JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス

ユーザーマッピング定義ファイル

形式

;コメント
OSユーザー名:JP1ユーザー名のリスト

ファイル

jcmumap.conf（デフォルトのユーザーマッピング定義ファイル）

格納先ディレクトリ

CMasterパス\conf\umap\

説明

JP1/IM - CMで管理する構成管理DBのデータモデルをJP1/AJS2 - SOのシナリオから参照する場合，またはJP1/IM - CMが提供するコマンドでユーザーIDとパスワードの指定を省略する場合，シナリオまたはコマンドを実行するOSユーザーがJP1ユーザーにマッピングされている必要があります。ユーザーマッピング定義ファイルは，OSユーザーとJP1ユーザーのマッピング情報を定義するファイルです。

定義ファイルは，デフォルトのユーザーマッピング定義ファイルをコピーして，任意の名称で作成できます。

定義の反映時期

jcmmkumapコマンドを実行すると，有効になります。

記述内容

;コメント

「;」で始まる，改行を含まない文字列をコメントとして扱います。

OSユーザー名:JP1ユーザー名のリスト

OSユーザー名とマッピングするJP1ユーザー名のリストを「:」で区切って定義します。

OSユーザー名には，JP1/IM - CMが稼働するホストのOSユーザー名やそのホストが所属するドメインのユーザー名を指定します。指定するOSユーザー名は，JP1/AJS2 - SOのシナリオの実行時ユーザー名，またはJP1/IM - CMのコマンドを実行するユーザーと同じユーザー名にしてください。なお，登録するOSユーザー名に自ホストが所属するドメインのユーザー名を指定する場合は，「domain\user1」，「server\user1」のように，ドメイン名やローカルホスト名とユーザー名の区切り文字として「\」を指定します。

JP1ユーザー名のリストには，JP1/IM - CMが稼働するホストで稼働するJP1/Baseに定義された認証サーバに登録されているJP1ユーザー名を指定します。JP1ユーザー名を複数指定する場合は，「,」で区切って指定してください。指定したJP1ユーザ名が認証サーバに登録されていない，またはJP1/IM - CMのパスワード管理に登録されていないJP1ユーザー名を指定した場合は登録できません。

注意事項

JP1/AJS2 - SOのシナリオでJP1/IM - CMの構成情報を参照する場合，シナリオを実行する前にユーザーマッピング定義ファイルを作成し，jcmmkumapコマンドでユーザーマッピングを完了させてください。ユーザーマッピングが完了していない状態でシナリオを実行すると，構成情報の参照時にエラーとなります。

ユーザーマッピング定義ファイルで指定するJP1ユーザーを認証サーバから削除した場合，シナリオの実行やコマンドの実行時にエラーになります。

定義例

ユーザーマッピング定義ファイルの定義例を示します。
 
;format
;OS-USER:JP1-USER[,JP1-USER2,JP1-USER2, ... ]
;
;example
Administrator:jp1admin
User1:jp1user1,jp1user2

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