JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
Microsoft SQL Serverインストールウィザードによるフェールオーバークラスタのセットアップが必要です。ここでは,Microsoft SQL Server 2000を例に説明します。
クラスタを構成する実行系サーバのローカルディスクにMicrosoft SQL Serverをインストールする際,次の項目を設定してください。フェールオーバークラスタのセットアップが実行されます。
待機系サーバの設定は,実行系のサーバのインストール時に,自動的に実行されます。Microsoft SQL Serverのインストールおよびセットアップ方法の詳細については,Microsoft SQL Serverのマニュアルを参照してください。
なお,Microsoft SQL Serverをクラスタシステム環境で使用する場合,Microsoft SQL ServerとMicrosoft SQL Serverクライアント間の通信には,TCP/IPを使用することをお勧めします。
クラスタを構成する実行系サーバ,待機系のそれぞれのローカルディスクに対して,Asset Information ManagerのEmbedded RDBをインストールすることによってセットアップを実行します。インストールする際は,実行系と待機系で同じ設定にしてください。
また,データベース作成時に自動的に作成されるODBCデータソースのPDHOSTを論理ホスト名に変更する必要があります。ODBCデータソースの名称は,[サーバセットアップ]ダイアログで設定したデータベース情報のサービス名です。
クラスタを構成する実行系サーバ,待機系サーバのそれぞれのローカルディスクに,ORACLEサーバを構成するソフトウェアおよびORACLE Fail Safe Serverをインストールしてください。
そのあと,ORACLE Fail Safe Managerでクラスタ化サービスをセットアップします。
また,ORACLEデータベース・インスタンスは,共用ディスク上に作成してください。ORACLEクラスタ環境のセットアップ方法の詳細については,ORACLEのFail Safeについてのマニュアルを参照してください。
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