JP1/Automatic Job Management System 2 - Print Option

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jprprint(Windows)

形式

jprprint
ジョブ運用情報ファイル名
書式定義ファイル名
[-p|-c 保管CSVファイル名 [-u]]

説明

ジョブ運用情報ファイルの内容を書式定義ファイルで定義されている形式でプリンタに出力します。出力先プリンタは,通常使うプリンタになります。

このコマンドは,帳票を作成する際にウィンドウを表示します。このため,Windowsにログオンした状態でなければ使用できません。

JP1/AJS2を使用して自動運用する場合は,JP1/Scriptを使用してGUIを表示可能な環境で運用してください。JP1/Scriptでは,ログオン空間でジョブを実行する機能を提供しています。スクリプトファイル(.spt)を作成し,作成したスクリプトファイルをJP1/AJS2の実行ファイルに指定してください。スクリプトファイルの作成方法については,マニュアル「JP1/Script(Windows(R)用)」を参照してください。

ジョブ運用情報ファイル名(.aoi)と書式定義ファイル名(.jof)を完全パスで指定してください。相対パスを指定することはできません。

保管CSVファイル名(.csv)を指定すると,指定したファイルにCSV形式で情報を出力します。この場合,プリンタに帳票は出力されません。また,保管CSVファイル名は完全パスで指定してください。

<指定例>
ジョブ運用情報ファイル「C:\Input\SAMP.aoi」を書式定義ファイル「C:\Format\ユニット.jof」の定義により印刷するには,次のコマンドを実行します。
 
jprprint  c:\Input\SAMP.aoi c:\Format\ユニット.jof
 
これをJP1/Scriptのスクリプトファイルで実行する場合の例を次に示します。
 
NetExec("SERVER","C:\Program Files\HITACHI\JP1AJS2PO\jprprint.exe", _
        True,"",False,Empty,_
        "c:\Input\SAMP.aoi ","c:\Format\ユニット.jof ")
Exit(_EXEC_RTN_)
 
スクリプトファイルの作成方法については,マニュアル「JP1/Script(Windows(R)用)」を参照してください。

格納先ディレクトリ

 
(Install Path)\jp1ajs2po
 

引数

ジョブ運用情報ファイル名
出力するジョブ運用情報のファイル名を指定します。
ファイル名は完全パス(ファイル拡張子.aoiを含む)を指定してください。
指定できるファイル名長はパス全体で258バイト以下です。フォルダパス名長は194バイト以内です。ファイル名長は63バイト以内です。

書式定義ファイル名
出力するジョブ運用情報の書式を定義してある書式定義ファイル名を指定します。
ファイル名は完全パス(ファイル拡張子.jofを含む)を指定してください。
指定できるファイル名長はパス全体で258バイト以下です。フォルダパス名長は194バイト以内です。ファイル名長は63バイト以内です。
書式定義ファイルは,[環境設定]画面の[書式定義]に指定されているフォルダに格納されています。
書式定義ファイルは,[書式定義]画面で作成することができます。

-p
ジョブ運用情報を通常使うプリンタに出力する場合に指定します。

-c 保管CSVファイル名
ジョブ運用情報をCSVファイルに出力する場合に出力先ファイル名を指定します。
ファイル名は完全パス(ファイル拡張子.CSVを含む)を指定してください。
指定できるファイル名長はパス全体で258バイト以下です。258バイトを超える場合,名称自動変換規則によって258バイト以下に変更されたファイル名称で保存されます。指定できるフォルダパス名長は194バイト以下です。名称自動変換規則については,「7.7 [CSVファイルの保存]画面」を参照してください。
次に示す文字を含むファイル名は指定できません。
\ / : * ? " < > |
このオペランドを指定した場合,プリンタに帳票は出力されません。
[環境設定]画面の[CSV出力時に改行コードを付加する]のチェックの有無によって,出力するCSVファイルの内容が変化します。

-u
-c 保管CSVファイル名を指定した場合に指定することができます。
保管CSVファイル名に指定したファイルがすでに存在するファイルだった場合の動作を指定します。
本オペランドを指定するとファイルがすでに存在する場合,ファイルを上書きします。本オペランドを省略するとファイルがすでに存在する場合,コマンドが異常終了します。

注意事項
  • jprprintコマンドは,ログオン空間で処理を実行します。JP1/AJS2等のスケジューラープログラムにより自動運用を行う場合は,jprprintコマンドをログオン空間で実行してください。

戻り値
0 正常終了
4 警告終了(出力する情報が存在しない,未サポートのユニット種別が含まれている)
上記以外 異常終了

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