JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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5.9.2 タスクの設定手順

Windowsのタスクスケジューラでの,タスクの有効と無効の切り換え,タスクの実行スケジュールの変更,およびタスクの削除の手順について次に示します。

<この項の構成>
(1) タスクを有効にする
(2) タスクのスケジュールの変更
(3) タスクの削除
(4) タスクの実行結果

(1) タスクを有効にする

Windowsのタスクスケジューラに作成されたAsset Information Managerのタスクは,デフォルトでは無効になっているので,使用するには,タスクを有効にする必要があります。使用しないタスクは無効にできます。

また,Windows Server 2003 (x64)でタスクを使用する場合は,「実行するファイル名」を変更する必要があります。

タスクスケジューラに登録されているタスクの有効,無効を切り換える手順を次に示します。

  1. Windowsのコントロールパネルで,「タスク」アイコンをダブルクリックする。
    タスクスケジューラの画面が表示されます。
  2. 有効(または無効)にしたいタスクを選択して,プロパティを表示する。
    選択したタスクのプロパティダイアログが表示されます。
  3. 「タスク」タブの「実行する(スケジュールされたタスクは指定の時間に実行されます)」チェックボックスをチェックする。
    無効にしたい場合は,このチェックボックスのチェックを外します。
  4. Windows Server 2003 (x64)を使用する場合は,「実行するファイル名」を変更する。
    次のタスクを使用する場合は,「%windir%system32\cscript.exe」を「%windir%syswow64\cscript.exe」に変更してください。
    • 期限切れ契約情報通知
    • ライセンス超過通知
    • ライセンスの集計
    • 許可外インストール通知
    それ以外の場合は,「実行するファイル名」に指定されている内容は変更しないでください。
  5. [OK]ボタンをクリックする。
    タスクが有効(または無効)になって,タスクのプロパティダイアログが閉じます。
    タスクの実行結果は,Windowsのコントロールパネルで,「タスク」アイコンをダブルクリックすると表示される,タスクスケジューラの画面で確認します。
    タスクスケジューラの画面を詳細表示に切り換えて,「前回の結果」に表示される戻り値を確認してください。なお,内容の詳細はASTMESn.logを参照してください。

各タスクの「実行するファイル名」の指定内容を次の表に示します。

なお,表中の「<WINDOWS>」および「<INSTALL>」はそれぞれ次のフォルダを示しています。

(2) タスクのスケジュールの変更

タスクを実行する日時を変更できます。また,スケジュールを追加することもできます。

(3) タスクの削除

不要なタスクを削除する手順を次に示します。

  1. Windowsのコントロールパネルで,「タスク」アイコンをダブルクリックする。
    タスクスケジューラの画面が表示されます。
  2. 削除したいタスクを選択して,「ファイル」−「削除」を選択する。
    選択したタスクが削除されます。

(4) タスクの実行結果

タスクの実行結果は,Windowsのコントロールパネルで,「タスク」アイコンをダブルクリックすると表示される,タスクスケジューラの画面で確認します。

タスクスケジューラの画面を詳細表示に切り換えて,「前回の結果」に表示される戻り値を確認してください。なお,内容の詳細はASTMESn.logを参照してください。

各戻り値の内容を次の表に示します。

戻り値 内容
0x0 正常終了。
0x1 該当するデータが存在しません。
0x2以上 そのほかのエラーで終了しました。