JP1/Performance Management リファレンス
形式
jpcdbctrl dmconvert -d バックアップディレクトリ
機能
jpcdbctrl dmconvertコマンドは,バックアップデータのデータモデルをコンバートするコマンドです。コンバートすると,バックアップデータのデータモデルバージョンは,現在インストールされているPFM - Agentのデータモデルバージョンと同一のバージョンになります。
コマンドを実行できるホスト
- PFM - Manager
- PFM - Agent
実行権限
- Windowsの場合
- Administrators権限を持つユーザー
- UNIXの場合
- rootユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
- /opt/jp1pc/tools/
引数
-d バックアップディレクトリ
データモデルバージョンをコンバートするバックアップディレクトリ名を指定します。バックアップディレクトリ名に次の文字は指定できません。
; , * ? ' " < > |これらの文字を含まない1〜214バイトの相対パスまたは絶対パスで指定してください。相対パスの場合は,コマンド実行時のカレントディレクトリからの相対パスを指定してください。
注意事項
- データモデルのバージョンダウンはできません。
- jpcdbctrl dmconvertコマンドは,-dオプションに指定するバックアップデータのStoreバージョンが2.0のときだけ実行できます。
- バックアップデータと同じプロダクトIDのエージェントがインストールされていない場合はエラーになります。
- バックアップデータのデータモデルバージョンが,インストールされているエージェントのデータモデルバージョンよりも大きい場合はエラーになります。
- バックアップデータは,Storeバージョンが2.0のときにバックアップしたものである必要があります。
戻り値
0 正常終了した。 1 引数の指定に誤りがある。 2 コマンドの実行権限がない。 4 Storeサービスが起動している,またはほかのコマンドがStoreディレクトリにアクセスしている。 5 指定されたPFM - Agentがインストールされていない。 100 Performance Managementの環境が不正である。 102 指定された論理ホストまたはインスタンスがセットアップされていない。 200 メモリーが不足している。 210 ディスク容量が不足している。 211 ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。 230 内部コマンドの実行に失敗した。 255 予期しないエラーが発生した。
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