JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス

拡張起動プロセス定義ファイル

形式

プロセス名|パス|起動オプション|再起動可否|再起動回数|リトライ間隔|再起動回数リセット時間|

ファイル

jp1cm_service_0700.conf（拡張起動プロセス定義ファイル）

格納先ディレクトリ

CMasterパス\conf\

共有フォルダ\JP1CMaster\conf\（クラスタ運用時）

説明

JP1/IM - CMを構成する機能のプロセス情報を定義するファイルです。

JP1/IM - CMはプロセス管理機能によって，各機能のプロセスの起動や停止およびプロセス異常終了時の再起動を制御しています。プロセス管理機能は，拡張起動プロセス定義ファイルの定義に従ってプロセスを制御します。

拡張起動プロセス定義ファイルは，モデルファイルによってあらかじめ適切な値が指定されているファイルを提供しています。セットアップする場合は，このモデルファイルをコピーし，プロセス障害時の「再起動可否」のパラメーターだけをカスタマイズして使います。

定義の反映時期

定義ファイルの内容は，JP1/IM- CMの起動時，およびjcm_spmd_reloadコマンドを実行して定義を再読み込みしたときに有効になります。

記述内容

プロセス名

JP1/IM - CMのプロセス管理機能によって起動停止するプロセス名を指定します。JP1/IM - CMのプロセス名があらかじめ指定されています。編集しないでください。なお，ここで指定した名称は，jcm_spmd_statusコマンドでプロセス名として表示されます。

パス

プロセスの実行ファイルをフルパスで指定します。JP1/IMのプロセスのパスがあらかじめ指定されています。編集しないでください。

起動オプション

プロセスの起動オプションを指定します。起動オプションの指定が必要なプロセスについては，あらかじめ指定されています。編集しないでください。

再起動可否

プロセスが異常終了した場合に，再起動するかどうかを指定します。再起動しない場合は0，再起動する場合は1を指定します。デフォルト値は0です。

再起動回数

プロセスの再起動の試行回数を指定します。指定できる値は，0～99です。デフォルト値は3です。なお，再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は，値が指定されていても無効になります。

リトライ間隔

プロセスの再起動のリトライ間隔を，秒単位で指定します。指定できる値は，0～3,600です。デフォルト値は3です。なお，再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は，値が指定されていても無効になります。

再起動リセット時間

再起動によってプロセスが起動してから何時間後に再起動回数をリセットするかを，秒単位で指定します。指定できる値は，3,600～2,147,483,647（秒）です。デフォルト値は3,600です。

プロセスが起動してから，指定した時間が経過すると，再起動回数がリセットされます。再度プロセスが異常終了した場合は，再起動回数が1からカウントされます。再起動によってプロセスが起動してから，指定した時間より前に再度異常終了した場合は，前回の再起動回数を引き継ぎます。なお，再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は，値が指定されていても無効になります。

注意事項

空白など，不要な文字を記述しないでください。編集を許可されているパラメーターの数値だけを編集してください。

「再起動可否」のパラメーターだけを，運用にあわせてカスタマイズするようにしてください。ほかのパラメーターは，各プロセスに合わせて適切な値がデフォルト値として設定されているため，通常は設定を変える必要はありません。

クラスタ構成では，論理ホストのプロセス管理のプロセスを起動する際に，論理ホストのconfフォルダに拡張起動プロセス定義ファイルがない場合は，物理ホストの拡張起動定義ファイルがコピーされます。

定義例

JP1/IM - CMのインストール先フォルダ ：C:\Program Files\HITACHI\JP1CMaster
jcmmain|C:\Program Files\HITACHI\JP1CMaster\bin\jcmmain.exe||0|3|3|3600|

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