JP1/ServerConductor/Control Manager

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12.1 対処の手順

Control Managerでトラブルが発生した場合の対処の手順を次に示します。

<この節の構成>
(1) 現象の確認
(2) 資料の採取

(1) 現象の確認

トラブルが発生したときの現象を確認してください。メッセージが出力されている場合は,メッセージの内容を確認してください。各メッセージの要因と対処方法については,「付録C メッセージ」を参照してください。

(2) 資料の採取

トラブルの要因を調べるために資料の採取が必要です。次に示す情報のフォルダ下のフォルダ,ファイルをすべて採取してください。

Control Managerのログ情報
<CMパス>\log
このフォルダには,システムの稼働情報やエラー処理に関するトレースログなどが出力されます。トレースログについては,「12.2 トレースログの採取」を参照してください。

Control Managerが使用するプログラムのログ情報
<CMパス>\bin\log
<Hitachi Web Server格納フォルダ>\CC\web\containers\ControlManager\logs
データベースシステム格納フォルダ\SPOOL
このフォルダには,Control Managerが使用するプログラムの情報が出力されます。

BSMのログ情報
<BSMインストール先フォルダ>\log
このフォルダには,BSMの稼働状況やエラー処理に関する情報が出力されます。

ワトソン博士で出力されたログ情報
Windows 2000の場合
<システムドライブ>\Documents and Settings\All Users\Documents\DrWatson\drwtsn32.log
 
Windows Server 2003,Windows Server 2003 R2の場合
<システムドライブ>\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\Dr Watson\drwtsn32.log
 
Windows Server 2008の場合
このログは取得できません。
 
このファイルには,問題のあるプログラム,トラブルの要因の詳細な説明およびトラブルの解決法が出力されます。トラブルの要因を調べるために,ワトソン博士を使用できるように設定しておいてください。また,ワトソン博士のログファイルが出力されるように,ワトソン博士のオプションの[既存のログファイルに追加]チェックボックスをチェックしておいてください。ワトソン博士の使用方法については,OS付属のマニュアルなどを確認してください。

イベントログ情報
次に示す情報をすべて採取してください。
  • アプリケーションログ
  • システムログ
これらの資料は次の二つの形式で採取してください。
  • テキスト形式またはCSV形式
  • イベントログ形式(.evtまたは.evtx)
 
イベントログの採取方法を次に示します。
【Window 2000の場合】
  1. イベントビューアを起動する
  2. 左ペインの[アプリケーションログ]を選択して右クリックする
  3. [ログファイルの名前を付けて保存]を選択する
  4. [ファイルの種類]でテキスト形式またはCSV形式を選択して保存する
  5. もう一度,[ログファイルの名前を付けて保存]を選択する
  6. [ファイルの種類]でイベントログ形式を選択して保存する
  7. 左ペインの[システムログ]を選択して右クリックする
  8. [ログファイルの名前を付けて保存]を選択する
  9. [ファイルの種類]でテキスト形式またはCSV形式を選択して保存する
  10. もう一度,[ログファイルの名前を付けて保存]を選択する
  11. [ファイルの種類]でイベントログ形式を選択して保存する
 
【Windows Server 2003,Windows Server 2003 R2の場合】
  1. イベントビューアを起動する
  2. 左ペインの[アプリケーション]を選択して右クリックする
  3. [ログファイルの名前を付けて保存]を選択する
  4. [ファイルの種類]でテキスト形式またはCSV形式を選択して保存する
  5. もう一度,[ログファイルの名前を付けて保存]を選択する
  6. [ファイルの種類]でイベントログ形式を選択して保存する
  7. 左ペインの[システム]を選択して右クリックする
  8. [ログファイルの名前を付けて保存]を選択する
  9. [ファイルの種類]でテキスト形式またはCSV形式を選択して保存する
  10. もう一度,[ログファイルの名前を付けて保存]を選択する
  11. [ファイルの種類]でイベントログ形式を選択して保存する
 
【Windows Server 2008の場合】
  1. イベントビューアを起動する
  2. 左ペインの[Windowsログ]のツリーを展開し,[アプリケーション]を選択して右クリックする
  3. [イベントに名前を付けて保存]を選択する
  4. [ファイルの種類]でテキスト形式またはCSV形式を選択して保存する
  5. もう一度,[イベントに名前を付けて保存]を選択する
  6. [ファイルの種類]でイベントログ形式を選択して保存する
  7. [表示情報]ダイアログボックス(設定はデフォルトのまま)で[OK]ボタンをクリックする
  8. 左ペインの[Windowsログ]のツリーを展開し,[システム]を選択して右クリックする
  9. [イベントに名前を付けて保存]を選択する
  10. [ファイルの種類]でテキスト形式またはCSV形式を選択して保存する
  11. もう一度,[イベントに名前を付けて保存]を選択する
  12. [ファイルの種類]でイベントログ形式を選択して保存する
  13. [表示情報]ダイアログボックス(設定はデフォルトのまま)で[OK]ボタンをクリックする