JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド

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14.3.8 [監視プロパティ]ダイアログボックス

定義したAJS2ユニット監視オブジェクトの監視方法,および業務の状態を監視しているJP1/AJS2 Console Agent(JP1/AJS2 - Manager)ホストがJP1/AJS2 Console Managerに状態を通知する間隔を設定するためのダイアログボックスです。定義モードの場合に限り設定できます。監視モードの場合は,設定できません(参照だけ)。

[監視プロパティ]ダイアログボックスを次の図に示します。

図14-13 [監視プロパティ]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[監視方法]
定義モードの場合は,監視対象の業務(ルートジョブネット)が持つ複数の世代の中で,どの世代のどの状態を取得し,表示するかについて設定できます。デフォルトは,「全世代時刻優先」です。次の項目を指定できます。
  • 当日時刻優先
    JP1/AJS2の基準時刻から24時間の範囲内にある世代を対象とし,その中で最も優先順位が高い状態(予定よりも結果を優先します)を取得し,表示します。
  • 全世代時刻優先
    監視対象の業務が持つすべての世代を対象とし,その中で最も優先順位が高い状態(予定よりも結果を優先します)を取得し,表示します。
  • 当日時刻予定優先
    JP1/AJS2の基準時刻から24時間の範囲内にある世代を対象とし,その中で最も優先順位が高い状態(結果よりも予定を優先します)を取得し,表示します。
  • 全世代時刻予定優先
    監視対象の業務が持つすべての世代を対象とし,その中で最も優先順位が高い状態(結果よりも予定を優先します)を取得し,表示します。

[保留予定]
表示する世代が予定であり,そのルートジョブネットに保留属性が設定されているとき,「保留予定」の表示色でアイコンおよび状態/結果のカラーイメージを表示するかどうかを指定します。定義モードの場合に指定できます。デフォルトは[表示しない]です。設定できる種類を次に示します。
  • [表示する]
    実行予定があるルートジョブネットに保留属性が設定されている場合,「保留予定」の表示色でアイコンおよび状態/結果のカラーイメージを表示します。
  • [表示しない]
    実行予定があるルートジョブネットに保留属性が設定されている場合,「開始時刻待ち」または「起動条件待ち」の表示色でアイコンおよび状態/結果のカラーイメージを表示します。
  • [保留属性変更分だけを表示する]
    保留予定は,保留属性変更により保留属性設定した場合だけ(保留属性が「あり」の場合だけ)表示する方法と,保留属性が「定義に従う」の場合に,ジョブネットの属性が「保留する」に定義されているものも表示する方法の二つから表示方法を選択できます。前者の場合にだけ,「保留予定」の色で表示したい場合に選択します。なお,[保留属性変更分だけを表示する]は[表示する]を選択している場合だけ,指定できます。

[監視間隔]
業務の状態を監視しているJP1/AJS2 Console Agent(JP1/AJS2 - Manager)ホストがJP1/AJS2 Console Managerに状態を通知する間隔を秒単位で設定します。デフォルトは,300(秒)です。指定できる値は,30〜3,600(秒)です。

補足事項
[監視方法],「保留予定」,[監視間隔]の内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 解説 7.2 監視対象と監視方法の定義」を参照してください。

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