JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
形式
jpqexport
-dt {isam|replication}
-co ファイル名
[-mh 論理ホスト名]
[-dp データベース格納ディレクトリ名]
機能
現時点でのジョブ実行環境(ジョブ実行エージェント,キュー,および排他実行リソース)をファイルに出力します。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
引数
-dt {isam|replication}
使用するデータベースを宣言します。
- isam
ISAMを利用したジョブ実行用構成定義情報データベースを使用することを宣言します。
- replication
JP1/AJS2 - Datareplicator運用用のジョブ実行用構成定義情報データベースを使用することを宣言します。
-co ファイル名
ジョブ実行環境を出力するファイル名を,フルパスで指定します。
指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。
-mh 論理ホスト名
論理ホスト名として,マネージャーホスト名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
省略した場合,物理ホスト名が仮定されます。
このオプションは,最初に指定してください。
-dp データベース格納ディレクトリ名
ジョブ実行用構成定義情報データベースであるISAMファイルを格納しているディレクトリ名を指定します。
指定できる文字数は,1〜511(単位:バイト)です。
省略した場合,環境設定時にジョブ実行環境のデータベース格納ディレクトリとして定義したディレクトリ名が仮定されます。
注意事項
- ジョブ実行環境を出力するファイルは,情報の上書きができません。ジョブ実行環境をファイルに出力する前には,必ず作成済みのファイルを削除または退避しておいてください。
- ジョブ実行環境のファイルへの出力処理は,構成定義によっては,数十分掛かる場合があります。
- -mhオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEは参照しません。論理ホストで運用している場合は,-mhオプションは省略しないでください。
- このコマンドとjajs_maintain -m managerを同時に実行しないでください。
- JP1/AJS2 - Datareplicator運用環境で,次のオプションは指定できません。
-dt isam
- JP1/AJS2 - Datareplicator運用環境以外で,次のオプションは指定できません。
-dt replication
- Windows Server 2008のマシンでこのコマンドを実行する際には,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。なお,UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。
戻り値
0 正常終了。 1 引数の指定が不適切である。 130 指定したファイル,またはパスがない。 131 指定したファイルは作成済みである。 133 指定したファイルへのアクセス権限がない。 135 データベースがない。または,システム資源が不足している。 137 データベース格納ディレクトリがない。 138 データベースへのアクセス権限がない。 140 ジョブ実行環境を出力する権限(Administrators権限(Windowsの場合),またはスーパーユーザー権限(UNIXの場合))がない。 141 環境設定が不適切である。または,論理ホスト名が不適切である。 145 メモリーが不足している。 146 ディスク容量が不足している。 147 内部的要因エラーが発生した。 149 データベースのサイズが2GBを超えているため処理が行えない。 150 データベースへ接続できない。
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