JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
08-00以降では,新規のインストール・セットアップ時に,環境設定項目の推奨値が自動的に設定されます。バージョンアップの場合には,以前の設定が引き継がれるため,推奨値で運用する場合には個別に設定してください。
設定方法の詳細については,「3. セットアップ」(Windowsの場合),または「13. セットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。
- <この節の構成>
- (1) スケジューラーサービスに関する環境設定
- (2) ジョブ実行環境に関する環境設定
- (3) イベントジョブ起動に関する環境設定
- (4) キューレスジョブ実行環境に関する環境設定
(1) スケジューラーサービスに関する環境設定
スケジューラーサービスに関する環境設定のパラメーター,デフォルト値,および推奨値を次の表に示します。
表F-1 スケジューラーサービスに関する環境設定
設定内容とパラメーター
(表示項目)デフォルト値 08-00以降で設定する
推奨値"VRSHIFT_INTRERUN" V6 V5 "MONSYSLOG"
[JP1/AJS2 - Monitorサービスログのイベントログの出力]none all "LOGSIZE"
[スケジューラーログファイルのサイズ]dword:00001400 dword:00002800 "RDBCHECKINTERVAL"
[切断検知する間隔]dword:00000000 dword:0000012C "LOGINFOALL"
[スケジューラーログとイベントログの出力情報]no yes "LOGHEADER"
[スケジューラーサービスログのプロセスID出力]none PID "INFOLOG"
[スケジューラーサービスログの情報用ログ出力]none all "UNITDEFINERELOAD"
[ユニット定義変更の即時適用]no yes "INHERITCONDHOLD"
[起動条件付きジョブネットの保留属性を引き継がない]V6 no "AJSPRINTNETSCHPRF" yes no "CONDEXECDEFER" yes no "BACKGROUNDLEAVE" no yes "NONRELOADHOLDING" no yes
(2) ジョブ実行環境に関する環境設定
ジョブ実行環境に関する環境設定のパラメーター,デフォルト値,および推奨値を次の表に示します。
表F-2 ジョブ実行環境に関する環境設定
設定内容とパラメーター
(表示項目)デフォルト値 08-00以降で設定する
推奨値"PreserveTerm"
[ジョブ情報保存日数]dword:00000007 dword:00000001 "DeleteFlashOption" 1 0 "StartUpDelete" 1 0 "IsSigchldDefault" dword:00000000 dword:00000001
(3) イベントジョブ起動に関する環境設定
イベントジョブ起動に関する環境設定のパラメーター,デフォルト値,および推奨値を次の表に示します。
表F-3 イベントジョブ起動に関する環境設定
設定内容とパラメーター
(表示項目)デフォルト値 08-00以降で設定する
推奨値"MacVarDQuotation" N Y "LogSize_jpomanager" dword:000A0000 dword:00200000 "LogSize_jpomgrsub" dword:000A0000 dword:00100000 "LogNumFiles_jpomanager" dword:00000008 dword:00000006 "LogNumFiles_jpomgrsub" dword:00000006 dword:00000008 "FilewatchinfContinue"
[ファイル監視ジョブの情報の引き継ぎ]N Y "EVProcessHA"=
[詳細プロセス終了時の処理]N Y "LogSize_jpoagent" dword:00060000 dword:00100000 "LogSize_jpoagtsub" dword:00060000 dword:00100000 "LogSize_jpocwtflMain" dword:00140000 dword:00200000 "LogSize_jpoeventwatch" dword:000A0000 dword:00100000 "LogSize_jpocwttmMain" dword:00020000 dword:00040000 "LogNumFiles_jpoeventwatch" dword:00000004 dword:00000008 "LogNumFiles_jpocwttmMain" dword:00000002 dword:00000006
(4) キューレスジョブ実行環境に関する環境設定
推奨値が設定されるキューレスジョブ実行環境に関する環境設定パラメーター,および該当するパラメーターの08-00より前のデフォルト値と08-00以降で設定する推奨値を次の表に示します。
なお,08-00以降のデフォルト値は,推奨値と同じ値になります。
表F-4 キューレスジョブ実行環境に関する環境設定
設定内容とパラメーター
(表示項目)08-00より前の
デフォルト値08-00以降で設定する推奨値
(08-00以降のデフォルト値)"AJSQL_JOBMAX"
[キューレスエージェントサービス内での最大同時ジョブ実行数]dword:00000400 Windowsの場合:dword:00000005
UNIXの場合:dword:00000400"AJSQL_JOBWAITMAX"
[キューレスエージェントサービス内での最大待ちジョブ数]dword:00000000 Windowsの場合:dword:00000800
UNIXの場合:dword:00000000"AJSQL_LOGSIZE"
[キューレスログファイルサイズ]dword:00001000 dword:00002000 "AJSQL_STATSIZE"
[ステータスファイルサイズ]dword:00000000 dword:00000800 "AJSQL_CJOBMAX"
[クラス内での最大同時ジョブ実行数]dword:00000400 Windowsの場合:dword:00000005
UNIXの場合:dword:00000400"AJSQL_CJOBWAITMAX"
[クラス内での最大待ちジョブ数]dword:00000000 Windowsの場合:dword:00000800
UNIXの場合:dword:00000000
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