JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
(1) DBMSの環境が誤っているか,または破壊されている
- 次の四つの要因が考えられます。
- DBMSクライアントのDLLが読み込まれない。
- DBMSドライバがない。
- DBMSがネットワーク上の資産管理サーバへ到達していない。
- DBMSへの同時接続数が超過している。
設定した内容が正しいか確認してください。また,資産管理サーバと資産管理データベースサーバを分散している場合,DBMSのクライアント環境がインストールされているか確認してください。
- ネットワークの設定が,DBMSサーバまたはそれを含むネットワークに到達できない設定になっている可能性があります。
DBMSサーバへの通信路を確認してください。
(2) 資産管理データベースへの接続がエラーになる
- DBMSサーバが起動されていない,閉塞中,または停止仕掛かり中である可能性があります。
DBMSが正しく運用されているかを確認してください。
- ネットワークの設定が,DBMSサーバまたはそれを含むネットワークに到達できない設定になっている可能性があります。
DBMSサーバへの通信路を確認してください。
- 接続時に指定したユーザIDまたはパスワードに誤りがある可能性があります。
ユーザIDまたはパスワードが正しいかを確認してください。
- DBMSサーバのトラブルによるタイムアウト,リソース不足などの可能性があります。
DBMSの稼働状態を確認してください。
(3) スクリプトの実行でエラーになる
- ディスクが満杯である可能性があります。
ディスクスペースを割り当てたドライブの空き容量または増分の有無と上限値を確認してください。
- トランザクションログが満杯である可能性があります。
Asset Information Managerのログにトランザクションログの満杯を示すメッセージが出力されている場合には,DBMSのトランザクションログの設定を確認してください。この場合,トランザクションログの取得を中止するか,または定期的にバックアップを取得する運用にすることをお勧めします。
- 排他制御によるロックエラーまたはデータベース接続のタイムアウトの可能性があります。
DBMSの稼働状態を確認してください。
- 次の五つの要因が考えられます。
- 要求内容の権限に誤りがある
- スクリプトのバッファのオーバーフローが発生している
- スクリプトの構文が誤っている
- ディスクのI/Oエラーが発生している
- 対象のテーブルが存在しない
カスタマイズ前の環境に戻してください。
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