JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド
- <この項の構成>
- (1) OSのログ情報
- (2) Performance Managementの情報
- (3) PFM - Web Consoleの情報
- (4) オペレーション内容
- (5) エラー情報
- (6) その他の情報
(1) OSのログ情報
採取する必要のあるOSのログ情報を次の表に示します。
情報の種類 概要 デフォルトのファイル名 jpcrasコマンドでの採取 jpcwrasコマンドでの採取 システムログ syslog
- HP-UXの場合
/var/adm/syslog/syslog.log
- Solarisの場合
/var/adm/messages*
- AIXの場合
/var/adm/syslog*
- Linuxの場合
/var/log/messages*
○※1 ○※1 プロセス情報 プロセスの一覧 − ○ ○ システムファイル hostsファイル /etc/hosts ○ ○ /etc/inet/ipnodes※2 ○※3 × servicesファイル /etc/services ○ ○ OS情報 パッチ情報 − ○ ○ カーネル情報 − ○ ○ バージョン情報 − ○ ○ ネットワークステータス − ○ ○ 環境変数 − ○ ○ ホスト名 − ○ ○ ダンプ情報 coreファイル − ○ ×
- (凡例)
- ○:採取できる
- ×:採取できない
- −:該当しない
- 注※1
- デフォルトのパスおよびファイル名以外に出力されるように設定されているシステムでは,収集できません。そのほかの方法で収集してください。
- 注※2
- /etc/inet/ipnodesファイルはSolarisだけに存在するファイルです。/etc/hostsファイルと一緒に収集してください。
- 注※3
- PFM - Manager 08-50またはPFM - Base 08-50以降のjpcrasコマンドだけで収集されます。
(2) Performance Managementの情報
Performance Managementに関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。採取する必要のあるPerformance Managementの情報を次の表に示します。
情報の種類 概要 デフォルトのファイル名 jpcrasコマンドでの採取 共通メッセージログ Performance Managementから出力されるメッセージログ(シーケンシャルファイル方式) /opt/jp1pc/log/jpclog{01|02}※1 ○ Performance Managementから出力されるメッセージログ(ラップラウンドファイル方式) /opt/jp1pc/log/jpclogw{01|02}※1 ○ 構成情報 各構成情報ファイル − ○ jpcctrl listコマンドの出力結果 − ○ バージョン情報 製品バージョン − ○ 履歴情報 − ○ データベース情報 Name Server /opt/jp1pc/mgr/namesvr/*.DB
/opt/jp1pc/mgr/namesvr/*.IDX○ Master Manager /opt/jp1pc/mgr/manager/*.DB
/opt/jp1pc/mgr/manager/*.IDX○ Master Store /opt/jp1pc/mgr/store/*.DB
/opt/jp1pc/mgr/store/*.IDX○ View Server /opt/jp1pc/mgr/viewsvr/data/*
/opt/jp1pc/mgr/viewsvr/Reports/*○ Agent Store /opt/jp1pc/xxxx※2/store/インスタンス名※3/*.DB
/opt/jp1pc/xxxx※2/store/インスタンス名※3/*.IDX○ Agent Store(ヘルスチェックエージェント) /opt/jp1pc/agt0/store/*.DB
/opt/jp1pc/agt0/store/*.IDX○ トレースログ Performance Managementのプログラムの,各サービスのトレース情報 −※4 ○ インストールログ※5 Hitachi PP Installerの標準ログ /etc/.hitachi/.hitachi.log
/etc/.hitachi/.hitachi.log#
(#は数字)×
- (凡例)
- ○:採取できる
- ×:採取できない
- −:該当しない
- 注※1
- ログファイルの出力方式については,「19.5 システム統合監視製品と連携した障害検知」を参照してください。
- 注※2
- 「xxxx」は,各PFM - Agentのサービスキーを示します。各PFM - Agentのサービスキーについては,各PFM - Agentマニュアルの,付録に記載されている識別子一覧を参照してください。
- 注※3
- 一つのホスト上で複数のサービスのセットを起動できるアプリケーションプログラムを監視するPFM - Agentの場合は,インスタンス名のディレクトリがあります。
- 注※4
- トレースログの格納先ディレクトリについては,「20.3.2 ログ情報のファイル」を参照してください。
- 注※5
- インストールに失敗した場合に採取してください。
(3) PFM - Web Consoleの情報
PFM - Web Consoleに関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。採取する必要のあるPFM - Web Consoleの情報を次の表に示します。
情報の種類 概要 デフォルトのファイル名 jpcwrasコマンドでの採取 Webサーバの情報 WebサーバやWebコンテナサーバのログ − ○ 稼働状況ログ※1 PFM - Web Consoleから出力されるメッセージログ /opt/jp1pcwebcon/log/jpcwtrace1※2.log ○ PFM - Web Consoleのコマンドから出力されるメッセージログ
- jpcrptコマンドの場合
- /opt/jp1pcwebcon/log/ jpcrpt_実行時のコマンドのプロセスID_log1※2.log
- jpcrdefコマンド,jpcasrecコマンドおよびjpcaspsvコマンドの場合
- /opt/jp1pcwebcon/log/ コマンド名_サブコマンド名_log1※2.log
- jpcmkkeyコマンドの場合
- /opt/jp1pcwebcon/log/jpcmkkey_log1※2.log
- 上記以外のコマンドの場合
- /opt/jp1pcwebcon/log/ コマンド名_log1※2.log
○ ファイル情報 PFM - Web Consoleのインストールファイルの一覧 − ○ 設定情報 PFM - Web Consoleの設定情報 /opt/jp1pcwebcon/conf/*.*/opt/jp1pcwebcon/sample/conf/*.* ○
- (凡例)
- ○:採取できる
- −:該当しない
- 注※1
- 稼働状況ログの出力形式については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,ログ情報について説明している章を参照してください。
- 注※2
- 稼働状況ログのログファイル名には,末尾に「1」が付加されます。
(4) オペレーション内容
トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。
- オペレーション内容の詳細
- トラブル発生時刻
- マシン構成(各OSのバージョン,ホスト名,PFM - ManagerとPFM - Agentの構成など)
- 再現性の有無
- PFM - Web Consoleからログインしている場合は,ログイン時のPerformance Managementユーザー名
(5) エラー情報
次に示すエラー情報を採取してください。
- コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コンソールに出力されたメッセージ
(6) その他の情報
上記以外で必要な情報を次に示します。
- コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.