JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド
エージェントの稼働状況は,PFM - Web Consoleの[エージェント階層]画面で監視します。[エージェント階層]画面では,PFM - Managerに接続されているPFM - Agentがツリー形式に表示され,各PFM - Agentの稼働状況をアイコンで確認できます。
PFM - Web Consoleの[エージェント階層]画面の表示例を次の図に示します。
図9-1 [エージェント階層]画面の表示例
画面左側のナビゲーションフレームに表示されるエージェント階層のアイコンで,各PFM - Agentの稼働状況を確認します。また,このエージェント階層から選択したエージェントに対して,関連レポートの表示やアラームの状態,イベント履歴の確認などの操作を行います。
エージェント階層の表示形式には,次の二つがあります。
- PFM - Agentごとにグルーピングされたエージェント階層で監視する
PFM - Agentの製品ごとのフォルダでグルーピングされたエージェント階層で監視します。
- ログインユーザーごとに作成したエージェント階層で監視する
ログインユーザーごとに任意に作成したエージェント階層で監視します。システムの構成や組織などの単位にフォルダを作成し,自由に構成できます。
エージェント階層の構成要素を次の表に示します。
表9-1 エージェント階層の構成要素
要素 説明 ルート( )
エージェント階層のルートです。
ルートの名称は変更できません。
- PFM - Agentごとの階層で監視する場合
「Products」という名称で表示されます。
- 作成した階層で監視する場合
「User Agents(ログインユーザー名)」という名称で表示されます。
[エージェント階層]画面のナビゲーションフレームにある[表示形式]で,どちらの階層を表示させるかを選択できます。フォルダ( )
エージェントを分類するための要素です。
任意なエージェント階層を作成する場合は,ルートの下に8階層まで作成できます(ルート,エージェントは含まない)。エージェント( )
PFM - Managerに接続しているPFM - Agentです。
エージェントの名前は,サービスIDで表示されます。
サービスIDについては「付録B.1 (1) サービスID」を参照してください。
- 補足
- 任意なエージェント階層を作成する場合,エージェント階層内に作成できる要素の数は,フォルダ数が64,エージェント数が128までです。
- PFM - Agentごと(表示形式で「Products」選択時)の階層の場合,Performance Managementシステムに登録されていないPFM - Agentは,「Unknown」というフォルダ配下に格納されます。PFM - Agentの登録については,「5. インストールとセットアップ(Windowsの場合)」または「6. インストールとセットアップ(UNIXの場合)」を参照してください。
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