JP1/Automatic Job Management System 2 連携ガイド
NNMは,JP1/AJS2 - Manager,JP1/AJS2 - AgentからSNMPトラップを受け取ると,次に示す状態の詳細情報をアラーム ブラウザに表示します。
- JP1/AJS2 - Managerの運用状態
- JP1/AJS2 - Managerのジョブネット中のジョブの実行状態
- JP1/AJS2 - Managerのスケジューラーサービスの状態
- JP1/AJS2 - Managerのイベントジョブを使った運用制御の実行状態
- JP1/AJS2 - Agentの運用状態
- JP1/AJS2 - Agentのイベントジョブを使った運用制御の実行状態
アラーム ブラウザを表示する手順と,アラーム ブラウザに表示される2種類のメッセージ形式,メッセージの意味を次に示します。
- ステータス・アラーム ブラウザの表示手順
NNMの[アラーム・カテゴリー]で[ステータス・アラーム]ボタンをクリックします。
- メッセージの形式1
"オブジェクト名"の状態が"ステータス"になりました("状態変化要因語句")
- オブジェクト名
- オブジェクトの名称が表示されます。
- ステータス・状態変化要因語句
- ステータスと状態変化要因語句の組み合わせを次の表に示します。
表14-7 ステータスと状態変化要因語句の組み合わせ
ステータス 状態変化要因語句 意味 Normal Factor:Start JP1/AJS2の運用が開始した。※1 Normal Factor:Schedule Normal スケジュール機能は正常に動作している。※2 Warning Factor:Job Warning End 警告終了したジョブがある。※2 Minor Factor:Job Abnormal End 異常終了したジョブがある。※2 Restricted Factor:Schedule Restricted スケジュール機能で制限動作中である。※2 Restricted Factor:schedule※3 スケジュール機能が停止した。※1 Restricted Factor:ajsmasterd※4 スケジュール機能が停止した。※1 Restricted Factor:ajsovstatd スケジューラーの状態監視機能が停止した。※1 Restricted Factor:qlcltd※3 キューレスジョブ使用時の論理ホスト自動アタッチ・デタッチ機能が停止した。※1 Restricted Factor:queue※3 ジョブ実行制御が停止した。※1 Restricted Factor:jpqmon※4 ジョブ実行制御が停止した。※1 Restricted Factor:evactionm※3 イベントジョブを使った運用(マネージャー制御)が停止した。※1 Restricted Factor:jpomanager※4 イベントジョブを使った運用(マネージャー制御)が停止した。※1 Restricted Factor:evactiona※3 イベントジョブを使った運用(エージェント制御)が停止した。※1 Restricted Factor:jpoagent※4 イベントジョブを使った運用(エージェント制御)が停止した。※1 Restricted Factor:Event JP1イベントが受信できない。※5 Restricted Factor:File ファイルが監視できない。※5 Restricted Factor:Mail メールが受信できない。※5 Restricted Factor:MQ メッセージキューを使ってメッセージを受信できない。※5 Restricted Factor:MSMQ MSMQを使ってメッセージを受信できない。※5 Restricted Factor:Time 実行間隔を制御できない。※5 Unknown Factor:Schedule Unknown スケジュール機能の状態が不明である。※2 Critical Factor:Schedule Stop スケジュール機能が停止した。※2 Critical Factor:Stop JP1/AJS2の運用が終了した。※1 Critical Factor:schedule※3 スケジュール機能の起動に失敗した。※1 Critical Factor:ajsmasterd※4 スケジュール機能の起動に失敗した。※1 Critical Factor:ajsovstatd スケジューラーの状態監視機能の起動に失敗した。※1 Critical Factor:qlcltd※3 キューレスジョブ使用時の論理ホスト自動アタッチ・デタッチ機能が停止した。※1 Critical Factor:queue※3 ジョブ実行制御の起動に失敗した。※1 Critical Factor:jpqmon※4 ジョブ実行制御の起動に失敗した。※1 Critical Factor:evactionm※3 イベントジョブを使った運用(マネージャー制御)の起動に失敗した。※1 Critical Factor:jpomanager※4 イベントジョブを使った運用(マネージャー制御)の起動に失敗した。※1 Critical Factor:evactiona※3 イベントジョブを使った運用(エージェント制御)の起動に失敗した。※1 Critical Factor:jpoagent※4 イベントジョブを使った運用(エージェント制御)の起動に失敗した。※1
- 注※1
- SNMPトラップの送信元は,Process Manager(JP1/AJS2のプロセス管理制御)です。
- 注※2
- SNMPトラップの送信元は,Job Schedule(ジョブネットのスケジュール制御)です。
- 注※3
- WindowsのNNMで表示されるメッセージの状態変化要因語句です。
- 注※4
- UNIXのNNMで表示されるメッセージの状態変化要因語句です。
- 注※5
- SNMPトラップの送信元は,Event Action(イベントジョブを使った運用制御)です。
- エラー・アラーム ブラウザの表示手順
NNMの[アラーム・カテゴリー]で[エラー・アラーム]ボタンをクリックします。
- メッセージの形式2
"オブジェクト名"でジョブネットが異常終了しました(スケジューラーサービス名:ジョブネット名)
- オブジェクト名
- オブジェクトの名称が表示されます。
- スケジューラーサービス名
- 異常終了したルートジョブネットが属しているスケジューラーサービス名が表示されます。
- ジョブネット名
- 異常終了したルートジョブネット名が表示されます。
なお,アラーム ブラウザに表示されるメッセージの詳細は,NNMの[イベント設定]ダイアログボックスに表示されるイベントをダブルクリックすると表示される[イベントの変更]ダイアログボックスでも確認できます。ただし,イベントの設定内容は変更しないでください。
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