してデータベースにアクセスできます。
なお,Cosminexusがリソースアダプタを使用してアクセスできるデータベースは,HiRDB,Oracle,SQL ServerまたはXDM/RD E2です。リソースアダプタを使用してデータベースにアクセスする場合の構成を,データベースの種類ごとに図に示します。
図3-16 リソースアダプタを使用してHiRDBにアクセスする場合の構成(HiRDB Type4 JDBC Driverを使用するとき)
図3-17 リソースアダプタを使用してHiRDBにアクセスする場合の構成(Cosminexus DABroker Libraryを使用するとき)
図3-18 リソースアダプタを使用してOracleにアクセスする場合の構成(Oracle JDBC Thin Driverを使用するとき)
図3-19 リソースアダプタを使用してOracleにアクセスする場合の構成(Cosminexus DABroker Libraryを使用するとき)
図3-20 リソースアダプタを使用してSQL Serverにアクセスする場合の構成
図3-21 リソースアダプタを使用してXDM/RD E2にアクセスする場合の構成(HiRDB Type4 JDBC Driverを使用するとき)
図3-22 リソースアダプタを使用してXDM/RD E2にアクセスする場合の構成(Cosminexus DABroker Libraryを使用するとき)
JMSインタフェースを使用してデータベースと接続する場合,リソースアダプタとしてDB Connector for Cosminexus RMを使用します。DB Connector for Cosminexus RMは,Cosminexus RMと連携するためのリソースアダプタです。Cosminexus RMを使用すると,サーブレット,JSP,Session Bean,Entity BeanまたはMessage-driven Beanから,JMSインタフェースを使用してデータベース上に実現したキューにアクセスできます。この場合,J2EEサーバ上では,Cosminexus RMのライブラリが動作して,キューのデータはデータベースに保存されます。なお,Cosminexus RMはApplication Serverの構成ソフトウェアです。
Cosminexus RMを使用してデータベースにアクセスする場合の構成を,HiRDBにアクセスする場合と,Oracleにアクセスする場合に分けて,図に示します。
図3-23 Cosminexus RMを使用してHiRDBにアクセスする場合の構成
図3-24 Cosminexus RMを使用してOracleにアクセスする場合の構成
OpenTP1のメッセージキューイング機能であるTP1/Message Queueと接続する場合,リソースアダプタとしてTP1/Message Queue - Accessを使用します。TP1/Message Queue - Accessを使用すると,サーブレット,JSP,Session Bean,Entity BeanまたはMessage-driven Beanから,JMSインタフェースを使用してTP1/Message Queueにアクセスできます。この場合,J2EEサーバと同じマシンに,TP1/Message Queue - Accessが必要となります。
リソースアダプタを使用してTP1/Message Queueにアクセスする場合の構成を,次の図に示します。
図3-25 リソースアダプタを使用してTP1/Message Queueにアクセスする場合の構成
OpenTP1のSPP(サービス提供プログラム:Service Providing Program)と接続する場合,リソースアダプタとしてuCosminexus TP1 ConnectorおよびTP1/Client/Jを使用します。uCosminexus TP1 ConnectorおよびTP1/Client/Jを使用すると,サーブレット,JSP,Session Bean,Entity BeanまたはMessage-driven Beanから,OpenTP1のSPPにアクセスできます。このとき,J2EEサーバと同じマシンに,uCosminexus TP1 ConnectorおよびTP1/Client/Jが必要となります。
リソースアダプタを使用してOpenTP1のSPPにアクセスする場合の構成を,次の図に示します。
図3-26 リソースアダプタを使用してOpenTP1のSPPにアクセスする場合の構成
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