JP1/Performance Management - Agent Option for OpenTP1

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1.1.4 OpenTP1の運用上の問題点を通知できます

PFM - Agent for OpenTP1で収集したパフォーマンスデータは,OpenTP1のパフォーマンスをレポートとして表示するのに利用できるだけでなく,OpenTP1を運用していて問題が起こったり,障害が発生したりした場合にユーザーに警告することもできます。

例えば,RPCタイムアウトの発生件数が50回を上回った場合,ユーザーにEメールで通知するとします。このように運用するために,「RPCタイムアウトの発生件数が50回を上回る」を異常条件のしきい値として,そのしきい値に達した場合,Eメールをユーザーに送信するように設定します。しきい値に達した場合に取る動作を「アクション」と呼びます。アクションには,次の種類があります。

しきい値やアクションを定義したものを「アラーム」と呼びます。一つ以上のアラームを一つのテーブルにまとめたものを「アラームテーブル」と呼びます。アラームテーブルを定義したあと,PFM - Agent for OpenTP1と関連づけます。アラームテーブルとPFM - Agent for OpenTP1とを関連づけることを「バインド」と呼びます。バインドすると,PFM - Agent for OpenTP1によって収集されているパフォーマンスデータが,アラームで定義したしきい値に達した場合,ユーザーに通知できるようになります。

このように,アラームおよびアクションを定義することによって,OpenTP1の運用上の問題を早期に発見し,対処できます。

アラームおよびアクションの設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。

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