JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
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6.2.1 タスク「ノード情報の取込み」を有効にする
Network Node Managerで取得したノード情報を資産管理データベースに登録するには,Windowsのタスクスケジューラに登録されているタスク「ノード情報の取込み」を有効にします。デフォルトでは,無効になっています。
タスクを有効にすると,毎週金曜日の午前5時30分に処理が実行されます。
タスクを有効にする手順については,「5.9.2(1) タスクを有効にする」を参照してください。
[サーバセットアップ]ダイアログで,[監視図]ボタンを表示する設定にすると,Network Node Managerからノード情報を取得するときに,「NNM選択名」を取得します。そのため,[監視図]ボタンを表示しない場合と比べて,ノード情報の取得に時間が掛かります。
- <この項の構成>
- (1) ノード情報を取得する際の注意事項
- (2) 機器種別の判定方法
ノード情報を登録する際の注意事項を次に示します。
- タスクが実行されるときに,Network Node Managerのサービスが起動していないと,ノード情報が取り込まれません。
- Network Node Managerで取得したノード情報は,「MACアドレス」をキーとしています。そのため,「MACアドレス」に該当する,Network Node Managerの「SNMP ifPhysAddr」フィールドがNULLの場合,そのオブジェクトの情報は登録されません。
- 資産管理データベースに登録されている情報として,該当する機器が2台以上存在する場合,登録日が最新の情報が更新されます。
- 該当する機器が資産管理データベースに存在しなかった場合,資産情報,ハードウェア資産情報,ネットワーク情報が作成されます。
このとき,資産番号は自動採番されます。また,IPアドレスが取得できた場合は,そのIPアドレスが割り当てられます。
- 機器の種類によって,既存の情報を更新するかどうかが異なります。
資産管理データベースに登録されている機器種別と,Network Node Managerから取得した機器種別での更新処理の違いを次の表に示します。
| 既存の情報の機器種別 |
取得した情報の機器種別 |
| システム装置 |
ネットワーク装置 |
システム装置
(JP1/NETM/DMから取得した情報) |
× |
− |
| システム装置(その他) |
○ |
○ |
| ネットワーク装置 |
○ |
○ |
- (凡例)
- ○:機器種別も含めて更新される
- ×:更新されない
- −:該当しない
(2) 機器種別の判定方法
Network Node Managerから取得できるのは,機器種別が「PC」,「HUB」,「ルータ」の情報です。それ以外の機器は,「ネットワーク機器」として登録されます。Network Node Managerで情報を収集する機器種別を追加しても,資産管理データベースには登録されません。
Network Node Managerから取得したノード情報は,次のように機器種別が判定されます。
- ノード情報のフィールド名「isComputer」が「真」の場合は,機器種別「PC」として登録されます。
- ノード情報のフィールド名「isConnector」および「isHub」が「真」の場合は,機器種別「HUB」として登録されます。
- ノード情報のフィールド名「isConnector」および「isRouter」が「真」の場合は,機器種別「ルータ」として登録されます。
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