JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
業務スコープに定義したAJS2ユニット監視オブジェクトをどのように監視するかを監視プロパティとして定義します。監視プロパティで設定する項目には,次の三つがあります。
- 監視する世代の範囲と状態の表示優先度
- 保留予定の監視方法
- 監視間隔
監視プロパティの設定手順を次に示します。
- [編集]−[監視プロパティ]を選択する。
[監視プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
図11-9 [監視プロパティ]ダイアログボックス
- [監視方法]で,ドロップダウンリストから監視方法を選択する。
JP1/AJS2 Consoleでは,監視の実体であるルートジョブネットが複数の世代を持つため,どの世代を表示の対象とするか,どの状態を優先して表示するかを決定する必要があります。[監視方法]は,表示対象の世代と状態の表示優先度との組み合わせによって次の四つがあります。
・全世代時刻優先
・当日時刻優先
・全世代時刻予定優先
・当日時刻予定優先
- [保留予定]で,予定世代を表示する際に保留属性を持つ場合の表示方法を選択する。
実行予定があるルートジョブネットに保留属性が設定されているとき,「保留予定」の表示色でアイコンのカラーイメージを表示するかどうかを指定します。
なお,「保留予定」の表示色で表示する場合,デフォルトでは次の二つが「保留予定」の表示色で表示されます。
保留属性設定の操作により保留属性を設定したルートジョブネットだけ「保留予定」の表示色で表示させるようにしたい場合は[保留属性変更分だけを表示する]を指定します。
- 保留属性設定の操作により保留属性を設定したルートジョブネット
- ルートジョブネットの属性に保留属性を定義しているルートジョブネット
- [監視間隔]で,通知間隔(秒)を設定する。
JP1/AJS2 Console Managerから監視するよう通知されると,JP1/AJS2 Console Agent(JP1/AJS2 - Manager)ホストが業務の状態監視を定期的に開始します。[監視間隔]は,JP1/AJS2 Console Agentが状態を監視する間隔であり,秒単位で指定します。
- [OK]ボタンをクリックする。
[監視プロパティ]ダイアログボックスが閉じます。監視モードに切り替えると,変更した内容で監視できます。なお,定義した内容は,ルート業務スコープ配下のすべてのAJS2ユニット監視オブジェクトに適用されます。
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