JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド

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付録E.2 キューレスエージェントサービスが出力するログ

JP1/AJS2のキューレスログファイル中に出力されるログの一覧を次の表に示します。

表E-68 キューレスエージェントサービスのログ一覧

ログ種別 ログ名称 対応する
メッセージのID
対応する
JP1イベント
コマンド名 JP1/AJS2 - Viewからの操作 API
A101 キューレスエージェントサービス開始 KAVS1801-I なし
A102 キューレスエージェントサービス停止 KAVS1802-I なし
C901 コマンド要求受付 なし なし
J101 キューレスジョブ開始 KAVS0251-I なし
J102 キューレスジョブ正常終了 KAVS0252-I なし
J103 キューレスジョブ異常終了 KAVS0253-E なし
J104 キューレスジョブ警告終了 KAVS0254-W なし
J106 サブミット要求受付 KAVS1984-I なし

各ログ情報の出力形式と出力項目について次に説明します。各ログ情報で,共通の出力形式については,「付録E.1(1) ログの共通の出力形式」を参照してください。

なお,出力形式中の「△」は1バイトの空白を示しています。

<この項の構成>
(1) 「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力形式
(2) 「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力形式
(3) 「コマンド要求受付」ログの出力形式
(4) 「キューレスジョブ開始」ログの出力形式
(5) 「キューレスジョブ正常終了」ログの出力形式
(6) 「キューレスジョブ異常終了」ログの出力形式
(7) 「キューレスジョブ警告終了」ログの出力形式
(8) 「サブミット要求受付」ログの出力形式

(1) 「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力形式

「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力形式を次に示します。

A101△日付△時刻△KAVS1801-I△ホスト名

出力例
A101 Jul 28 12:30:59 KAVS1801-I hostA

各項目について次の表に示します。

表E-69 「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名 内容 長さ(単位:バイト)
ホスト名 キューレスエージェントサービスが起動されたホスト名が出力されます。 1〜255

(2) 「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力形式

「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力形式を次に示します。

A102△日付△時刻△KAVS1802-I△ホスト名

出力例
A102 Jul 28 12:30:06 KAVS1802-I hostA

各項目について次の表に示します。

表E-70 「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名 内容 長さ(単位:バイト)
ホスト名 キューレスエージェントサービスが停止されたホスト名が出力されます。 1〜255

(3) 「コマンド要求受付」ログの出力形式

「コマンド要求受付」ログの出力形式を次に示します。

(a) ajsqlalter

C901△日付△時刻△ajsqlalter△最大同時ジョブ実行数△最大待ちジョブ数△ユーザーマッピングキャッシュ消去オプション△クラス名△論理ホスト名

(b) ajsqlattach

C901△日付△時刻△ajsqlattach△論理ホスト名

(c) ajsqldetach

C901△日付△時刻△ajsqldetach△論理ホスト名△強制終了指定

(d) ajsqlstop

C901△日付△時刻△ajsqlstop△終了モード

出力例

ajsqlalter
C901 Jul 28 12:07:41 ajsqlalter -1 -1 0

ajsqlattach
C901 Jul 25 18:08:46 ajsqlattach

ajsqldetach
C901 Jul 25 18:08:08 ajsqldetach 0

ajsqlstop
C901 Jul 25 18:06:14 ajsqlstop 0

各項目について次の表に示します。

表E-71 「コマンド要求受付」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名 内容 長さ(単位:バイト)
論理ホスト名 -hで指定された論理ホスト名が出力されます。指定がない場合は出力されません。 0〜255
最大同時ジョブ実行数 変更する最大同時ジョブ実行数が10進数で出力されます。指定がない場合は-1と出力されます。 1〜4
最大待ちジョブ数 変更する最大待ちジョブ数が10進数で出力されます。指定がない場合は-1と出力されます。 1〜6
ユーザーマッピングキャッシュ消去オプション 「0」または「1」が出力されます。
0:指定なし。
1:指定あり。
1
クラス名 変更対象のクラス名が出力されます。指定がない場合は出力されません。 0〜63
強制終了指定 「0」または「1」が出力されます。
0:指定なし。
1:指定あり。
1
終了モード 「0」または「1」が出力されます。
0:ジョブの終了を待つ。
1:ジョブの終了を待たない。
1

(4) 「キューレスジョブ開始」ログの出力形式

「キューレスジョブ開始」ログの出力形式を次に示します。

J101△日付△時刻△KAVS0251-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名

出力例
J101 Feb 28 17:14:01 KAVS0251-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB

各項目について次の表に示します。

表E-72 「キューレスジョブ開始」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名 内容 長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名 キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。 1〜255
ジョブ名 実行が開始されたキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。 1〜969
エージェントホスト名 キューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。 1〜255

(5) 「キューレスジョブ正常終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ正常終了」ログの出力形式を次に示します。

J102△日付△時刻△KAVS0252-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△戻り値

出力例
J102 Feb 28 17:14:01 KAVS0252-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB 0

各項目について次の表に示します。

表E-73 「キューレスジョブ正常終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名 内容 長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名 キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。 1〜255
ジョブ名 正常終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。 1〜969
エージェントホスト名 正常終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。 1〜255
戻り値 正常終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。 1〜10

(6) 「キューレスジョブ異常終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ異常終了」ログの出力形式を次に示します。

J103△日付△時刻△KAVS0253-E△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△終了状態△戻り値

出力例
J103 Feb 28 17:14:01 KAVS0253-E hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB a 0

各項目について次の表に示します。

表E-74 「キューレスジョブ異常終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名 内容 長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名 キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。 1〜255
ジョブ名 異常終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。 1〜969
エージェントホスト名 異常終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。 1〜255
戻り値 異常終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。 1〜10
終了状態 次のどれかが出力されます。
a:異常検出終了
f:起動失敗
c:強制終了
?:終了状態不明
1

(7) 「キューレスジョブ警告終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ警告終了」ログの出力形式を次に示します。

J104△日付△時刻△KAVS0254-W△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△戻り値

出力例
J104 Feb 28 17:14:01 KAVS0254-W hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB 0

各項目について次の表に示します。

表E-75 「キューレスジョブ警告終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名 内容 長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名 キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。 1〜255
ジョブ名 警告終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。 1〜969
エージェントホスト名 警告終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。 1〜255
戻り値 警告終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。 1〜10

(8) 「サブミット要求受付」ログの出力形式

「サブミット要求受付」ログの出力形式を次に示します。

J106△日付△時刻△KAVS1984-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名

出力例
J106 Jul 28 12:21:03 KAVS1984-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB 0

各項目について次の表に示します。

表E-76 「サブミット要求受付」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名 内容 長さ(単位:バイト)
マネージャーホスト名 キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。 1〜255
ジョブ名 サブミット要求を受け付けたキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。 1〜969
エージェントホスト名 実行先エージェントホスト名として指定したホスト名が出力されます。 1〜255

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