JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
[パッケージ]ダイアログボックスでは,ユニット定義情報,およびカレンダー情報をパッケージングします。パッケージングしたユニット定義情報,およびカレンダー情報をオブジェクトと呼びます。オブジェクトは,JP1/NETM/DMで配布したり,登録したりできます。[パッケージ]をクリックすると,パッケージングが実行されます。
[パッケージ]ダイアログボックスを次の図に示します。
図13-8 [パッケージ]ダイアログボックス
表示項目について説明します。
- [ユニット名]
- パッケージングするユニット名が表示されます。この項目は編集できません。
- [キャビネット名]
- パッケージングするキャビネット名を32バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。指定できない文字は,「−(ハイフン)」,「_(アンダーバー)」以外の記号と空白文字です。
- [キャビネット識別ID]
- キャビネットを識別するためのIDを2バイトの文字列で指定します。指定できる文字は,A〜Z(大文字の英字)と0〜9(アラビア数字)です。指定された値が2バイトに満たない場合は,2バイトになるまで,左側に0を付けます。デフォルトは空白です。
- [パッケージ名]
- パッケージ名を50バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,パッケージングするユニット名です。
- なお,次の文字列は指定できません。
- (
- )
- ,(コンマ)
- :(コロン)
- ;(セミコロン)
- =
- /
- \
- 空白文字
- これらの指定できない文字がデフォルトで使用されていた場合,変更する必要があります。
- [パッケージ名識別ID]
- パッケージを識別するためのIDを44バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,A〜Z(大文字の英字),0〜9(アラビア数字),「−(ハイフン)」,および「_(アンダーバー)」です。一つのキャビネットに対して256個のIDを指定できます。デフォルトは,日時を含むユニークなIDです。
- [バージョン情報]
- パッケージのバージョンリビジョンを6バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,A〜Z(大文字の英字)と0〜9(アラビア数字)です。デフォルトは「000000」です。
- [世代番号]
- パッケージの世代番号を4バイトの文字列で指定します。指定できる文字は,A〜Z(大文字の英字)と0〜9(アラビア数字)です。指定された値が4バイトに満たない場合は,4バイトになるまで,左側に0を付けます。デフォルトは「0000」です。
- [パッケージ対象]
- パッケージングする対象を指定します。デフォルトはチェックされていません。カレンダー情報だけをパッケージングする場合は,[カレンダーのみをパッケージする]をチェックします。ジョブグループの場合に限りチェックできます。
- [インポート先]
- インポート先を961バイト以内の文字列で指定します。インポート先とは,パッケージされたユニットをインポートする,ユニットの完全名です。デフォルトは,パッケージングするユニットの上位ユニットの完全名です。
- なお,次の文字列は指定できません。
- (
- )
- ,(コンマ)
- ;(セミコロン)
- =
- 空白文字
- [ユニットが存在する場合]
- インポート先にユニットがある場合,ユニットの情報を上書きするかどうかを指定します。指定できる種類は,[上書きする]と[上書きしない]です。デフォルトは[上書きしない]です。[パッケージ対象]で[カレンダーのみパッケージ]をチェックした場合は,指定できません。
- [実行結果]
- [パッケージ]ボタンをクリックすると,パッケージングの実行結果が表示されます。
- [パッケージ]ボタン
- パッケージングを実行します。実行後,結果が[実行結果]に表示されます。
- 注意事項
- パッケージングするユニットの完全名に記号が使用されている場合,パッケージングできないことがあります。
- パッケージング実行ホストとパッケージ登録ホストの文字コード種別が異なる場合には,[パッケージ名]には日本語を使用しないでください。日本語を使用した場合,文字化けが発生します。
- 文字コードの異なる環境に配布する場合には,ユニット名などに日本語を使用しているユニットは配布しないでください。配布した場合は,文字化けします
- Windowsで作成したパッケージはWindowsに,UNIXで作成したパッケージはUNIXにしか配布できません。
- 次の場合,パッケージングしたユニットを配布すると,配布は正常終了しますが,配布先には正しく配布されません。
・同一名称のユニットを配布するときに,配布先のユニットが実行登録中である場合
・同一名称のユニットを配布するときに,配布先のユニットの下位に実行登録中のユニットがある場合
・実行登録中のユニットの下位に配布する場合
・同一名称のユニットを配布するときに,配布先のユニットがサスペンド状態である場合
・サスペンド状態のユニットの下位に配布する場合
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