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1.7.3 アラームの新規作成および編集画面

新しいアラームを作成したり,既存のアラームの定義内容を変更したりする画面です。[アラーム階層]画面のメソッドフレームで[新規アラーム]または[編集]メソッドを選択すると,アラームの新規作成または編集画面に遷移します。

図1-61 アラームの新規作成および編集画面の遷移

[図データ]

それぞれの画面について説明します。

<この項の構成>
(1) [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面
(2) [新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面
(3) [新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面
(4) [新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面

(1) [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面

アラームの基本情報を設定する画面です。

表示項目について説明します。

[プロダクト]
アラーム作成対象のPFM - Agentの種類(プロダクト)が表示されます。
この項目は,変更できません。

[アラームテーブル名]
アラーム作成対象のアラームテーブル名が表示されます。
この項目は,変更できません。

[アラーム名]
アラーム名を20バイト以内の全角文字,半角英数字,または半角記号 % - ( ) _ . / @ [ ] スペース文字で指定します。

[アラームメッセージテキスト]
アラームの発生時に[イベントモニター]画面に表示させるメッセージ,またはSNMPトラップに送信するメッセージを,255バイト以内の全角または半角文字で設定します。この項目は省略できます。
また,変数を指定すると,アラームの関連情報を表示できます。
指定できる変数を次の表に示します。
変数 説明
%AIS [アラーム名]に設定したアラーム名が表示される。
%ANS このアラームを定義したアラームテーブルをバインドしているエージェント名が表示される。
%ATS このアラームを定義したアラームテーブル名が表示される。
%CVS[n][.p]※1※2※3 アラーム通知の対象となった(条件式を満たした)測定値が表示される。
  • n※4
    [新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面で,条件式を複数指定した場合のフィールドの位置を,1以上の数値で指定する。先頭フィールドは1を指定する。ただし0または条件式の数より大きい値を指定した場合は先頭フィールドの測定値が表示される。
  • p※4
    表示したい小数部のけた数(四捨五入して表示)を指定する。

アラーム条件式が次の場合にMbytes Free %を%CVSで評価したいときは%CVS2とする必要があります。
(Mbytes Free % < "5"
AND File System <> "/usr")
AND File System <> "/cdrom"
このとき,評価順序は次のようになります。
(Mbytes Free % < "5" 2番目
AND File System <> "/usr") 3番目
AND File System <> "/cdrom" 1番目

上から%CVSで評価する場合はアラーム条件式を次のようにしてください。
Mbytes Free % < "5"
(AND File System <> "/usr"
AND File System <> "/cdrom")
このとき,評価順序は次のようになります。
Mbytes Free % < "5" 1番目
(AND File System <> "/usr" 2番目
AND File System <> "/cdrom") 3番目
%HNS このアラームを定義したアラームテーブルをバインドしているエージェントのホスト名が表示される。
%PTS [プロダクト]に設定したプロダクト名が表示される。
%SCS メッセージ出力の対象となったアラーム状態が表示される。
%SCT アラーム評価をしたエージェントのホストのシステム時刻が表示される。
注※1 複数インスタンスレコードを使用したアラーム定義で,アラームの状態が異常または警告から正常に変化した場合,条件式を満たした測定値が存在しません。このため,変数%CVSは「<OK>」という文字列に置換されます。
注※2 変数%CVSで展開される文字列の最大長は79バイトになります。
注※3 変数%CVSで置換される文字列に"|"が含まれる場合,"|"より後ろの部分は切り捨てます。
注※4 指定できる値のけた数は5けたまでです。6けた以上の値を指定した場合は6けた目以降の文字列は展開されないで,アラーム通知時のメッセージにそのまま表示されます。
  
注意
変数を値に置換したあとのメッセージテキストの長さが255バイトを超える場合,アラームが通知されるタイミングでAgent Collectorサービスが下記のメッセージを出力します。
KAVE00184-W 変数展開後の文字数が値フィールドの制限文字数を超えています(service=サービスID, alarm table=アラームテーブル名, alarm=アラーム名)
この場合,メッセージテキストに指定する文字列や%CVSに指定するけた数を255バイトに収まるように調節してください。

[値の存在を監視するアラームとする]
任意のフィールドに値があるかどうかを監視し,値がない場合に異常アラームを通知したいときにチェックします。この機能を使用すると,重要なプログラムが稼働していない場合にアラームを通知(プロセスが実行されているかどうかを監視)できます。すべてのプロダクトで使用できます。デフォルトは,チェックされていません。
アラームの新規作成時だけチェックできます。

[アラームを有効にする]
アラーム作成後,アクティブ設定しないですぐにアラームをアクティブにしたい場合にチェックします。デフォルトは,チェックされています。

[常にアラーム通知する]
条件式を満たしていたら常にアラーム通知する場合にチェックします。
チェックすると,アラーム評価のたびに条件式を満たしているかどうかが監視されます。「異常」または「警告」の条件式を満たすと,アラームが通知されます。条件式に満たない(正常な)場合,アラームは通知されません。
また,この項目をチェックしている場合は,エージェントの状態変更が監視されないため,エージェントイベントは発行されません。
この項目をチェックしない場合は,前回の評価から状態に変化があったときだけアラームが通知されます。例えば,前回の評価が異常(赤)で今回の評価も異常(赤)の場合,アラームは通知されません。
デフォルトは,チェックされていません。

[すべてのデータを評価する]
複数行のレコード(複数インスタンスレコード)の場合で,収集されたすべてのデータを評価したいときにチェックします。
チェックされていない場合,最も悪い状態をとるレコードの,最初に評価されたデータだけをアラーム通知します。デフォルトは,チェックされていません。
 
[常にアラーム通知する]および[すべてのデータを評価する]の,それぞれのチェックの有無によってアラーム評価(通知)がどのように実行されるかを,レコードタイプごとに次の表に示します。
条件式 レコードタイプ [常にアラーム通知する] [すべてのデータを評価する] アラーム評価(通知)
[値の存在を監視するアラームとする]をチェックしていない場合 単一行レコード※1 × ×
  • 異常条件を満たしていて,かつ以前に通知されたアラームが異常(赤)以外の場合,異常(赤)アラームが通知される。
  • 異常条件を満たしているデータはないが,警告条件を満たしていて,かつ以前に通知されたアラームが警告(黄)以外の場合,警告(黄)アラームが通知される。
  • 上記のどちらの条件にも満たない場合で,かつ以前に通知されたアラームが異常(赤)または警告(黄)のときは,正常(緑)アラームが通知される。
×
× 異常または警告のどちらかの条件を満たしている場合,以前のアラーム通知の有無に関係なく,異常または警告である旨のアラームが通知される。
複数行レコード※2 × ×
  • 異常条件を満たしているデータが一つ見つかり,かつ以前に通知されたアラームが異常(赤)以外の場合,そのデータについて異常(赤)アラームが通知される。
  • 異常条件を満たしているデータはないが,警告条件を満たしているデータが一つ見つかり,かつ以前に通知されたアラームが警告(黄)以外の場合,そのデータについて警告(黄)アラームが通知される。
  • 収集されたすべてのデータが上記のどちらの条件にも満たない場合で,かつ以前に通知されたアラームが異常(赤)または警告(黄)のときは,正常(緑)アラームが通知される。
注意
条件を満たしているデータが見つかった時点でアラーム評価が終了するため,収集されたすべてのデータが評価されるとは限らない。
×
  • 収集されたすべてのデータを評価した結果,異常条件を満たしているデータが一つ以上あり,かつ以前に通知されたアラームが異常(赤)以外の場合,それらの個々のデータについて異常(赤)アラームが通知される。
  • 収集されたすべてのデータを評価した結果,異常条件を満たしているデータはないが,警告条件を満たしているデータが一つ以上あり,かつ以前に通知されたアラームが警告(黄)以外の場合,それらの個々のデータについて警告(黄)アラームが通知される。
  • 収集されたすべてのデータが上記どちらの条件にも満たない場合で,かつ以前に通知されたアラームが異常(赤)または警告(黄)のときは,正常(緑)アラームが通知される。
注意
すべてのデータが評価されるので,1インターバルで複数のアラームが通知されることがある。
×
  • 異常条件を満たすデータが一つ見つかった時点で,以前のアラーム通知の有無に関係なく,そのデータを基に異常アラームが通知される。
  • 異常条件を満たしているデータはないが,警告条件を満たしているデータが一つ見つかった時点で,以前のアラーム通知の有無に関係なく,そのデータを基に警告アラームが通知される。
注意
条件を満たしているデータが見つかった時点でアラーム評価が終了するため,収集されたすべてのデータが評価されるとは限らない。
異常,または警告のどちらかの条件を満たしているすべてのデータ一つ一つについて異常(または警告)である旨のアラームが通知される。
注意
すべてのデータが評価されるので,1インターバルで複数のアラーム通知がされることがある。
[値の存在を監視するアラームとする]をチェックしている場合 複数行レコード※2 × × 収集されたすべてのデータを基に,[新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面で,条件式として指定した値があるかどうかを判断し,ない(条件式を満たしていない)場合に異常(赤)のアラームが通知される。
注意
アラーム通知は稼働していない旨を1回だけ通知する。収集されるデータが一つもない場合は,アラーム評価されない。
×
× 収集されたすべてのデータを基に,[新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面で,条件式として指定した値があるかどうかを判断し,ない(条件式を満たしていない)場合に異常(赤)のアラームが通知される。
注意
アラームは,毎回通知する。
収集されるデータが一つもない場合は,アラーム評価されない。

(凡例)
○:チェックあり
×:チェックなし

注※1
単一行レコードとは,単数インスタンスレコードのことです。

注※2
複数行レコードとは,複数インスタンスレコードのことです。

[監視時刻範囲]
収集したデータをアラーム監視するための時刻の範囲を設定します。

[常に監視する]
アラームを1日24時間,常に監視したい場合にチェックします。
デフォルトは,チェックされています。

[開始]
アラーム監視の開始時刻を指定します。
[常に監視する]がチェックされていないときに指定できます。
デフォルトは,現在時刻が表示されます。
半角数字で,00:00〜23:59の範囲で指定します。

[終了]
アラーム監視の終了時刻を指定します。
[常に監視する]がチェックされていないときに指定できます。
デフォルトは,現在時刻が表示されます。
半角数字で,00:00〜23:59の範囲で指定します。

[発生頻度]
アラームで設定した条件を評価したうち,何回満たしたらアラーム通知するかを設定します。

[発生頻度を満たした時にアラーム通知する]
指定した発生頻度以上の頻度でアラームが発生したときにアラームを通知させたい場合にチェックします。
デフォルトは,チェックされていません。

[回しきい値超過/インターバル中]
何回アラームを評価する間に,何回しきい値を超えた場合にアラーム通知をするかを設定します。しきい値を超えた回数を[回しきい値超過]に,アラームを評価する回数を[インターバル中]に,[▲][▼]ボタンで設定します。この項目は,[発生頻度を満たした時にアラーム通知する]をチェックしている場合だけ指定できます。デフォルトは「1」です。
指定できる値は,1〜32767の整数です。
[常にアラームを通知する]のチェックの有無によって,アラームの通知は次のようになります。
  • [常にアラームを通知する]をチェックしていない場合
    アラームの状態を発生頻度で評価し,条件を満たした場合にアラームを通知します。アラームの状態は発生頻度を評価した結果がアラームの状態となるため,通知されるアラームの状態とデータのしきい値が異なることがあります。
  • [常にアラームを通知する]をチェックしている場合
    発生頻度で警告または異常条件を満たしたときに,警告または異常の状態をとるデータを通知します。発生頻度での状態はアラームの状態に反映されません。また,[しきい値超過/インターバル]で双方の値を同じにした場合,アラームの通知タイミングが変わります。
    発生頻度とアラーム通知のタイミングを,次の表に示します。
    発生頻度 アラーム通知のタイミング
    nm mインターバル中,n回しきい値を超えた場合にアラームが通知されます。以降m回アラームを評価する間にn回しきい値を超えるごとにアラームが通知されます。
    nn しきい値を超え続けている間,n回ごとにアラームが通知されます。
注※ [常にアラーム通知する]がチェックされている場合は,収集開始から1回目の収集でしきい値を満たしている場合はインターバルに関係なくアラームが発行されます。
発生頻度を指定した場合,[常にアラームを通知する][すべてのデータを評価する]の指定とアラームの評価の違いを次の表に示します。
[常にアラームを通知する] [すべてのデータを評価する] アラーム評価(通知)
× ×
  • 「何回」評価する間に,「何回」しきい値を超えたらアラームの状態を変更するかを指定します。
  • アラームの状態が以前通知した状態から変化があった場合だけ,アラームが通知されます。
  • アラーム通知時点で収集されたデータの中で,最も重大度の高い条件を満たすデータのアラーム状態が通知されます。
注意
アラームの状態は発生頻度を評価した結果の状態のため,アラームの状態と通知されるデータのしきい値が異なることがあります。
×
  • 「何回」評価する間に,「何回」しきい値を超えたらアラームの状態を変更するかを指定します。
  • アラームの状態が以前通知した状態から変化があった場合だけ,アラームが通知されます。
  • アラーム状態が警告または異常の場合,アラームを通知する時点でアラーム状態の条件を満たすすべてのデータのアラーム状態が通知されます。
注意
アラームの状態は発生頻度を評価した結果の状態のため,アラームの状態と通知されるデータのしきい値が異なることがあります。
×
  • 「何回」評価する間に,「何回」しきい値を超えたらアラームを通知するかを指定します。アラームの発生頻度を抑制するために利用できます。
  • アラーム通知時点で収集された最も重大度の高い条件を満たすデータが通知されます。

  • 「何回」評価する間に,「何回」しきい値を超えたらアラームを通知するかを指定します。アラームの発生頻度を抑制するために利用できます。
  • アラーム通知時点で警告または異常条件を満たす,すべてのデータが通知されます。
(凡例) ○:チェックあり  ×:チェックなし

[キャンセル]ボタン
アラーム作成またはアラーム編集を中止します。

[次へ >]ボタン
条件によって次のどちらかの画面に遷移します。
  • [値の存在を監視するアラームとする]をチェックしている場合
    [新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面(存在を監視する値の設定画面)に遷移します。
  • [値の存在を監視するアラームとする]をチェックしていない場合
    [新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面(アラーム条件式の設定画面)に遷移します。
このボタンは,[プロダクト],[アラームテーブル名],および[アラーム名]を指定すると活性化されます。

[完了]ボタン
設定を保存し,アラーム作成またはアラーム編集を終了します。
このボタンは,[プロダクト],[アラームテーブル名],および[アラーム名]が入力されていて,かつ次画面である[新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面に値が設定されている場合に活性化されます。

(2) [新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面

アラームの条件式を設定する画面です。この画面は,[新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面で[値の存在を監視するアラームとする]を選択している場合と選択していない場合とで,設定項目が異なります。

それぞれの場合の表示項目について説明します。

(a) [値の存在を監視するアラームとする]を選択している場合

値の存在を監視する際の,監視する値を設定します。

[値の存在を監視するアラームとする]を選択している場合の,[新規アラーム > アラーム条件式]画面を次の図に示します。

図1-62 [新規アラーム > アラーム条件式]画面(値の存在を監視する場合)

[図データ]

表示項目について説明します。

[条件式の定義]

[レコード]
対象となるレコードをドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには,複数行のレコード(複数インスタンスレコード)だけが表示されます。

[フィールド]
対象となるフィールドをドロップダウンリストから選択します。
この項目は,[レコード]を選択すると活性化されます。
デフォルトは,[レコード]で選択したレコードの最上位のフィールドです。

[説明]ボタン
レコードおよびフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[値]
存在を監視したい値を,整数値,小数値,または127バイト以内の全角/半角文字で指定します。大文字および小文字は区別されます。プログラム名を指定する場合,拡張子は必要ありません。
指定できる値は,フィールドによって異なります。指定できる値については,各PFM - Agentマニュアルの,レコードについて説明している章(各レコードのフィールド一覧)を参照してください。

[キャンセル]ボタン
アラーム作成またはアラーム編集を中止します。

[< 戻る]ボタン
[新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面に戻ります。
前画面に戻っても,この画面で設定した内容は,破棄されません。

[次へ >]ボタン
[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面に遷移します。

[完了]ボタン
設定内容を確定し,アラーム作成またはアラーム編集を終了します。

(b) [値の存在を監視するアラームとする]を選択していない場合

監視するアラームの条件式を設定する画面です。

表示項目について説明します。

[レコード]
条件式を指定する上で,対象となるレコードをドロップダウンリストから選択します。

[フィールド]
条件式を指定する上で,対象となるフィールドをドロップダウンリストから選択します。この項目は,[レコード]を選択すると活性化されます。
データ型がtime_t,timeval,またはutimeであるフィールドは,アラーム条件式には設定できないため,ドロップダウンリストには表示されません。
デフォルトは,[レコード]で選択したレコードの最上位のフィールドです。

[条件]
条件式を指定する上で使用したい演算子をドロップダウンリストから選択します。
この項目は,[レコード]を選択すると活性化されます。
選択できる値を次の表に示します。
説明
= [フィールド]の値と[値]の値が等しい。
< [フィールド]の値が[値]の値よりも小さい。文字列フィールドの場合,ASCIIコードの昇順に比較される。
<= [フィールド]の値が[値]の値よりも小さいか,または等しい。文字列フィールドの場合,ASCIIコードの昇順に比較される。
> [フィールド]の値が[値]の値よりも大きい。文字列フィールドの場合,ASCIIコードの昇順に比較される。
>= [フィールド]の値が[値]の値よりも大きいか,または等しい。文字列フィールドの場合,ASCIIコードの昇順に比較される。
<> [フィールド]の値と[値]の値が異なる。
デフォルトは「=」です。

[異常値]
アラーム評価で異常アラームの判断基準となるしきい値を,整数値,小数値,または750バイト以内の全角/半角文字で指定します。この値は,異常条件式の値です。
指定できる値は,フィールドによって異なります。指定できる値については,各PFM - Agentマニュアルの,レコードについて説明している章(各レコードのフィールド一覧)を参照してください。
なお,文字列を指定する場合,ワイルドカード文字「*」を指定できます。例えば,「項目名="*AAA*"」と指定すると,「AAAを含む文字列」の監視ができます。

[警告値]
アラーム評価で警告アラームの判断基準となるしきい値を,整数値,小数値,または750バイト以内の全角/半角文字で指定します。この値は,警告条件式の値です。
指定できる値は,フィールドによって異なります。指定できる値については,各PFM - Agentマニュアルの,レコードについて説明している章(各レコードのフィールド一覧)を参照してください。
なお,文字列を指定する場合,ワイルドカード文字「*」を指定できます。例えば,「項目名="*AAA*"」と指定すると,「AAAを含む文字列」の監視ができます。

[追加]ボタン
[レコード],[フィールド],[条件],[異常値],および[警告値]に設定された条件式を,[異常条件]および[警告条件]それぞれに追加します。
[異常値]および[警告値]の両方を設定していない場合は,追加できません。[異常条件]および[警告条件]に条件式がある場合は,「AND」で連結します。

[更新]ボタン
既存の条件式を編集した場合,[異常条件]または[警告条件]で選択した条件式を,[レコード],[フィールド],[条件],[異常値],および[警告値]に設定した条件式に更新します。
[異常値]および[警告値]の両方を設定していない場合は,更新できません。

[説明]ボタン
レコードおよびフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

[異常条件]
設定した異常条件の条件式が一覧で表示されます。この項目は,[レコード],[フィールド],[条件],[異常値],および[警告値]を設定して[追加]ボタンをクリックすると,追加されます。条件式を変更する場合は,変更したい条件式を選択し,[更新]ボタンをクリックします。
指定文字数が749バイト以内であれば,最大5個の異常条件式を格納できます。

[警告条件]
設定した警告条件の条件式が一覧で表示されます。この項目は,[レコード],[フィールド],[条件],[異常値],および[警告値]を設定して[追加]ボタンをクリックすると,追加されます。条件式を変更する場合は,変更したい条件式を選択し,[更新]ボタンをクリックします。
指定文字数が749バイト以内であれば,最大5個の警告条件式を格納できます。

[編集]ボタン
[異常条件]および[警告条件]で選択した条件式の内容を,[レコード],[フィールド],[条件],[異常値],および[警告値]に表示させ,編集できます。[異常条件]または[警告条件]に条件式が一つ以上設定されている場合だけ活性化されます。

[削除]ボタン
[異常条件]および[警告条件]で選択した条件式を削除します。

[すべて削除]ボタン
[異常条件]および[警告条件]のすべての条件式を削除します。

[キャンセル]ボタン
設定内容を破棄し,アラーム作成またはアラーム編集を中止します。

[< 戻る]ボタン
[新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面に戻ります。
前画面に戻っても,この画面で設定した内容は破棄されません。

[次へ >]ボタン
[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面に遷移します。

[完了]ボタン
設定内容を確定し,アラーム作成またはアラーム編集を終了します。

(3) [新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面

アラームの状態が変化したときに発生させるアクション,およびアラームに関連づけるレポートについて設定する画面です。

表示項目について説明します。

[実行するアクション]
異常,警告,正常の状態ごとに,実行するアクションを設定します。

[Eメール]
アクションとしてEメールの通知を実行したい場合に指定します。
異常,警告,正常の状態ごとに実行するかどうかを設定します。
  • [異常]
    異常アラーム発生時にEメールの通知を実行する場合に選択します。
  • [警告]
    警告アラーム発生時にEメールの通知を実行する場合に選択します。
    [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[全般]で,[値の存在を監視するアラームとする]を選択している場合はチェックできません。
  • [正常]
    正常アラーム発生時にEメールの通知を実行する場合に選択します。
    [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[高度な設定]で,[常にアラーム通知する]を選択している場合はチェックできません。
  
注意
Eメール通知を実行する場合は,事前に次の設定をしてください。
[サービス階層]画面のナビゲーションフレームでAction Handlerサービス(「PH」で始まるサービス)を選択し,[プロパティ]メソッドを選択して次のように設定する。
  • [Capabilities]の[Email]:Yes
  • [Mail]の[SMTP Host]:SMTPホスト名またはIPアドレス
  • [Mail]の[SMTP Sender]:メール送信先のメールアドレス
  • [Mail]の[Mail Subject]:メールのタイトル

[コマンド]
アクションとしてコマンドを実行したい場合に指定します。
異常,警告,正常の状態ごとに実行するかどうかを設定します。
  • [異常]
    異常アラーム発生時にコマンドを実行する場合に選択します。
  • [警告]
    警告アラーム発生時にコマンドを実行する場合に選択します。
    [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[全般]で,[値の存在を監視するアラームとする]を選択している場合はチェックできません。
  • [正常]
    正常アラーム発生時にコマンドを実行する場合に選択します。
    [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[高度な設定]で,[常にアラーム通知する]を選択している場合はチェックできません。
  
注意
コマンドを実行する場合は,事前に次の設定をしてください。
[サービス階層]画面のナビゲーションフレームでAction Handlerサービス(「PH」で始まるサービス)を選択し,[プロパティ]メソッドを選択して次のように設定する。
  • [Capabilities]の[Script]:Yes

[SNMP]
アクションとしてSNMPトラップの通知を実行したい場合に指定します。
異常,警告,正常の状態ごとに実行するかどうかを設定します。
  • [異常]
    異常アラーム発生時にSNMPトラップの通知を実行する場合に選択します。
  • [警告]
    警告アラーム発生時にSNMPトラップの通知を実行する場合に選択します。[新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[全般]で,[値の存在を監視するアラームとする]を選択している場合はチェックできません。
  • [正常]
    正常アラーム発生時にSNMPトラップの通知を実行する場合に選択します。[新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[高度な設定]で,[常にアラーム通知する]を選択している場合はチェックできません。
  
注意
SNMPトラップの通知を実行したい場合は,事前に次の設定をしてください。
[サービス階層]画面のナビゲーションフレームでTrap Generatorサービス(「PC」で始まるサービス)を選択し,[プロパティ]メソッドを選択して次のように設定する。
  • [ADD OR DELETE A TRAP DESTINATION]の[ADD A DESTINATION]:SNMPトラップ送信先のホスト名またはIPアドレス
  
参考
SNMPトラップは,ログイン先のPFM - Manager(Trap Generatorサービス)が稼働しているサーバから発行されます。

[表示するレポート]
[参照]ボタンで表示されるレポート階層から選択したレポートが表示されます。ここに表示されるレポートがアラームの関連レポートとして設定されます。

[参照]ボタン
アラームに関連づけるレポートを[表示するレポート]に設定します。このボタンをクリックすると,[新規アラーム > アクション > レポート選択]または[編集 > アクション > レポート選択]画面に遷移します。

[削除]ボタン
[表示するレポート]に表示されているレポート名を削除します。
このボタンは,[表示するレポート]にレポートを設定すると活性化されます。

[キャンセル]ボタン
設定内容を破棄し,アラーム作成またはアラーム編集を中止します。

[< 戻る]ボタン
[新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面に戻ります。前画面に戻っても,この画面で設定した内容は,破棄されません。

[次へ >]ボタン
[新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面に遷移します。
このボタンは,[Eメール]または[コマンド]をアクションとして設定した場合に活性化されます。

[完了]ボタン
設定内容を確定し,アラーム作成またはアラーム編集を終了します。
このボタンは,[Eメール]または[コマンド]をアクションとして設定した場合には活性化されません。

(a) [新規アラーム > アクション > レポート選択]または[編集 > アクション > レポート選択]画面

[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面の[表示するレポート]に設定する,アラームに関連づけるレポートを選択する画面です。

[新規アラーム > アクション > レポート選択]画面を次の図に示します。

図1-63 [新規アラーム > アクション > レポート選択]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[最新情報に更新]
コンテンツエリアのレポート階層を最新の状態にします。表示を更新しても,コンテンツエリアでの選択状態は保持されます。

コンテンツエリア
レポート階層が表示されます。アラームに関連づけるレポートを選択します。
一つのアラームに対し,一つだけ選択できます。

[完了]ボタン
設定した内容を確定し,[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面に戻ります。

[キャンセル]ボタン
設定した内容を破棄し,[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面に戻ります。

(4) [新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面

アクションとして設定したEメールまたはコマンドの,詳細について設定する画面です。

表示項目について説明します。

[Eメールの定義]
Eメール通知のために必要な情報を設定します。[Eメールの定義]の各項目は,[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面でEメール通知をアクションとして設定している場合だけ表示されます。

[Eメールアドレス]
通知先のEメールアドレスを,127バイト以内の半角英数字で指定します。
複数のEメールアドレスを指定する場合は,「,(コンマ)」で区切ります。

[アクションハンドラ]
Eメールの送信を実行するAction Handlerサービスを,ドロップダウンリストから選択します。デフォルトで,Action Handlerサービス名(サービスID)が表示されています。
使用するAction Handlerサービス名が表示されない場合は,[サービス階層]画面で該当するAction Handlerサービスのプロパティを表示させ,[Capabilities]の[Email]を「Yes」に設定してください。

[変数名]
送信するメールのメッセージテキストに設定できる変数が表示されます。
ここに表示される変数一覧から任意の変数を選択し,[変数を追加]ボタンをクリックすると,送信するメールのメッセージテキストとして[メール本文]に追加されます。
ここに表示される変数を次の表に示します。
項目名 変数名 説明
日付/時刻 %SCT アラーム評価をしたエージェントが稼働しているホストのシステム時刻が表示される。
エージェント名 %ANS このアラームテーブルがバインドされたエージェント名が表示される。
ホスト名 %HNS このアラームテーブルがバインドされたエージェントが稼働しているホスト名が表示される。
状態 %SCS メッセージ出力の対象となったアラーム状態が表示される。
アラーム名 %AIS [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[アラーム名]に設定したアラーム名が表示される。
アラームテーブル名 %ATS [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[アラームテーブル名]に設定したアラームテーブル名が表示される。
メッセージテキスト %MTS※1 [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[メッセージテキスト]に設定したメッセージテキストが表示される。
プロダクト %PTS [新規アラーム > 基本情報]または[編集 > 基本情報]画面の[プロダクト]に設定したプロダクト名が表示される。
測定値 %CVS[n][.p]※2※3※4 アラーム通知の対象となった(条件式を満たした)測定値が表示される。
  • n※5
    [新規アラーム > アラーム条件式]または[編集 > アラーム条件式]画面で,条件式を複数指定した場合のフィールドの位置を,1以上の数値で指定する。先頭フィールドは1を指定する。ただし0または条件式の数より大きい値を指定した場合は先頭フィールドの測定値が表示される。
  • p※5
    表示したい小数部のけた数(四捨五入して表示)を指定する。
注※1 複数インスタンスレコードを使用したアラーム定義で,アラームの状態が異常または警告から正常に変化した場合,すべてのインスタンスの値が正常域となります。この場合,イベント発行要因となる値が特定されないため,変数%MTSは空白に置換されます。
注※2 複数インスタンスレコードを使用したアラーム定義で,アラームの状態が異常または警告から正常に変化した場合,条件式を満たした測定値が存在しません。このため,変数%CVSは「<OK>」という文字列に置換されます。
注※3 変数%CVSで展開される文字列の最大長は79バイトになります。
注※4 変数%CVSで置換される文字列に"|"が含まれる場合,"|"より後ろの部分は切り捨てます。
注※5 指定できる値のけた数は5けたまでです。6けた以上の値を指定した場合は6けた目以降の文字列は展開されないで,アラーム通知時のメッセージにそのまま表示されます。

[変数を追加]ボタン
[変数名]で選択した変数を,[メール本文]に追加します。

[メール本文]
返信するメールのメッセージテキストの内容を,1,000バイト以内の全角または半角英数字で指定します。[メール本文]には,次のテキストがあらかじめ設定されています。
 
Date:%SCT
Host:%HNS
 
Product:%PTS
Agent:%ANS
 
Alarm:%AIS(%ATS)
State:%SCS
 
Message:%MTS
  
注意
変数を値に置換したあとのメッセージテキストの長さが1,000バイトを超える場合,アラームが通知されるタイミングでAgent Collectorサービスが下記のメッセージを出力します。
KAVE00184-W 変数展開後の文字数が値フィールドの制限文字数を超えています(service=サービスID, alarm table=アラームテーブル名, alarm=アラーム名)
この場合,メッセージテキストに指定する文字列や%CVSに指定するけた数を1,000バイトに収まるように調節してください。

[コマンドの定義]
コマンド実行のために必要な情報を設定します。[コマンドの定義]の各項目は,[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面でコマンド実行をアクションとして設定している場合だけ表示されます。

[コマンド名]
実行するコマンド(スクリプト)名を,511バイト以内の半角英数字で指定します。次のディレクトリにあるコマンド(スクリプト)以外は,フルパスまたはサービスのカレントディレクトリ相対パスで指定してください。
  • Action Handlerサービスのインストール先ディレクトリ
  • 環境変数のPATH変数に設定されているパス
相対パスを指定する場合は,Action Handlerサービスのカレントディレクトリを[サービス階層]画面で確認してください。

[JP1イベント設定]ボタン
イベント発行コマンドを指定する場合に選択します。
このボタンをクリックすると,[新規アラーム > アクション定義 > JP1イベント設定]または[編集 > アクション定義 > JP1イベント設定]画面に遷移します。

[アクションハンドラ]
コマンド(スクリプト)を実行するAction Handlerサービスを,ドロップダウンリストから選択します。デフォルトでは,[LOCAL](アラームテーブルをバインドしたエージェントのホスト)が表示されています。
JP1/IMの統合スコープによるPerformance Managementの監視でJP1イベントを発行する場合は,PFM - Managerと同一ホスト上にあるAction Handlerサービスを選択してください。なお,JP1イベントを発行する場合はイベントを発行するAction Handlerと同じホストにJP1/Baseが必要ですので注意してください。JP1/IMによるPerformance Managementの監視については,マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」の「16. 統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視」を参照してください。
使用するAction Handlerサービス名(サービスID)が表示されない場合は,[サービス階層]画面で該当するAction Handlerサービスのプロパティを表示させ,[Capabilities]の[Script]を「Yes」に設定してください。

[変数名]
コマンドの引数に設定できる変数が表示されます。
ここに表示される変数一覧から任意の変数を選択し,[変数を追加]ボタンをクリックすると,コマンド引数として[コマンド引数]に追加されます。
設定できる変数は,[Eメール定義]の[変数名]で説明しているものと同じです。

[変数を追加]
[変数名]で選択した変数を,[コマンド引数]に追加します。

[コマンド引数]
実行するコマンド(スクリプト)に渡すパラメーターを,2,047バイト以内の全角文字または半角英数字で指定します。
なお,論理ホスト環境で,論理ホストにJP1イベントを発行する場合は,「-r 論理ホスト名」オプションを追加してください。-rオプションの指定がない場合,JP1イベントは物理ホストに登録されます。
  
注意
変数を値に置換したあとのコマンド引数の長さが2,047バイトを超える場合,アラームが通知されるタイミングでAgent Collectorサービスが下記のメッセージを出力します。
KAVE00184-W 変数展開後の文字数が値フィールドの制限文字数を超えています(service=サービスID, alarm table=アラームテーブル名, alarm=アラーム名)
この場合,コマンド引数に指定する文字列や%CVSに指定するけた数を2,047バイトに収まるように調節してください。

[キャンセル]ボタン
設定内容を破棄し,アラーム作成またはアラーム編集を中止します。

[< 戻る]ボタン
[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面に戻ります。
前画面に戻っても,この画面で設定した内容は,破棄されません。

[完了]ボタン
設定内容を確定し,アラーム作成またはアラーム編集を終了します。
[新規アラーム > アクション]または[編集 > アクション]画面でEメール通知およびコマンド実行の両方のアクションを設定している場合は,[Eメールの定義]および[コマンドの定義]の両方に情報を設定しないと選択できません。

(a) [新規アラーム > アクション定義 > JP1イベント設定]または[編集 > アクション定義 > JP1イベント設定]画面

イベント発行コマンドを指定する画面です。この画面で[OK]ボタンをクリックすると,[新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面の[コマンド引数]に,jpcimevtコマンドおよびJP1イベントを発行するためのパラメーターが設定されます。また,アクション実行ホストとしてログイン先のPFM - Managerに設定されます。jpcimevtコマンドについては,「2. コマンド」を参照してください。

なお,PFM - Managerホスト以外でアクションを実行する場合は,この画面での設定を終了したあと,[コマンドの定義]の[アクションハンドラ]を変更してください。また,JP1/IMと連携してPerformance Managementのレポートを表示する場合は,[コマンドの定義]の[コマンド引数]に自動的に設定された変数や値を削除したり,変更したりしないでください。アラームに関連づけたレポートを変更した場合は,この画面でコマンドを再設定してください。

[新規アラーム > アクション定義 > JP1イベント設定]画面を次の図に示します。

図1-64 [新規アラーム > アクション定義 > JP1イベント設定]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[イベントID]
イベントIDを0〜1fff,7fff8000〜7fffffffの16進数で指定します。
ここで指定したイベントIDは,[新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面の[コマンドの定義]の[コマンド引数]に設定されます。

[メッセージ]
イベントのメッセージを,128バイト以内の全角または半角文字で指定します。変数も設定できます。
指定した文字列は,[新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面の,[コマンドの定義]の[コマンド引数]に設定されます。
デフォルトは,「%MTS」です。
設定できる変数については,「1.7.3(4) [新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面」を参照してください。

注意
変数を値に置換したあとのメッセージの長さが128バイトを超える場合,アラームが通知されるタイミングでAgent Collectorサービスが下記のメッセージを出力します。
KAVE05223-E 指定されたメッセージテキストの長さが制限を超えています。
この場合,メッセージに指定する文字列や%CVSに指定するけた数を128バイトに収まるように調節してください。

[アラームレベルを重大度に変換する]
アラームの状態をJP1イベントの重大度に変換したい場合にチェックします。
デフォルトは,チェックされています。
アラームの各状態が変換されるJP1イベントの重大度を次の表に示します。
アラームの状態 説明 JP1イベントの重大度
"OK" しきい値判定の正常域(緑) "Information"
"WARNING" しきい値判定の警告域(黄) "Warning"
"EXCEPTION" しきい値判定の危険域(赤) "Error"

[OK]ボタン
設定を確定し,[新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面に戻ります。

[キャンセル]ボタン
設定を破棄し,[新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面に戻ります。

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