JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
Windowsのタスクスケジューラでの,タスクの有効と無効の切り換え,タスクの実行スケジュールの変更,およびタスクの削除の手順について次に示します。
Windowsのタスクスケジューラに作成されたAsset Information Managerのタスクは,デフォルトでは無効になっているので,使用するには,タスクを有効にする必要があります。使用しないタスクは無効にできます。
また,Windows Server 2003 (x64)でタスクを使用する場合は,「実行するファイル名」を変更する必要があります。
タスクスケジューラに登録されているタスクの有効,無効を切り換える手順を次に示します。
各タスクの「実行するファイル名」の指定内容を次の表に示します。
なお,表中の「<WINDOWS>」および「<INSTALL>」はそれぞれ次のフォルダを示しています。
表5-15 各タスクの「実行するファイル名」の指定内容
タスクの名称 | 「実行するファイル名」の指定内容 |
---|---|
データメンテナンス | "<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\DataMaintenance.txt" |
期限切れ契約情報通知 | "<WINDOWS>\system32\cscript.exe" "<INSTALL>\exe\jamexpiration.vbs" |
ライセンス超過通知 | "<WINDOWS>\system32\cscript.exe" "<INSTALL>\exe\jamLicenseOver.vbs" |
ライセンスの集計 | "<WINDOWS>\system32\cscript.exe" "<INSTALL>\exe\jamSoftwareAddUp.vbs" |
許可外インストール通知 | "<WINDOWS>\system32\cscript.exe" "<INSTALL>\exe\jamPermitInstall.vbs" |
履歴情報の削除 | "<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\RemoveRecord.txt" -s TARGET=A -s MONTH=6 |
インベントリ情報の取込み | "<INSTALL>\exe\jamTakeDMInventory.bat" |
操作履歴の取込み | "<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\TakeClientOperation.txt" |
ディレクトリ情報の取込み | "<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\DMDirectory.txt" |
ソフトウェア稼働情報の取込み | "<INSTALL>\exe\jamTakeLLInformation1.bat" |
ノード情報の取込み | "<INSTALL>\exe\jamTakeNodeData.bat" |
WSUS任意タイミング同期 | "<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\SyncUpdates.txt" |
WSUS更新プログラム通知 | "<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\ScanNewUpdates.txt" |
タスクを実行する日時を変更できます。また,スケジュールを追加することもできます。
不要なタスクを削除する手順を次に示します。
タスクの実行結果は,Windowsのコントロールパネルで,「タスク」アイコンをダブルクリックすると表示される,タスクスケジューラの画面で確認します。
タスクスケジューラの画面を詳細表示に切り換えて,「前回の結果」に表示される戻り値を確認してください。なお,内容の詳細はASTMESn.logを参照してください。
各戻り値の内容を次の表に示します。
戻り値 | 内容 |
---|---|
0x0 | 正常終了。 |
0x1 | 該当するデータが存在しません。 |
0x2以上 | そのほかのエラーで終了しました。 |
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