JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
月単位でカレンダー情報を定義する手順を次に示します。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのツリーエリアで,カレンダー情報を定義したいジョブグループをクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態で表示されます。
- [編集]−[カレンダー]を選択する。
当月の[月間カレンダー編集]ウィンドウが表示されます。また,当日の日付が黄色の字で表示されます。
ネストしたジョブグループの場合で,上位ジョブグループにカレンダー情報が定義してある場合,上位ジョブグループのカレンダー情報がウィンドウに反映されます(運用日は背景色が薄い緑色です。休業日は橙色です。未設定の日は白色です)。
また,以前に週間標準値でカレンダー情報を定義した場合は,そのカレンダー情報が表示されます(運用日は背景色が薄い青色です。休業日は薄い赤色です。未設定の日は白です)。
- 当月の運用日,休業日を定義する。
まず,週間標準値で曜日単位(すべての年月に有効)で定義し,その後,カレンダーエリアの各曜日(その月だけ有効)に対して定義し,最後に,各日付(その月だけ有効)に対して定義することをお勧めします。
週間標準値の各曜日をクリックすると,カレンダーエリアのその週の背景色が,薄い赤色(休業日),薄い青色(運用日),白(未設定)の順で切り替わります。
カレンダーエリアの各曜日をクリックすると,カレンダーエリアのその週の背景色が,赤(休業日),青(運用日),白(未設定)の順で切り替わります。
カレンダーエリアの各日付をクリックすると,カレンダーエリアのその日の背景色が,赤(休業日),青(運用日),白(未設定)の順で切り替わります。
なお,週間標準値と,各週・各日付の定義が異なる場合,各週・各日付での定義が優先されます。
- 必要に応じて,翌月のカレンダー情報を定義する。
定義する場合は,[翌月]をクリックし,表示されるウィンドウで翌月のカレンダー情報を定義します。
- [ファイル]−[保存]を選択する。
定義した情報が保存されます。
- [ファイル]−[閉じる]を選択する。
[月間カレンダー編集]ウィンドウが閉じます。
- カレンダー情報の定義例
- カレンダー情報の定義例を次に示します。
- (例)
- 定義するカレンダーの内容は次のとおりです。
- 2006年は,年間を通じて毎週日曜日を休業日とする。ただし,当月(2006年8月)だけは,土曜日も休業日とし,さらに月末(2006年8月31日)も休業日とする。
- カレンダー情報の定義手順を次に示します。
- カレンダーエリアの日曜日の列が薄い赤色で表示されるまで,週間標準値の日曜日の欄をクリックする。
- カレンダーエリアの土曜日の列が赤色で表示されるまで,カレンダーエリアの土曜日の欄をクリックする。
- カレンダーエリアの31日の欄が赤色で表示されるまで,カレンダーエリアの31日の欄をクリックする。
- カレンダー情報定義後の,2006年8月および9月のカレンダー情報を次に示します。
図6-1 カレンダー情報
- 注意事項
- カレンダー情報の定義は,業務量が少ない時間帯に変更してください。[月間カレンダー編集]ウィンドウでのカレンダー情報の保存中は,カレンダー情報を変更するジョブグループと同一のスケジューラーサービスに実行登録されているジョブネットの実行が抑止されるため,業務に影響を及ぼすおそれがあります。ただし,定義変更前に「監視中」状態になっている起動条件付きジョブネットは,カレンダー情報の保存中に起動条件が成立すると実行されます。
- 補足事項
- カレンダー情報は,複数のユーザーが同時に編集できます。その際は,最後に保存された情報が有効になります。
- 週間標準値で定義した情報は,すべての年月(1994年1月〜2036年12月)に有効です。
- カレンダー情報を定義できる期間は,1994年1月〜2036年12月です。
- [月間カレンダー編集]ウィンドウを使うと,1か月ごとにカレンダー情報を定義できますが,[年間カレンダー編集]ウィンドウを使うと,1年分のカレンダー情報を一つの画面上で定義できます。
- ジョブグループのカレンダー情報の設定を省略した場合は,上位のジョブグループまたはスケジューラーサービスのカレンダー情報を参照します。上位ジョブグループ,スケジューラーサービスすべてのカレンダー情報の設定が省略されている場合は,運用日が仮定されます。
- [月間カレンダー編集]ウィンドウの注意事項については,「13.10.5(1) [月間カレンダー編集]ウィンドウの注意事項」もあわせて参照してください。
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