JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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3.4.1 ディレクトリ情報の取得手順

ディレクトリ情報を取得するには,パラメタファイルおよびマップファイルを作成したあと,dcmadsyncコマンドを実行します。

<この項の構成>
(1) パラメタファイルの作成
(2) マップファイルの作成
(3) dcmadsync.exe(ディレクトリ情報取得コマンド)の実行

(1) パラメタファイルの作成

ディレクトリ情報を取得するActive Directoryのホスト名,ポート番号などのActive Directoryと接続するための情報,およびActive Directoryから取得する項目を,パラメタファイルに定義します。パラメタファイルには,Active Directoryで管理されている属性名を指定します。属性名は,実際にActive Directoryで管理されている情報から抽出します。

パラメタファイルを作成するときは,サンプルで提供されているパラメタファイルを利用すると便利です。エクスポートしたActive Directoryの情報に合わせて,サンプルのパラメタファイルを編集することをお勧めします。

パラメタファイルの作成方法については,「3.4.2 パラメタファイルの作成」を参照してください。

(2) マップファイルの作成

Active Directoryから取得した項目を,配布管理システムの画面上で表示するための表示名を,マップファイルに定義します。マップファイルの作成は必須ではありませんが,省略すると配布管理システムの画面上にコンピュータの情報が表示されないため,作成することをお勧めします。マップファイルを作成しない場合,コンピュータの情報は表示されませんが,ジョブのあて先には指定できます。

また,マップファイルに定義する表示名は,配布管理システムで統一した名称になるようにしてください。

マップファイルを作成するときは,サンプルで提供されているマップファイルを編集して利用できます。

マップファイルの作成方法については,「3.4.3 マップファイルの作成」を参照してください。

(3) dcmadsync.exe(ディレクトリ情報取得コマンド)の実行

マップファイルの取り込み,パスワードの変換,およびパラメタファイルの定義に従ったディレクトリ情報の取得を,dcmadsyncコマンドで実行します。

パラメタファイルにはパスワードを記載するため,ディレクトリ情報を取り込む前に,dcmadsyncコマンドでパスワードを変換します。

dcmadsyncコマンドの実行方法については,「3.4.4 dcmadsync.exe(ディレクトリ情報取得コマンド)の実行」を参照してください。