JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
例題では受注処理業務を作成します。具体的には,受注データを集計し,在庫を確認したあと,受注伝票を作成するという業務です。この業務で作成するジョブネットを次の図に示します。
図2-1 例題で作成する受注処理業務のジョブネット
ジョブネット「受注処理」には,次の四つのジョブを定義します。
- 受注データ集計ジョブ
- 在庫チェックジョブ
- 受注伝票作成ジョブ
- 発注伝票作成リカバリージョブ
ジョブネット「受注処理」を実行すると,通常は,「受注データ集計ジョブ」「在庫チェックジョブ」「受注伝票作成ジョブ」の順でジョブを実行します。ただし,「在庫チェックジョブ」が異常終了した場合には,「発注伝票作成リカバリージョブ」を実行します。
- 補足事項
- 例題では紹介しませんが,複数のジョブネットを計画的に切り替えて実行することもできます。プランニンググループの直下に異なる定義内容のジョブネットを複数作成し,それぞれに異なったスケジュールを定義することで,指定したスケジュールに従って自動的にジョブネットを切り替えて実行できます。
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