JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
ジョブ実行環境を設定する場合に,[マネージャー環境設定]ダイアログボックスで定義する項目および環境設定パラメーターでの設定方法を説明します。
各項目の推奨値と設定が有効になる時期については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 5.3.2 ジョブ実行環境に関する環境設定について検討する」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) ジョブ実行環境を定義する
- (2) ジョブ実行環境を変更する
- (3) 環境設定パラメーターで定義する
(1) ジョブ実行環境を定義する
ジョブ実行時に必要な情報は,[マネージャー環境設定]ダイアログボックスの[ジョブ実行環境]タブで定義してください。
マネージャー環境で設定する[ジョブ実行環境]タブを次に示します。
図4-7 [ジョブ実行環境]タブ([マネージャー環境設定]ダイアログボックス)
各項目の定義内容を説明します。
- マネージャープロセス実行時のワークディレクトリ名
- ジョブ実行管理用のワークフォルダの名称を180バイト以内で指定します。フォルダ名はフルパスで指定します。デフォルトは「JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\tmp」です。
- エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名
- このホストでジョブを実行する場合のワークフォルダの名称を180バイト以内で指定します。フォルダ名はフルパスで指定します。デフォルトは「JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\tmp」です。
- データベース格納ディレクトリ名
- ジョブ実行環境情報やジョブ情報が書き込まれるISAMファイルを格納するフォルダの名称を180バイト以内で指定します。フォルダ名はフルパスで指定します。デフォルトは「JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\database\queue」です。
- データファイル更新モード
- ISAMファイルの更新時に,同期書き込みを許可するかどうかを次のどちらかから選択します。
- [同期]
ファイル更新時に,常に同期書き込みを実行します。この方法で書き込みを実行した場合,信頼性は向上しますが,性能は低下します。
- [非同期]
JP1/AJS2の処理とは同期を取らないで,OSのバッファーリングによってディスクに書き込みます。
- デフォルトは[同期]です。
- システム内の最大ジョブ数
- システム内の作業領域上に保持できる最大ジョブ数を1〜81,920の間で指定します。デフォルトは「2000」です。
- JP1/AJS2サービス起動時に,ここで設定した値分のジョブ情報領域がメモリーに確保されます。運用時のキューイングジョブのピーク数を十分に補える値を設定してください。
- ジョブ情報領域がすべて使用されていると(この項目の設定値と同数のジョブがキュー中に残っていると),サブミットが失敗してしまいます。
- なお,この指定で対象となるジョブは,キューイング中(時間待ち,保留中を含む)および実行中のジョブです。終了したジョブ,イベントジョブ,判定ジョブは対象外です。
- システム内の警告ジョブ数
- システム内に保持されている作業領域上のジョブ情報領域の使用状況によって警告メッセージを出力するためのしきい値を1〜81,920の間で指定します。デフォルトは「1600」です。
- なお,この指定で対象となるジョブは,キューイング中(時間待ち,保留中を含む)および実行中のジョブです。終了したジョブ,イベントジョブ,判定ジョブは対象外です。
- キューの最大定義数
- キューを定義できる最大数を1〜8,192の間で指定します。JP1/AJS2サービス起動時に,ここで設定した値分のキュー情報領域がメモリーに確保されます。デフォルトは「100」です。
- 注意
- 1台のマネージャーで使用できるキューの最大数は,エージェントで使用するデフォルトキューの数を含みます。ただし,[キューの最大定義数]には,デフォルトキューの数を除いた値を指定してください。ここで指定するキューの最大定義数と,1台のマネージャーで使用できるキューの最大数は次のような関係です。
- [キューの最大定義数]で指定する値+[エージェントの最大定義数]で指定する値=1台のマネージャーで使用できるキューの最大数
- ただし,UNIXホストでキューの最大定義数を指定する場合,ジョブ実行環境設定ファイル(Queue.conf)のMaximumQueueパラメーターには,デフォルトキューの数を含めた値を指定してください。
- キューの最大定義数の指定方法は,Windowsホストの場合とUNIXホストの場合とで異なるので,注意してください。
- エージェントの最大定義数
- 1台のJP1/AJS2 - Managerに対して,ジョブを実行するJP1/AJS2 - Agentの最大数を1〜1,024の間で指定します。JP1/AJS2サービス起動時に,ここで設定した値分のエージェント情報領域がメモリーに確保されます。デフォルトは「50」です。
- ここで指定した数を超えてJP1/AJS2 - Agentと接続しようとした場合,接続できなくなります。
- エージェント監視インターバル
- ジョブ実行先のエージェントを監視する間隔を60〜86,400(単位:秒)の間で指定します。デフォルトは「300」です。
- 排他実行リソースの最大定義数
- ジョブの同時実行を抑止するために使用する排他実行リソースの最大数を1〜8,192の間で指定します。ここで設定した値分の排他実行リソース情報領域が,サービス起動時にメモリー確保されます。デフォルトは「50」です。
- なお,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
- 排他実行リソースは,ジョブネットに定義されたジョブでは使用できません。一方,jpqjobsubコマンドに定義されたサブミットジョブでは使用できます。
- コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド」を参照してください。
- ジョブ情報保存日数
- ジョブの実行結果情報を何日前のものまで保存しておくのかを0〜999(単位:日)の間で指定します。デフォルトは「7」です。
- この項目は,JP1/AJS2の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「1」が設定されます。
- ジョブ情報の保存日数は,ジョブ情報の件数が20万件を超えないように設定してください。例えば,1日当たりのジョブ件数が2万件の場合は,保存日数を10日以内に設定してください。「0」を指定した場合,実行結果情報はジョブの実行終了時に削除されます。
- ジョブ情報の保存日数を0日とした場合の,保存時間の設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 8.1.7(2) ジョブ情報の保存日数を0日にした場合の効果およびジョブ情報の保存時間の設定」も参照してください。
- なお,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
- 注意事項
- ジョブ情報保存日数は,ジョブ実行環境データベースに格納されたジョブ情報を保存する日数です。この指定で保存日数の値を小さくしても,スケジューラーデータベースが管理するジョブネットの世代保存数には影響しません。
- また,ジョブ情報保存日数の値を小さく変更したあと,次のジョブ情報削除基準時刻またはJP1/AJS2サービス再起動時に,削除対象のジョブ情報が大量にあると,ジョブ情報の削除処理と競合してジョブの実行性能が低下したり,システムへの負荷が高くなったりすることがあります。
- ジョブの実行数が少ない時間帯に変更したり,段階的に保存日数の値を小さくしたりするなど,設定の変更には十分に注意してください。
- ジョブ情報削除の基準時刻
- ジョブの実行結果情報を削除する時刻を0:00〜23:59の間で指定します。
- デフォルトは「0:00」です。
- ただし,JP1/AJS2サービス起動時にもジョブの実行結果情報が削除されます。その際,サービス起動時刻を基準時刻として,保存日数以前のジョブ実行結果情報が削除されます。その後は,この設定値の時刻にジョブの実行結果情報を削除するようになります。
- なお,サービス起動時にジョブ情報を削除しない設定もできます。
- 詳細については,「7.7 ジョブ情報削除処理に関する設定」を参照してください。
- また,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
- エージェントを自動定義する
- ジョブをサブミットしたときにエージェントを自動定義するかどうかを指定します。
- 自動定義する場合,この項目が指定されたマネージャーホストを使用するすべてのジョブのサブミットに対して,エージェントの自動定義機能が有効になります。
- この機能を使用できるのは,ジョブネットに定義されたPCジョブ,UNIXジョブ,アクションジョブ,jpqjobsubコマンドに定義されたサブミットジョブを実行するときです。QUEUEジョブ,イベントジョブは対象外です。
- エージェントは,ジョブのサブミット時に作成されます。例えジョブの実行に失敗しても,エージェントは作成されたままとなります。いったん作成されたエージェントは,JP1/AJS2再起動後も有効です。
- 作成されるエージェントのデフォルトキューの属性は次のとおりです。
- ジョブの実行多重度:24時間,実行多重度は5
- 最大ジョブ数:100
- 最大警告数:80
- キュー受付口状態:open
- キュー取出口状態:open
- 接続エージェント:自エージェントホスト
- エージェントの優先順位:1
- なお,デフォルトキューの属性は,あらかじめ構成定義情報でカスタマイズできます。
- 詳細については,「7.5 エージェント自動定義機能で作成されるキュー属性値をカスタマイズする設定」を参照してください。この設定をすると,エージェント自動定義機能を使用して作成されるすべてのエージェントの属性値に対して有効になります。また,デフォルトキューの属性は,jpqagtalt,jpqquealt,jpqqueopen,jpqqueclose,jpqagtlinkおよびjpqagtunlinkコマンドでも変更できます。
- コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド」を参照してください。
- 注意
- この機能は,既存のエージェント(ジョブ実行環境)に障害が発生したため,緊急に代替エージェントを作成し,ジョブを実行しなければならなくなった場合など,やむを得ない場合にだけ使用してください。通常の運用では,エージェントはジョブ実行前に作成しておいてください。運用途中でエージェントを追加する必要が生じた場合は,jpqimportコマンドやjpqagtaddコマンドを使用してエージェントを追加してください。
- コールドスタート時のデータベースの初期化
- JP1/AJS2サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化するかどうかを指定します。
- [しない]
JP1/AJS2サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化しません(06-71以前の動作と同じです)。
- [する]
JP1/AJS2サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化します。ただし,自動起動しない設定のスケジューラーサービスが存在する場合は初期化しません。
- デフォルトは「する」です。
(2) ジョブ実行環境を変更する
ジョブ実行環境は,デフォルトで実行ホスト(エージェント)が一つ,ローカルホストに作成されます。しかし,システムによっては,ジョブの実行環境を変更する(ジョブ実行環境に構成定義情報を追加する)必要があります。例として次の場合があります。
- 実行ホストが複数台ある場合
- 他システム(JP1/NQSEXECやJP1/OJEなど)と連携する場合
- ジョブを複数の実行ホストで分散実行する場合
- 特定ジョブ同士を排他実行する場合
ジョブの実行環境を変更する(ジョブ実行環境に構成定義情報を追加する)必要がある場合は,次に示すどちらかの方法で,新たに実行ホスト(エージェント),キュー,または排他実行リソースの構成定義情報を追加する必要があります。
- ジョブ実行環境に構成定義情報を一括で追加する
- 運用中にジョブ実行環境の構成定義情報を動的に追加する
ジョブの実行環境を一括で定義したい場合は,jpqimportコマンドを使用してください。このコマンドを使用すると,ジョブ実行環境のデータベースが再作成され,ジョブ実行環境を一括定義できます。
また,jpqagtadd,jpqqueaddなどのコマンドを使用して,データベース作成後にエージェントやキューなどを追加,削除,変更することもできます。
jpqimportコマンドの詳細については,「20. セットアップ時に使用するコマンド jpqimport」を参照してください。その他のコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド」を参照してください。
運用中にジョブ実行環境を変更したい場合は,jpqagtadd,jpqqueadd,jpqresaddなどのコマンドを使用してください。
(a) ジョブ実行環境に構成定義情報を一括で追加する
ここでは,jpqimportコマンドを使用して,ジョブの実行環境を一括定義する方法を説明します。
- ジョブ実行環境構成定義ファイル(jpqsetup.conf)をコピーしてエディターで開き,使用するキューとエージェントを設定する。
構成定義ファイルのパスは,「JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\conf\jpqsetup.conf」です。
ファイルに書き込む内容の詳細については,「20. セットアップ時に使用するコマンド jpqimport」の説明を参照してください。
ファイルの記述例を次に示します。
図4-8 ジョブ実行環境構成定義ファイルの記述例
- 編集した構成定義ファイルを保存する。
- ジョブ実行環境のデータベースフォルダにあるファイルをすべて削除する。
JP1/AJS2サービスを必ず停止してから,ファイルを削除してください。
ジョブ実行環境のデータベースフォルダは,[マネージャー環境設定]ダイアログボックスの[ジョブ実行環境]タブの[データベース格納ディレクトリ名]で指定したフォルダです。インストール時の物理ホストでは,「JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\database\queue」です。
- jpqimportコマンドを実行する。
ジョブ実行環境のデータベースが再作成され,ジョブ実行環境が設定されます。
jpqimportコマンドの文法および注意事項については,「20. セットアップ時に使用するコマンド jpqimport」の説明を参照してください。
(b) 運用中にジョブ実行環境の構成定義情報を動的に追加する
jpqagtadd,jpqqueaddなどのコマンドを使用してJP1/AJS2の運用中にエージェントやキューなどを追加,削除,または変更できます。運用中に,ジョブ実行環境に構成定義情報を追加する場合は,jpqagtadd,jpqqueadd,jpqresaddなどのコマンドを使用してください。また,運用中にジョブ実行環境の構成定義情報を変更する場合は,jpqagtalt,jpqquealtなどのコマンドを使用してください。各コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド」を参照してください。
jpqagtaddコマンドで実行ホスト(エージェント)を追加する手順を次に示します。
- エージェントを追加し,ジョブ実行多重度を設定する。
追加するエージェントのホスト名はIPアドレス解決できることを確認しておく必要があります。ジョブ実行多重度を省略すると,24時間,実行多重度は0が仮定されます。ジョブ実行多重度が0の場合,ジョブは実行できません。ジョブを実行する場合は1以上を指定するか,jpqagtaltコマンドでジョブ実行多重度を変更してください。ジョブ実行多重度の指定例については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド jpqagtalt」の補足事項も参照してください。
jpqagtadd -ah エージェント名 -cp ジョブ実行多重度の設定- デフォルトキューの受付口を開く。
エージェントを作成すると同時に同名のデフォルトキューが作成されます。jpqagtaddコマンドでエージェントを追加した直後は,キューの受付口が閉じているのでジョブを登録できません。jpqqueopenコマンドを使用してキューの受付口を開いてください。
jpqqueopen -ah エージェント名 -en- デフォルトキューのジョブ数の最大値および警告値を変更する。
ジョブ数の最大値および警告値は,デフォルトで最大値(4,294,967,295)が設定されています。特に制限する必要がない場合,変更する必要はありません。
jpqquealt -ah エージェント名 -mj ジョブ数の最大値 -wj ジョブ数の警告値- 接続するエージェントを追加したり,接続先エージェントの優先順位を設定したりする。
jpqagtaddコマンドで追加したエージェントは,デフォルトキューと接続されています。このデフォルトキューにエージェントを複数台接続して,ジョブの実行を分散させる場合などに変更してください。優先順位を指定して複数のエージェントを接続すると,指定された優先順位に従ってエージェントへジョブを配信します。
jpqagtlink -ah エージェント名 -lh エージェント名 -clp 接続先エージェントの優先順位- 設定内容を確認する。
jpqagtshowコマンド,jpqqueshowコマンドを実行して,手順1〜4の設定内容が正しいことを確認してください。
jpqagtshow -ah エージェント名 jpqqueshow -ah エージェント名
(3) 環境設定パラメーターで定義する
ジョブ実行環境は,環境設定パラメーターを設定して定義することもできます。
(a) 設定手順
- JP1/AJS2のサービスを停止する。
Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]から[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止します。
- JP1/AJS2サービス
- 注意事項
- クラスタシステムの場合は,クラスタの設定を確認し,論理ホストのJP1/AJS2サービスも停止してください。
- メモ帳などのテキストエディターで,(2)の定義パラメーターを記述した設定ファイルを作成する。
設定ファイルのファイル名は任意です。
- ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ\bin\jbssetcnf」です。
jbssetcnf 設定ファイル名
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- JP1/AJS2を再起動する。
設定ファイルに記述した内容が反映されます。
(b) 環境設定パラメーター
ジョブ実行環境で設定できる環境設定パラメーターの一覧を次の表に示します。なお,環境設定パラメーターの詳細については,「14.2.2 マネージャー環境(JP1/AJS2 - Manager)で設定する内容」を参照してください。
表4-2 環境設定パラメーター一覧(JP1/AJS2 - Manager)(Windows)
定義キー 環境設定パラメーター 定義内容 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Process]※1 "WorkPath"= マネージャープロセス実行時のワークディレクトリ名 "IsHA"= マネージャープロセスのクラスタ環境設定の定義 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Database]※1 "DatabasePath"= データベース格納ディレクトリ名 "PreserveTerm"= ジョブ情報の保存日数 "StandardTime"= ジョブ情報削除の基準時刻 "FlashOption"= データファイル更新モード "DeleteFlashOption"= ジョブ情報削除処理非同期オプション "PreserveMinute"= ジョブ情報保存日数0日指定時のジョブ情報の保存時間 "StartUpDelete"= JP1/AJS2サービス起動時のジョブ情報削除処理抑止オプション "ColdStartMode"= JP1/AJS2サービスのコールドスタート時のデータベース初期化 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Queue]※1 "MaximumQueue"= キューの最大定義数 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Job]※1 "MaximumContentJob"= システム内の最大ジョブ数 "AlartContentJob"= システム内の警告ジョブ数 "ReceiveFileSizeStatus"= ファイルサイズが上限値に達したときの動作 "LimitReceiveFileSize"= ファイルサイズの上限値 "ReceiveFileOption"= ジョブ結果ファイルの二重受信防止の定義 "QueuingJobRecoveryTime"= キューイング中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間 "ExecutingJobRecoveryTime"= 実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間 "MaximumExecJobLogOption"= ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定 "MaximumExecJobLogInterval"= ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する間隔 "PreventChangeJobOrder"= サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止する設定 "EnumJobSaveMemory"= ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくする設定 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Network]※1 "ConnectTimeout"=※2 ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義 "CommunicateRetryCount"=※2 ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義 "CommunicateRetryInterval"=※2 ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Agent]※1 "MaximumAgent"= エージェントの最大定義数 "ObserveInterval"= エージェント監視インターバル "AutoCreate"= ジョブサブミット時のエージェント自動定義の制御フラグ "AutoCreateExecJobs"= エージェント自動定義時のジョブの実行多重度 "AutoCreateMaxJobs"= エージェント自動定義時のジョブ数の最大値 "AutoCreateWarnJobs"= エージェント自動定義時のジョブ数の警告値 "AutoCreatePriority"= エージェント自動定義時のエージェント優先順位 "LeastRecentlyUsed"= ジョブを配信するエージェントホストの決定方式 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Resource]※1 "MaximumResource"= 排他実行リソースの最大定義数 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Process]※1 "WorkPath"= エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名 "IsHA"= エージェントプロセスのクラスタ環境設定の定義 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Job]※1 "IsExecFindExecutable"=※3 ジョブをロングファイル名で実行するための定義 "LoadUserProfile"=※3 ユーザープロファイルを読み込むかどうかの定義 "IsAccessTokenCache"=※3 ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するための設定 "DISABLE_FS_REDIRECTION"=※3 ジョブの実行先サービスに[JP1/AJS2]を指定している場合に,WOW64環境でジョブを実行する際にファイルシステムリダイレクトを無効にする設定 "MergeEnvMode"= システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にするかどうかの設定 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Network]※1 "NotfyJobStateInterval"= ジョブの結果ファイルの再送間隔 "NotfyJobStateCount"= ジョブの結果ファイルの再送回数 "ConnectTimeout"=※2 ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義 "CommunicateRetryCount"=※2 ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義 "CommunicateRetryInterval"=※2 ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Variable]※1 "変数名"=※4 変数名に対応した実行プログラムの,そのホストでのインストールディレクトリ。 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQCLIENT\PathEnv]※1 "All Users"=※5 転送元ファイルの検索パス "JP1ユーザー名"=※5 転送元ファイルの検索パス [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQCLIENT\Network]※1 "ConnectTimeout"=※2 ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジュール制御のTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義 "CommunicateRetryCount"=※2 ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジュール制御のTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義 "CommunicateRetryInterval"=※2 ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジュール制御のTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義 "CommunicateTimeout"=※6 ジョブ実行制御のマネージャープロセスに対する通信タイムアウト時間 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQCLIENT\Process]※1 "MacroOptionReplaceMode"= マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定 "IsHA"= ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジュール制御のクラスタ環境設定の定義 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQNOTIFY\Network]※1 "ConnectTimeout"=※2 ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義 "CommunicateRetryCount"=※2 ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義 "CommunicateRetryInterval"=※2 ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQNOTIFY\Process]※1 "IsHA"= ジョブ実行制御状態通知プロセスのクラスタ環境設定の定義
- 注※1
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
- 注※2
- 定義内容の詳細については,「7.19 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」を参照してください。
- 注※3
- この環境設定パラメーターはWindows版だけで指定できます。定義内容の詳細については,以降の説明を参照してください。
- 注※4
- 定義内容の詳細については,「7.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」を参照してください。
- 注※5
- 定義内容の詳細については,「7.3 転送元ファイルの検索パスを定義する」を参照してください。
- 注※6
- 定義内容の詳細については,
- 「7.32 ジョブ実行制御のマネージャープロセスに対する通信タイムアウト時間の変更」を参照してください。
Windowsだけで使用できる環境設定パラメーターを次に説明します。
- "IsExecFindExecutable"=dword:設定値
- ジョブの実行ファイルをショートファイル名に変換しないでロングファイル名で実行するかどうかを指定します。
- 0
- 変換してショートファイル名で実行します。
- 1
- 変換しないでロングファイル名で実行します。
- デフォルトは「0」です。
- 詳細については「7.2 ジョブをロングファイル名で実行するための設定」を参照してください。
- "LoadUserProfile"=dword:設定値
- ジョブを実行するOSユーザーのユーザープロファイル情報をジョブ実行時に読み込むかどうかを指定します。
- 0
- ユーザープロファイルを読み込みません。
- 1
- ユーザープロファイルを読み込みます。
- デフォルトは「0」です。
- 「1」を指定する場合は,IsAccessTokenCacheにも「1」を設定してください。
- 詳細については「7.6 ユーザープロファイルを必要とするジョブを実行するための設定」を参照してください。
- "IsAccessTokenCache"=dword:設定値
- ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するかどうかを指定します。
- 0
- ジョブを実行するごとにアクセストークンを取得し,実行終了後に解放します。
- 1
- ジョブ実行時に「ユーザー名」「ドメイン名」「パスワード」が同一のアクセストークンが保存されている場合,アクセストークンを再利用してジョブを実行します。
- デフォルトは「0」です。
- LoadUserProfileに「1」を設定し,ユーザープロファイル情報を読み込む場合は,この値にも「1」を設定してください。
- 詳細については「7.26 ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するための設定」を参照してください。
- "DISABLE_FS_REDIRECTION"=dword:設定値
- ジョブの実行先サービスに[JP1/AJS2]を指定している場合に,WOW64環境でジョブを実行する際にファイルシステムリダイレクトを無効にするかどうかを指定します。
- 0
- WOW64環境でジョブを実行する際に,ファイルシステムリダイレクトが有効になります。
- 1
- WOW64環境でジョブを実行する際に,ファイルシステムリダイレクトが無効になります。
- デフォルトは「0」です。
- 詳細については「7.28 WOW64環境でジョブを実行する際にファイルシステムリダイレクトを無効にする設定」を参照してください。
- "MergeEnvMode"=dword:設定値
- システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にするかどうかを指定します。
- 0
- システム環境変数と重複するジョブ定義の環境変数を有効にしない場合に指定します。
- 1
- システム環境変数と重複するジョブ定義の環境変数を有効にする場合に指定します。
- デフォルトは「0」です。
- 詳細については「7.41 システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合にジョブ定義の環境変数を有効にするための設定」を参照してください。
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