JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド

13.4.33　［詳細定義−［MSMQ送信］］ダイアログボックス（バージョン7互換機能）

［詳細定義−［MSMQ送信］］ダイアログボックスでは，MSMQメッセージ送信の詳細を定義します。

各項目で使用できる文字については，マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド　5.6.1(2) 使用できる文字の範囲」を参照してください。

このダイアログボックスには，共通する表示項目と次のタブがあります。

• ［定義］タブ
• ［属性］タブ

＜この項の構成＞

(1)　共通する表示項目

(2)　［定義］タブ

(3)　［属性］タブ

(1)　共通する表示項目

共通する表示項目を次の図に示します。

図13-149　［詳細定義−［MSMQ送信］］ダイアログボックスの共通の表示項目

共通する表示項目について説明します。

［ユニット名］

ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは「MSMQ送信」です。

［コメント］

ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

［実行ホスト］

MSMQ送信を実行させたいJP1/AJS2 - Manager，またはJP1/AJS2 - Agentのホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

(2)　［定義］タブ

［詳細定義−［MSMQ送信］］ダイアログボックスの［定義］タブを次の図に示します。

図13-150　［詳細定義−［MSMQ送信］］ダイアログボックスの［定義］タブ

表示項目について説明します。

［送信先］

送信先ついての指定をします。

［キューパス名］

メッセージを送信するキューを259バイト以内の文字列で指定します。また，マクロ変数を使用できます。

［キューパス名］か［キューラベル名］は，どちらか一方を必ず指定します。デフォルトは空白です。指定できる種類を次に示します。

• ローカルコンピュータのパブリックキュー
• ローカルコンピュータのプライベートキュー
• リモートコンピュータのパブリックキュー

［キューラベル名］

送信先のキューラベル名を124バイト以内の文字列で指定します。また，マクロ変数を使用できます。［キューパス名］か［キューラベル名］は，どちらか一方を必ず指定します。デフォルトは空白です。

［メッセージ］

メッセージついての指定をします。

［相互関係］

送信するメッセージの相互関係を20バイト以内の文字列で指定します。

この項目は必ず指定します。デフォルトは空白です。指定できる文字列を次に示します。

• A〜Z（大文字の英字）
• 0〜9（アラビア数字）

［メッセージラベル］

送信メッセージのラベルを249バイト以内の文字列で指定します。また，マクロ変数を使用できます。デフォルトは空白です。

［アプリケーション情報］

送信メッセージのアプリケーション情報を16進数で指定します。指定できる値は0〜FFFFFFFFです。デフォルトは空白です。

［配信制限時間］

送信するメッセージの配信制限時間を秒単位で指定します。デフォルトは-2です。この項目を省略した場合，-2が仮定されます。指定できる値を次に示します。

• -2（LONG_LIVED）
• -1（INFINITE）
• 0〜2,147,483,647

［保持時間］

送信メッセージが保持される時間を秒単位で指定します。デフォルトは-1です。この項目を省略した場合，-1が仮定されます。指定できる値を次に示します。

• -1（INFINITE）
• 0〜2,147,483,647

［優先順位］

送信メッセージの優先順位を指定します。指定できる値は［0］〜［7］です。優先度が最も高いのは，［7］です。デフォルトは［3］です。

［配信モード］

送信メッセージの配信モードを選択します。選択できる種類は，［高速］と［回復可能］です。デフォルトは［高速］です。

［ログ］

送信メッセージが届いたあとのログを指定します。デフォルトではチェックされていません。

• ［ジャーナルキューにメッセージを入れる］
  送信したメッセージをジャーナルキューに入れるかを選択します。デフォルトではチェックされていません。
  
• ［配信不能メッセージキューにメッセージを入れる］
  送信できなかったメッセージを配信不能メッセージキューに入れるかを選択します。デフォルトではチェックされていません。
  

［メッセージ本文］

［設定］ボタンをクリックすると，［詳細定義−［MSMQ送信］−［メッセージ本文］］ダイアログボックスが表示されます。MSMQ送信のメッセージ本文ついての設定をします。［有効］をチェックすると，設定内容が有効になります。

詳細については，「13.4.34 ［詳細定義−［MSMQ送信］−［メッセージ本文］］ダイアログボックス」を参照してください。

(3)　［属性］タブ

［詳細定義−［MSMQ送信］］ダイアログボックスの［属性］タブを次の図に示します。

図13-151　［詳細定義−［MSMQ送信］］ダイアログボックスの［属性］タブ

表示項目について説明します。

［保留］

ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は，［しない］と［する］です。デフォルトは［しない］です。

［種別］

ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は，［通常］と［リカバリ］です。デフォルトは［通常］です。

［実行先サービス］

実行先のサービスを選択します。指定できる種類は，［JP1/AJS2］と［JP1/AJS2 Queueless Agent］です。デフォルトは［JP1/AJS2］です。なお，この項目は接続先JP1/AJS2 - Managerのバージョンが07-00-/C以降の場合に表示されます。

［打ち切り時間指定］

ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。指定できる種類は，［しない］と［する］です。デフォルトは［しない］です。

［打ち切り時間］

［打ち切り時間指定］で［する］を選択した場合，打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は，1〜1,440です。デフォルトは空白です。

［終了遅延監視］

実行所要時間によるジョブの終了遅延監視をするかどうかを指定します。ジョブの終了遅延を監視する場合は［実行所要時間］をチェックします。デフォルトではチェックされていません。

また，［実行所要時間］をチェックした場合は，ジョブの実行所要時間を1〜1,440の範囲内で指定します（単位：分）。

この項目はJP1/AJS2 - Viewのバージョンが08-50以降の場合に表示されます。なお，実行所要時間によるジョブの終了遅延監視の注意事項については，マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド　8.1.22 ジョブ実行所要時間による終了遅延監視機能に関する注意事項」を参照してください。

［所有者］

ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは，ログインしているJP1ユーザー名です。

［JP1資源グループ］

JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は，英数字，および「_（アンダーバー）」です。デフォルトは，上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は，アクセス権限の対象になりません。

［実行ユーザー種別］

実行ユーザーの種類を選択します。デフォルトは［登録ユーザー］です。選択できる種類を次に示します。

• ［登録ユーザー］
  ジョブを登録したJP1ユーザーでジョブを実行します。
  
• ［所有ユーザー］
  ジョブを所有しているJP1ユーザーでジョブを実行します。
  

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