JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
- マネージャージョブネットを表示する場合
参照先ユニット名としてジョブネット以外のユニットが指定されていると,エラーになります。
- [ジョブネットモニタ]ウィンドウでユニットに対する操作をする前
ユニットの状態が更新されているおそれがあるため,ユニットに対する操作を始める前には,[最新情報に更新]を実行して表示を更新することをお勧めします。
- ほかのウィンドウから[ジョブネットモニタ]ウィンドウを起動した場合
ユニット,実行IDにかかわらず,常に新しいウィンドウが表示されます。
- ユニットの選択
操作対象となるユニットは,フォーカスがツリーエリアにある場合は,ツリーエリアで選択されているユニットです。それ以外の場合は,マップエリアで選択されているユニットです。フォーカスがツリーエリア以外にあり,マップエリアでユニットが選択されていない場合,ユニットに対する操作はできません。
- 実行状態の更新
マップエリアに表示される実行状態が読み込まれるのは,次の場合だけです。
監視対象世代が更新されていないかぎり,一度状態を取得したジョブネットを再選択しても実行状態は更新されません。
- ジョブネットのマップエリアの情報を読み込んだとき
- 自動更新されたとき
- マップエリアに表示されている世代と監視対象の世代が異なるとき
- 世代の更新
監視モードが,最新の状態を監視,または最新の結果を監視の場合,監視対象世代を更新します。ただし,更新されるのは,ジョブネットのマップ情報を読み込んだときと,自動更新のときだけです。一度状態を取得したジョブネットを再選択しても,新しい世代は検索されません。
- 状態の取得時に監視世代がなくなった場合の動作
状態の取得時にエラーが発生し,監視中の世代がなくなったと判断された場合,自動更新が中断されます。その後,状態の取得に成功したあと,自動更新が再開されます。
- 非同期通信
JP1/AJS2 - Managerのホストと非同期で通信しているため,通信中でも操作できます。ただし,一部の操作では,通信が完了するのを待ってから,操作する必要があります。また,通信中には,自動更新されません。
- JP1/IM - Viewから[ジョブネットモニタ]ウィンドウを表示させる場合
JP1/IM - Viewのメインコンソールから,リモートジョブネットが出力したイベントを選択して[ジョブネットモニタ]ウィンドウを表示させる場合,次に示す注意事項があります。
このため,認証局の構成によっては,[ログイン]画面が2回表示されることがあります。その場合は,リモートジョブネットのマネージャー側,エージェント側それぞれのJP1/AJS2 - Managerに対して有効なユーザー名およびパスワードを入力してください。
- リモートジョブネットを[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示するときには,JP1/AJS2 - Viewのプロセスが二つ起動されます。このため,メモリーやシステムリソースなどの消費量が大きくなります。監視の終了した[ジョブネットモニタ]ウィンドウは閉じることをお勧めします。
- リモートジョブネットを[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示するために,リモートジョブネットのマネージャー側のJP1/AJS2 - Managerと,リモートジョブネットのエージェント側のJP1/AJS2 - Managerの両方に対して内部的にログインします。
- ジョブネットコネクタまたは接続先のジョブネットに対して[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示させる場合
ジョブネットコネクタまたは接続先のジョブネットの接続関係が確定していない世代に対して[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示した場合,次のことに注意してください。
- 接続相手のユニットが認証圏の異なるホストにある場合,[接続先実行ID]または[接続元実行ID]を取得するため,接続相手のユニットがあるホストにログインする必要があります。この場合,ログイン画面が表示されるので,接続相手のユニットがあるホストに対してログインしてください。また,[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示した状態で,[最新情報に更新]や自動更新を行う場合も,[接続先実行ID]または[接続元実行ID]を取得するためにログインが必要になることがあります。なお,接続関係が確定している世代に対して[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示する場合,ログイン画面は表示されません。
ログイン画面で[キャンセル]を選択すると,[接続先実行ID]または[接続元実行ID]に「不明」と表示されます。
[接続先実行ID]または[接続元実行ID]が「不明」と表示されている場合,[モニタ詳細]ダイアログボックスの再表示や自動更新では,[接続先実行ID]または[接続元実行ID]は取得されません。そのため,「不明」と表示されたままとなります。[接続先実行ID]または[接続元実行ID]を表示させたい場合は,[表示]−[最新情報に更新]で表示内容を更新してください。
- 接続相手のユニットがあるホストと通信が必要となる場合があるため,接続相手のユニットがあるホストのJP1/AJS2 Monitorサービスを起動しておく必要があります。起動していない場合,通信エラーとなります。なお,通信エラーが検出されるまでの間は,ほかの操作はできません。
- ジョブネットコネクタから接続先のジョブネットを[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示させる場合
ジョブネットコネクタを選択し,[表示]−[接続先のジョブネット]−[ジョブネットモニタ]を実行した場合,次に示す注意事項があります。
- 接続先のジョブネットを[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示するときには,JP1/AJS2 - Viewのプロセスが二つ起動される場合があります。このため,メモリーやシステムリソースなどの消費量が多くなります。
監視の終了した[ジョブネットモニタ]ウィンドウは閉じることをお勧めします。
- ジョブネットコネクタと接続先のジョブネットが認証圏の異なるホストにある場合,ジョブネットコネクタから接続先のジョブネットを[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示すると,ログイン画面が表示されます。接続先のジョブネットがあるホストに対してログインしてください。
また,表示した[ジョブネットモニタ]ウィンドウから接続先のジョブネットの[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示すると,接続関係が確定していない世代では,[ジョブネットモニタ]ウィンドウごとにログイン画面が表示されます。ジョブネットコネクタがあるホストに対してログインしてください。
なお,接続関係が確定している世代に対して[モニタ詳細]ダイアログボックスを表示する場合,ログイン画面は表示されません。
- 接続先のジョブネットがあるホストと通信を行うため,接続先のジョブネットがあるホストのJP1/AJS2 Monitorサービスを起動しておく必要があります。起動していない場合,通信エラーとなります。
なお,通信エラーが検出されるまでの間は,ほかの操作はできません。
- 接続先のジョブネットが属するホストと通信を行うとき,次に示すホスト名を使用します。JP1/AJS2 - Viewのホスト上でホスト名の解決ができるように,hostsファイルなどを設定してください。
接続関係が確定していない世代の場合
ジョブネットコネクタの接続ホスト名に指定しているホスト名が使用されます。
接続関係が確定している世代の場合
接続先のジョブネットのホスト名※が使用されます。
注※ 使用されるホスト名は次のとおりです。
・物理ホストの場合はhostnameコマンドで返されるホスト名
・論理ホストの場合は論理ホスト名
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