JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)では,ネストジョブネットの詳細を定義します。
このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。
- [定義]タブ
- [属性]タブ
- <この項の構成>
- (1) 共通する表示項目
- (2) [定義]タブ
- (3) [属性]タブ
(1) 共通する表示項目
共通する表示項目を次の図に示します。
図13-16 [詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)の共通の表示項目
共通する表示項目について説明します。
- [ユニット名]
- ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [コメント]
- ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
- [実行ホスト]
- ジョブを実行させたいJP1/AJS2 - Manager,またはJP1/AJS2 - Agentのホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。ジョブネット中のジョブの実行ホスト名を省略した場合,この値が使用されます。さらに,この値も省略した場合は,上位のジョブネットの値が仮定されます。
(2) [定義]タブ
[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)の[定義]タブを次の図に示します。
図13-17 [詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)の[定義]タブ
表示項目について説明します。
- [優先順位]
- ジョブの優先順位を指定します。指定できる値は,[なし],および[1]〜[5]です。優先度が最も高いのは,[5]です。デフォルトは[なし]です。優先順位を[なし]に設定した場合,上位ジョブネットの優先順位に依存します。ジョブネット中のジョブの優先順位を[なし]に設定した場合,この値が使用されます。最上位までのすべての上位ジョブネットの優先順位が[なし]に設定されていると,ジョブの優先順位は[1]として扱われます。
- ただし,UNIXの場合,マッピングした結果のジョブの実行ユーザーがroot以外の場合,[4]または[5]を指定すると,ジョブ実行時に権限エラーになります。
- [ジョブネット監視]
- ジョブネットの終了遅延監視をジョブネットの実行時間で行う場合,[実行所要時間]にチェックをして,ジョブネットの実行所要時間を分単位で指定します。設定できる値は,1〜2879です。デフォルトでは[実行所要時間]にチェックはありません。
(3) [属性]タブ
[詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)の[属性]タブを次の図に示します。
図13-18 [詳細定義−[ジョブネット]]ダイアログボックス(ネストジョブネット用)の[属性]タブ
表示項目について説明します。
- [保留]
- ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。指定できる種類は,[しない]と[する]です。デフォルトは[しない]です。
- [種別]
- ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。指定できる種類は,[通常]と[リカバリ]です。デフォルトは[通常]です。
- [所有者]
- ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。
- [JP1資源グループ]
- JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.