JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


13.4.22 [詳細定義−[MSMQ受信監視]]ダイアログボックス(バージョン7互換機能)

[詳細定義−[MSMQ受信監視]]ダイアログボックスでは,MSMQ受信監視の詳細を定義します。

各項目で使用できる文字については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 5.6.1(2) 使用できる文字の範囲」を参照してください。

このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。

<この項の構成>
(1) 共通する表示項目
(2) [定義]タブ
(3) [属性]タブ

(1) 共通する表示項目

共通する表示項目を次の図に示します。

図13-124 [詳細定義−[MSMQ受信監視]]ダイアログボックスの共通の表示項目

[図データ]

共通する表示項目について説明します。

[ユニット名]
ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは「MSMQ受信監視」です。

[コメント]
ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

[実行ホスト]
MSMQ受信監視を実行させたいJP1/AJS2 - Manager,またはJP1/AJS2 - Agentのホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

[引き継ぎ]ボタン
後続のジョブまたはジョブネットへの引き継ぎ情報を指定します。[引き継ぎ]ボタンをクリックすると,[詳細定義−[MSMQ受信監視]−[引き継ぎ情報]]ダイアログボックスが表示されます。詳細については,「13.4.17 [詳細定義−[イベントジョブアイコン名]−[引き継ぎ情報]]ダイアログボックス」を参照してください。このボタンはダイアログボックスのいちばん下にあります。

(2) [定義]タブ

[詳細定義−[MSMQ受信監視]]ダイアログボックスの[定義]タブを次の図に示します。

図13-125 [詳細定義−[MSMQ受信監視]]ダイアログボックスの[定義]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[受信キュー]
メッセージを監視する受信キューについての指定をします。

[パス名]
メッセージを監視するキューパス名を259バイト以内の文字列で指定します。この項目は必ず指定します。デフォルトは空白です。

[受信監視条件]
メッセージの監視条件について指定します。

[相互関係]
監視するメッセージの相互関係を20バイト以内の文字列で指定します。この項目は必ず指定します。デフォルトは空白です。文字列には,A〜Z(大文字の英字),および0〜9(アラビア数字)が使用できます。

[メッセージラベル]
監視するメッセージのメッセージラベルを249バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

[アプリケーション情報]
監視するメッセージのアプリケーション情報を16進数で指定します。デフォルトは空白です。指定できる値は,0〜FFFFFFFFです。

[メッセージ格納ファイル]
条件に一致したメッセージを保存したい場合,メッセージを保存するファイル名を256バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
また,[...]ボタンをクリックして,表示されるダイアログボックスからファイル名を選択できます。
指定するファイル名は,完全名で指定してください。
なお,格納されたファイルは自動的に削除されません。ファイルが不要になった場合は削除してください。

(3) [属性]タブ

[詳細定義−[MSMQ受信監視]]ダイアログボックスの[属性]タブを次の図に示します。

図13-126 [詳細定義−[MSMQ受信監視]]ダイアログボックスの[属性]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[保留]
ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。

[種別]
ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は,[通常]と[リカバリ]です。デフォルトは[通常]です。

[打ち切り時間指定]
ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。

[打ち切り時間]
[打ち切り時間指定]で[する]を選択した場合,打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440です。デフォルトは空白です。

[打ち切り後の状態]
[打ち切り時間指定]で[する]を選択した場合,打ち切り時間が経過したあとのイベントジョブの状態を選択します。指定できる種類は,[強制終了],[正常終了],[警告検出終了],[異常検出終了]です。デフォルトは[強制終了]です。なお,この項目は接続先JP1/AJS2 - Managerのバージョンが07-00の場合に表示されます。

[終了遅延監視]
実行所要時間によるジョブの終了遅延監視をするかどうかを指定します。ジョブの終了遅延を監視する場合は[実行所要時間]をチェックします。デフォルトではチェックされていません。
また,[実行所要時間]をチェックした場合は,ジョブの実行所要時間を1〜1,440の範囲内で指定します(単位:分)。
この項目はJP1/AJS2 - Viewのバージョンが08-50以降の場合に表示されます。なお,実行所要時間によるジョブの終了遅延監視の注意事項については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 8.1.22 ジョブ実行所要時間による終了遅延監視機能に関する注意事項」を参照してください。

[所有者]
イベントジョブではユニットの所有者を指定しても,イベントジョブの実行時には無効になって実行されます。

[JP1資源グループ]
イベントジョブではJP1資源グループ名を指定しても,イベントジョブの実行時には無効になって実行されます。

[実行ユーザー種別]
イベントジョブでは実行ユーザーの種別を指定しても,イベントジョブの実行時には無効になって実行されます。イベントジョブの実行ユーザー種別は,JP1/AJS2を起動しているユーザー権限で実行されます。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.