JP1/Performance Management - Analysis
PFM - Analysisの監視システムは,オブジェクトを階層的に管理することからシステム構成ツリーともいいます。また,オブジェクトを含め,監視システムを構成する要素をシステム構成要素またはツリー構成要素といいます。
PFM - Analysisのシステム構成ツリーおよびツリー構成要素を次の図に示します。
図2-1 PFM - Analysisのシステム構成ツリー
ツリー構成要素について説明します。
- ルート
- システム構成ツリーの最上位の要素です。複数のビューをまとめます。
- ビュー
- 複数のシステムをまとめるための要素です。ルートの下に作成できます。Bottleneck Analyzerでは,ビュー単位に表示,非表示を切り替えます。
- システム
- 複数のオブジェクトをまとめるための要素です。Webシステムやメールシステムなど,業務上関連があるオブジェクトをまとめます。ビューの下に作成できます。なお,システムは相関分析の基本単位となります。
- グループ
- 複数のオブジェクトをまとめるための要素です。Webサーバグループや,DBサーバグループなどのように,必要に応じて関連性のあるオブジェクトをまとめます。システムの下,またはグループの下に作成できます。
- オブジェクト
- PFM - Analysisの監視対象です。オブジェクトには,サービスオブジェクト,ホストオブジェクト,アプリケーションオブジェクトの三つがあります。サービスオブジェクトおよびホストオブジェクトは,システムまたはグループの下に作成できます。アプリケーションオブジェクトは,システム,グループまたはホストオブジェクトの下に作成できます。
監視システム構成の定義例を次に示します。
図2-2 監視システム構成の定義例
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.