JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド

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2.5.1 [ジョブネットモニタ]ウィンドウを使って実行状態を確認する

ジョブネットやジョブの実行状態を[ジョブネットモニタ]ウィンドウで確認する操作を次に示します。なお,ここで説明する操作は「2.4 ジョブネット「受注処理」の実行登録」のすべての操作が完了していることを前提としています。

  1. [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのツリーエリアにジョブグループ「AJSROOT1」が表示され,リストエリアにジョブネット「受注処理」が選択状態で表示されていることを確認する。
  2. [表示]−[ジョブネットモニタ]−[状態]を選択する。
    [ジョブネットモニタ]ウィンドウが表示されます。
    [ジョブネットモニタ]ウィンドウを次に示します。
    なお,ajsコマンドで,[ジョブネットモニタ]ウィンドウを直接起動することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajs」を参照してください。

    図2-10 [ジョブネットモニタ]ウィンドウ(ジョブの実行状態1)

    [図データ]

  3. マップエリアでジョブの実行状態を確認する。
    この例題では,実行状態の確認の紹介のために,先頭の受注データ集計ジョブを保留状態にしています。保留中のジョブのアイコンは黄色,先行するジョブの実行が終了するのを待っているジョブのアイコンは水色で表示されます。
  4. 受注データ集計ジョブのアイコンをクリックし,[操作]−[保留属性変更]−[保留解除]を選択する。
    保留解除を確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。
  5. [はい]ボタンをクリックする。
    受注データ集計ジョブの保留が解除されました。マップエリアでは,受注データ集計ジョブの保留が解除され,実行が開始したことを確認できます。受注データ集計ジョブの実行が終了すると,続いて在庫チェックジョブの実行が開始します。
    この例題では,リカバリージョブの実行を紹介するために,在庫チェックジョブを異常終了させています。在庫チェックジョブが異常終了すると,在庫チェックジョブのアイコンは赤色で表示され,リカバリージョブとして定義しておいた発注伝票作成リカバリージョブが実行されます。なお,在庫チェックジョブが異常終了したため,受注伝票作成ジョブは実行されません。

    手順5まで操作した場合の[ジョブネットモニタ]ウィンドウを次に示します。

    図2-11 [ジョブネットモニタ]ウィンドウ(ジョブの実行状態2)

    [図データ]

補足事項
アイコンの色が変化しない場合は,[表示]−[最新情報に更新]を選択して,ウィンドウの表示内容を更新してください。

次に,異常終了した在庫チェックジョブの詳細情報を確認します。

  1. 赤色で表示されている在庫チェックジョブのアイコンをクリックし,[表示]−[詳細情報]を選択する。
    [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックスが表示されます。
    [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックスを次に示します。

    図2-12 [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. [実行結果詳細]の[詳細]ボタンをクリックする。
    [実行結果詳細]ダイアログボックスが表示されます。
    [実行結果詳細]ダイアログボックスを次に示します。

    図2-13 [実行結果詳細]ダイアログボックス

    [図データ]

  3. 実行結果の詳細を確認する。
    「在庫が不足しています」というメッセージが表示されています。
    このように,ジョブの実行結果の詳細も確認できます。
  4. [閉じる]ボタンをクリックする。
    [実行結果詳細]ダイアログボックスが閉じます。
  5. [閉じる]ボタンをクリックする。
    [モニタ詳細−[PCジョブ]]ダイアログボックスが閉じます。

続いて,[デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウを使ってジョブネットの実行状態を確認します。

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