JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
形式
- JP1/AJS2 - Managerの場合
ajschksetup [{[-m][-a]|[-u]}]
- JP1/AJS2 - Agentの場合
ajschksetup [{[-a]|[-u]}]
機能
定義内容の事前チェック機能の実行環境を設定します。このコマンドによって設定される情報を次に示します。
- サービスの登録
- 定義内容の事前チェック機能の実行で使用する次のサービスを登録します。
登録するサービス名 JP1/AJS2 - Manager JP1/AJS2 - Agent JP1/AJS2 Check Managerサービス ○ − JP1/AJS2 Check Agentサービス ○ ○
- 通信ポートの設定
- 定義内容の事前チェック機能の実行で使用する次の通信ポートをservicesファイルに登録します。
通信ポート(サービス名:ポート番号) JP1/AJS2 - Manager JP1/AJS2 - Agent 定義内容の事前チェック機能の実行(JP1/AJS2 Check Manager:23138) ○ − 定義内容の事前チェック機能の実行(JP1/AJS2 Check Agent:23139) ○ ○
- 構成定義情報の設定
- 定義内容の事前チェック機能の実行で使用する構成定義情報を設定します。
設定情報 JP1/AJS2 - Manager JP1/AJS2 - Agent 定義キー 環境設定
パラメーター[JP1_DEFAULT\JP1AJS2\CHECK]
- Windows
"AJSCHK_CHECKFILE"=JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\log\ajscheckfile.txt
- UNIX
"AJSCHK_CHECKFILE"=/var/opt/jp1ajs2/log/ajscheckfile.txt
○ −
- Windows
"AJSCHK_LOGDIR"=JP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ\log
- UNIX
"AJSCHK_LOGDIR"=/var/opt/jp1ajs2/log
○ ○ "AJSCHK_LOGSIZE"=dword:00001000 ○ ○
- Windows
"AJSCHK_TRACELOGFILE"=JP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ\log\tracelog.ch
- UNIX
"AJSCHK_TRACELOGFILE"=/var/opt/jp1ajs2/log/tracelog.ch
○ ○ "AJSCHK_CHARCODE"={none|C|SJIS|EUC|UTF-8※} ○ ○
- (凡例)
- ○:設定できる。
- −:設定できない。
- 注※
- UTF-8文字コードはLinuxのJP1/AJS2 - Agentでだけ指定できます。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\bin\
- JP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
- /opt/jp1ajs2/bin/
引数
-m
JP1/AJS2 - Managerの定義内容の事前チェック機能をセットアップします。
JP1/AJS2 - Managerの場合だけ指定できます。JP1/AJS2 - Agentでは指定できません。
-uオプションとは同時に指定できません。
-a
JP1/AJS2 - Agentの定義内容の事前チェック機能をセットアップします。
-uオプションとは同時に指定できません。
-u
定義内容の事前チェック機能の設定を削除します。
Windowsの場合,管理ツールのサービス一覧からJP1/AJS2 Check Managerサービス,およびJP1/AJS2 Check Agentサービスを削除します。
-m,-aオプションとは同時に指定できません。
注意事項
- Windows環境で-uオプションを指定してサービスを削除する場合,JP1/AJS2 Check Managerサービス,およびJP1/AJS2 Check Agentサービスが停止している状態で実行してください。
- 設定の種別を示すオプション(-m,-a,-u)を省略した場合,次のオプションが仮定されます。
- JP1/AJS2 - Managerの場合:-m,-a
- JP1/AJS2 - Agentの場合:-a
- Windows Server 2008のマシンでこのコマンドを実行する際には,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。なお,UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。
戻り値
0 正常終了。 0以外の値 異常終了。
使用例
JP1/AJS2 - Managerで,JP1/AJS2 Check ManagerサービスおよびJP1/AJS2 Check Agentサービスをセットアップします。
ajschksetup -m -a
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