JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド

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13.4.36 [詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックス

[詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスでは,ローカル電源制御の詳細を定義します。

このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。

<この項の構成>
(1) 共通する表示項目
(2) [定義]タブ
(3) [属性]タブ

(1) 共通する表示項目

共通する表示項目を次の図に示します。

図13-156 [詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスの共通の表示項目

[図データ]

共通する表示項目について説明します。

[ユニット名]
ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは「ローカル電源制御」です。

[コメント]
ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

[実行ホスト]
ローカル電源制御を実行させたいJP1/AJS2 - Manager,またはJP1/AJS2 - Agentのホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

(2) [定義]タブ

[詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスの[定義]タブを次の図に示します。

図13-157 [詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスの[定義]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[プラットフォーム]
ジョブを実行するプラットフォームを選択します。選択できる種類は,[PC]と[UNIX]です。デフォルトは[PC]です。
  • [PC]
    Windows環境で実行します。
  • [UNIX]
    UNIX環境で実行します。

[実行種別]
ローカル電源制御の方法を選択します。デフォルトは[電源オフ]です。[プラットフォーム]で[PC]を選択した場合と,[UNIX]を選択した場合とで,選択できる種類が異なります。選択できる種類を次に示します。

[PC]の場合
実行ホストのOS起動後10分以内に実行された場合,起動後10分経過してから,処理が実行されます。
  • [電源オフ]
    シャットダウンをしたあと,電源をオフします。電源をオフにしたあと,電源をオンにしたい場合は,JP1/Power Monitorのスケジュールで次回電源投入時刻を設定してください。JP1/Power Monitorで設定されている時刻で起動されます。詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。
  • [シャットダウン後再起動]
    シャットダウンをしたあと,再起動します。
  • [シャットダウン]
    シャットダウンだけを実行します。
    Windows Server 2008で運用する場合は,OS側のグループポリシーオブジェクトの「Windowsシステムのシャットダウンのときに電源を切らない」の設定に依存して動作します。
    設定方法については,OSのドキュメントを参照するか,またはOS側にお問い合わせください。

[UNIX]の場合
  • [電源オフ]
    シャットダウンをしたあと,電源をオフします。電源をオフにしたあと,電源をオンにしたい場合は,JP1/Power Monitorのスケジュールで次回電源投入時刻を設定してください。JP1/Power Monitorで設定されている時刻で起動されます。詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。
  • [シャットダウン後再起動]
    シャットダウンをしたあと,再起動します。

[終了要求種別]
終了する方法を選択します。デフォルトは[強制終了]です。[プラットフォーム]で[PC]を選択した場合と,[UNIX]を選択した場合とで,選択できる種類が異なります。選択できる種類を次に示します。

[PC]の場合
  • [計画終了]
    ホストを計画終了させます。
  • [強制終了]
    ホストを強制終了させます。

[UNIX]の場合
  • [監視終了]
    ホストを監視終了させます。
  • [制限終了]
    ホストを制限終了させます。
  • [強制終了]
    ホストを強制終了させます。

(3) [属性]タブ

[詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスの[属性]タブを次の図に示します。

図13-158 [詳細定義−[ローカル電源制御]]ダイアログボックスの[属性]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[保留]
ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。

[種別]
ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は,[通常]と[リカバリ]です。デフォルトは[通常]です。

[実行先サービス]
実行先のサービスを選択します。指定できる種類は,[JP1/AJS2]と[JP1/AJS2 Queueless Agent]です。デフォルトは[JP1/AJS2]です。なお,この項目は接続先JP1/AJS2 - Managerのバージョンが07-00-/C以降の場合に表示されます。

[打ち切り時間指定]
ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。

[打ち切り時間]
[打ち切り時間指定]で[する]を選択した場合,打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440です。デフォルトは空白です。

[終了遅延監視]
実行所要時間によるジョブの終了遅延監視をするかどうかを指定します。ジョブの終了遅延を監視する場合は[実行所要時間]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。
また,[実行所要時間]をチェックした場合は,ジョブの実行所要時間を1〜1,440の範囲内で指定します(単位:分)。
この項目はJP1/AJS2 - Viewのバージョンが08-50以降の場合に表示されます。なお,実行所要時間によるジョブの終了遅延監視の注意事項については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 8.1.22 ジョブ実行所要時間による終了遅延監視機能に関する注意事項」を参照してください。

[所有者]
ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。

[JP1資源グループ]
JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。

[実行ユーザー種別]
実行ユーザーの種類を選択します。デフォルトは[登録ユーザー]です。選択できる種類を次に示します。
  • [登録ユーザー]
    ジョブを登録したJP1ユーザーでジョブを実行します。
  • [所有ユーザー]
    ジョブを所有しているJP1ユーザーでジョブを実行します。

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