JP1/Automatic Job Management System 2 連携ガイド
JP1/AJS2 - Managerの運用状態やジョブネット中のジョブの実行状態,JP1/AJS2 - Agentの運用状態を[JP1AJS2]シンボルの色から判断できます。また,ステータス・アラーム ブラウザや[ajsdetail]ウィンドウから状態の詳細情報を確認することもできます。
JP1/AJS2 - ManagerやJP1/AJS2 - Agentの状態が変化すると,状態の変更を通知するSNMPトラップがNNMに送られます。NNMでは,通知された状態に基づいて状態に対応する色でシンボルを表示します。
- JP1/AJS2 - Managerでスケジューラーの状態監視を行っている場合,監視プロセスはジョブネットを5分間隔で監視しているため,ジョブの状態の変化がNNMのシンボルに通知されるまでに最大5分のタイムラグが発生します。
- スケジューラーの状態監視プロセスは物理ホスト・論理ホスト共通のプロセスです。あるホストに警告状態または異常状態のジョブが一つでもあれば,そのホストが物理ホストまたは論理ホストのどちらであっても,JP1/AJS2 - Managerを異常状態と認識し,NNMのシンボルに通知します。
なお,JP1/AJS2 - Manager,JP1/AJS2 - Agentの運用中にNNMに何らかの状態を通知したあと,状態変化の要因を取り除いても,JP1/AJS2 - Manager,JP1/AJS2 - Agentの運用状態を表すシンボルは,より重要度の高い状態を表示し続けるため,シンボルは初期化されません(例えば,JP1/AJS2でエラーが発生し,エラー発生をNNMに通知したあと,エラーの要因を取り除いても,NNMの[JP1AJS2]シンボルはエラーを表す色で表示されたままとなります)。この場合,手動でシンボルを初期化する必要があります。
この節では,ノード・サブマップに表示される[JP1AJS2]シンボルの見方,ステータス・アラーム ブラウザに表示されるメッセージの見方,[ajsdetail]ウィンドウに表示される詳細情報の見方,および[JP1AJS2]シンボルの状態を初期化する手順を説明します。
- <この節の構成>
- 14.5.1 ノード・サブマップに表示される[JP1AJS2]シンボルの見方
- 14.5.2 アラーム ブラウザのメッセージの見方
- 14.5.3 [ajsdetail]ウィンドウの詳細情報の見方
- 14.5.4 [JP1AJS2]シンボルを初期化する
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