JP1/Performance Management - Analysis
PFM - Analysis Managerの動作に必要な条件を定義します。このファイルを変更した場合は,PAM - Analyzeサービス,PAM - Collectサービス,PAM - Defineサービスを再起動してください。ただし,[Command]セクションの値だけを変更した場合は,サービスを再起動する必要はありません。
- <この項の構成>
- (1) 書式
- (2) 定義内容
- (3) 定義例
(1) 書式
[Server Port]
srvport_cold=収集用ポート番号
srvport_defd=設定用ポート番号
srvport_alsd=分析用ポート番号
[Metric]
mtr_interval={1|3|5|6|10|12|15|20|30|60}
mtr_holddate=詳細メトリックの保持期間
smryz_interval={1|3|6|12|24}
smryz_holddate=サマライズメトリックの保持期間
mtr_autodel_flag={Y|N}
mtr_autodel_interval=メトリック値の自動削除処理の実行間隔
msg_holddate=警告メッセージの保持期間
[System Log]
printlog_flag={Y|N}
[Analysis]
number_of_BAs=Bottleneck Analyzerの同時接続数
system_config_tree_unify={Y|N}
[Command]
auto_service_stop={Y|N}
(2) 定義内容
- Server Portセクション
- PFM - Analysis Managerが使用するポート番号を定義します。なお,ほかのデーモンやプログラムと同じポート番号は設定できません。ホスト内でユニークな番号を設定してください。
表11-5 Server Portセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 srvport_cold
((1〜65535))《20296》− 収集用のポート番号を指定します。 srvport_defd
((1〜65535))《20298》− 設定用のポート番号を指定します。 srvport_alsd
((1〜65535))《20297》− 分析用のポート番号を指定します。
- (凡例)
- −:オプション項目
- Metricセクション
- メトリックの収集および管理に関する設定をします。
表11-6 Metricセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 mtr_interval
((1,3,5,6,10,12,15,20,30,60))《3》− 詳細メトリックの時間粒度を,分単位で指定します。 mtr_holddate
((1〜365))《30》− 詳細メトリックを保存する期間を,日単位で指定します。ここで指定した期間を過ぎたメトリックは,自動的に削除されます。 smryz_interval
((1,3,6,12,24))《1》− サマライズメトリックの時間粒度を,時間単位で指定します。 smryz_holddate
((1〜1460))《365》− サマライズメトリックを保存する期間を,日単位で指定します。 mtr_autodel_flag
((YまたはN))《Y》− メトリック値を,自動的に削除するかどうか設定します。削除する場合は「Y」を,削除しない場合は「N」を指定します。 mtr_autodel_interval
((1〜1440))《30》− メトリック値の自動削除の実行間隔を,分単位で指定します。通常は変更する必要はありません。 msg_holddate
((1〜1460))《mtr_holddateとsmryz_holddateのうち,大きい方の値》− 警告メッセージを保存する期間を,日単位で指定します。詳細メトリックの保存期間と同じ値(詳細メトリックの保存期間はデフォルトで30日)を指定することをお勧めします。
- (凡例)
- −:オプション項目
- System Logセクション
- ログの出力に関する設定をします。
表11-7 System Logセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 printlog_flag
((YまたはN))《N》− イベントログを出力するかどうか設定します。出力する場合は「Y」を,出力しない場合は「N」を指定します。なお,PAMDBが出力するメッセージは,この指定が適用されず出力されます。
- (凡例)
- −:オプション項目
- Analysisセクション
- 分析に関する設定をします。
表11-8 Analysisセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 number_of_BAs
((1〜100))《10》− Bottleneck Analyzerの同時接続数を指定します。 system_config_tree_unify
((YまたはN))《N》− Bottleneck Analyzerで表示するシステム構成ツリーの履歴を統合するかどうかを指定します。どの日時を指定しても最新のシステム構成ツリーが表示されるようにする場合は「Y」を,指定された日時に対応した(登録されていた)システム構成ツリーを表示する場合は「N」を指定してください。
- (凡例)
- −:オプション項目
- 注
- number_of_BAsは現在無効です。設定しないでください。
- Commandセクション
- PFM - Analysis Managerのコマンドに関する設定をします。
表11-9 Commandセクションの定義内容
キー名 必須 指定する値 auto_service_stop
((YまたはN))《Y》− コマンド実行時にPAM - PAMDB以外のPFM - Analysis Managerのサービスを停止しておく必要があるコマンドについて,サービスを自動的に停止させるかどうかを指定します。PAM - PAMDB以外のPFM - Analysis Managerのサービスがコマンド実行時に動作していたとき,自動的にサービスを停止させる場合は「Y」を,コマンドの実行を中止させる場合は「N」を指定します。なお,クラスタ環境で運用する場合は,必ず「N」を指定してください。なお,バッチファイルで提供されているコマンドには,この指定が適用されません。
- (凡例)
- −:オプション項目
(3) 定義例
PFM - Analysis Manager動作条件定義ファイルの定義例を次に示します。この定義例では,詳細メトリックの時間粒度を5分,詳細メトリックの保存期間を60日(2か月)に変更しています。また,警告メッセージの保持期間も詳細メトリックの保存期間に合わせて60日に変更しています。
[Server Port] srvport_cold=20296 srvport_defd=20298 srvport_alsd=20297 [Metric] mtr_interval=5 mtr_holddate=60 smryz_interval=1 smryz_holddate=365 mtr_autodel_flag=Y mtr_autodel_interval=30 msg_holddate=60 [System Log] printlog_flag=N [Command] auto_service_stop=Y
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.