JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
監視状態とは,ルート業務スコープ全体の監視状況を示すもので,この状態はルート業務スコープに定義されている監視オブジェクトが示す全監視先ホスト(JP1/AJS2 Console Agent)の状態によって決まります。監視状態を次の表に示します。
監視状態の表示 内容 監視開始中 JP1/AJS2 Console Managerから各JP1/AJS2 Console Agentに業務の実行状態を監視するよう通知している状態。 監視中 各JP1/AJS2 Console Agentが業務の実行状態を監視している状態。 監視停止中 JP1/AJS2 Console Managerから各JP1/AJS2 Console Agentに業務の実行状態の監視を停止するよう通知している状態。 監視停止 各JP1/AJS2 Console Agentが業務の実行状態の監視を停止している状態。 状態更新中 JP1/AJS2 Console Managerから各JP1/AJS2 Console Agentに業務の最新状態を取得するよう通知している状態。 各監視状態の遷移を次に示します。
図11-3 監視状態の遷移
監視状態は,JP1/AJS2 Console Viewでモード変更時および[最新情報に更新]を行ったときに状態遷移します。
監視モードから定義モードに変更した場合は,「監視中」から「監視停止中」に移り,すべてのJP1/AJS2 Console Agentでの監視が停止すれば「監視停止」になります。
定義モードから監視モードに変更した場合は,「監視停止」から「監視開始中」に移り,すべてのJP1/AJS2 Console Agentでの監視が開始すれば「監視中」になります。
[最新情報に更新]を行ったときは,「監視中」から「状態更新中」に移り,すべてのJP1/AJS2 Console Agentから最新の状態が通知されれば「監視中」に戻ります。
定義モードには「監視中」のとき,監視モードには「監視停止」のときだけ切り替えることができます。また,[最新情報に更新]は「監視中」のときだけ行うことができます。監視状態が「監視開始中」,「監視停止中」または「状態更新中」の場合はモードの切り替え,[最新情報に更新]は行うことができません。
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