JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス
形式
[Group キー実現値] [Select コンボボックス識別子] [Refer 参照先コンボボックス識別子 参照先コンボボックスのDB格納値] リスト定義 [End] : [End] [Select コンボボックス識別子] リスト定義 : [End] : #コメント [End]
ファイル
- default_0750_ja.conf(日本語版ユーザー定義用ファイル)
- default_0750_en.conf(英語版ユーザー定義用ファイル)
格納先ディレクトリ
CMasterパス\conf\console\select_item\
説明
JP1/IM - CMで管理する構成管理DBのデータモデルについて,セントラルインフォメーションマスター・ビューアーのGUIでは,特定のプロパティはコンボボックスオブジェクトで値を指定します。コンボボックス表示内容定義ファイルは,コンボボックスで指定するプロパティに対する値を定義するファイルです。
定義ファイルは,ユーザー定義用ファイルとシステム定義用ファイルがあります。システム定義用ファイルは変更できません。
定義の反映時期
JP1/IM - CMのサービスを再起動すると,有効になります。
記述内容
- [Group キー実現値]〜[End]
- 定義内容をJP1資源グループでグループ化します。[Group キー実現値]〜[End]で一つの定義ブロックとなります。キー実現値は,「Any」またはJP1資源グループ名を指定します。JP1資源グループは,1〜64バイトで指定してください。キー実現値を省略したり,複数指定したりできません。
- JP1資源グループ名を指定した場合,論理システムまたはリソースパックの定義時に指定されたJP1資源グループと同じときは,定義した値がコンボボックスに表示されます。
- 「Any」を指定した場合は,JP1資源グループに関係なく,常に定義した値がコンボボックスに表示されます。
- [Select コンボボックス識別子]〜[End]
- 定義対象となるコンボボックス識別子を定義します。[Select コンボボックス識別子]〜[End]で一つの定義ブロックとなります。[Group キー実現値]の定義ブロックの中に定義してください。
- [Select コンボボックス識別子]の定義ブロックには,参照先コンボボックス識別子やリスト定義を指定します。
- ユーザー定義で指定できるコンボボックス識別子を次の表に示します。
表3-2 ユーザー定義で指定できるコンボボックス識別子
定義種別 項目名 コンボボックス識別子 論理システム定義 状態 SystemState 論理システム定義 テンプレート種別 TemplateType ロードバランシンググループ定義 種別 LoadBalancingType ロードバランシンググループ定義 ロードバランシング方式 LoadBalancingMethod ロードバランシンググループ定義
ポート定義ポート種別 Protocol 論理サーバ定義 論理サーバ種別 LogicalServerType 論理Webサーバ定義
論理APサーバ定義
論理DBサーバ定義
ユーザー定義サーバ定義ミドルウェア名称 MiddlewareName 論理Webサーバ定義
論理APサーバ定義
論理DBサーバ定義
ユーザー定義サーバ定義管理ミドルウェア名称 ManagementMiddlewareName 論理Webサーバ定義
論理APサーバ定義
論理DBサーバ定義
ユーザー定義サーバ定義管理ミドルウェアホスト名 ManagementMiddlewareHostName プロセス定義 ミドルウェア種別 MiddlewareType プロセス定義 プロセス種別 ProcessType 仮想ホスト定義 Tier種別 TierType リソースパック定義 状態 ResourcePackState
- [Refer 参照先コンボボックス識別子,参照先コンボボックスのDB格納値]
- 参照先コンボボックス識別子を定義します。[Refer 参照先コンボボックス識別子,参照先コンボボックスのDB格納値]〜[End]で一つの定義ブロックとなります。定義するコンボボックスのリストを,ほかのコンボボックスで指定した値によってグルーピングする場合に,参照先のコンボボックスのコンボボックス識別子とグルーピング対象の値を定義します。[Select コンボボックス識別子]の定義ブロックの中に定義してください。
- [Refer 参照先コンボボックス識別子,参照先コンボボックスのDB格納値]定義ブロックには,リスト定義を指定します。
- リスト定義
- コンボボックスのDB格納値と画面表示値のセットのリストを定義します。コンボボックスに表示する値の数だけリスト定義を記述します。[Select コンボボックス識別子],または[Refer 参照先コンボボックス識別子,参照先コンボボックスのDB格納値]の間に定義してください。
- コンボボックスのデフォルト値は,リスト定義の先頭の値になります。
- リスト定義の形式を次に示します。
- DB格納値,{GUI表示値}
- リスト定義の要素について,次に説明します。
- DB格納値
- GUIのコンボボックスを選択したときにDBに設定される値を指定します。1〜2,047バイトの文字列で指定してください。次の文字については注意してください。
- ・”[”で始まる文字
- ”[”を指定した場合,文法エラーになります。
- ・”,”を含む文字列
- ”,”を指定した場合,”,”以降の文字列は,画面表示値とみなされます。ただし,1行中に”,”が2個以上指定された場合は,文法エラーになります。
- GUI表示値
- GUI表示値を指定した場合は,指定された値がセントラルインフォメーションマスター・ビューアーのコンボボックスに表示されます。1〜2,047バイトの文字列で指定してください。
- ユーザー定義用ファイルと,システム定義用ファイルに定義される値について,次の表に示します。
表3-3 ユーザー定義用ファイルに定義される内容
コンボボックス識別子 設定済みのDB格納値,GUI表示値
または,入力制限備考 LoadBalancingMethod
2,047バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
- default
- least-connections
- round-robin
- weight
- response-time
- least-session
LoadFlowval以外のロードバランサを使用する場合,カスタマイズが必要。 MiddlewareName
- 511バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
− ManagementMiddlewareName
- 511バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
− ManagementMiddlewareHostName 255バイト以内の,空白と「#」を除いた印刷できるASCII文字 − MiddlewareType
2,047バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
- Cosminexus
- HiRDB
- others
− ProcessType Cosminexusの場合
HiRDBの場合
- web-server
- j2ee-server
- naming-service
- smart-agent
- performance-tracer
- transaction-context-service
- component-transaction-monitor
- ctm-domain-manager
- sfo-server
othersの場合
- FES
- BES
- MGR
- DIC
- SDS
63バイト以内の,空白と「* " ' ^ [ ] { } ( ) : ; | \ / = , + ? < >」を除いた印刷できるASCII文字
- OTHERS
othersに対するユーザーカスタマイズが必要。 TierType
- combined-tier
- http-tier
- j2ee-tier
- http/servlet-tier
- ejb-tier
- 2,047バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
−
- (凡例)
- −:なし
表3-4 システム定義用ファイルに定義される内容
コンボボックス識別子 設定済みのDB格納値,GUI表示値 備考 SystemState
- DEF,定義中
- CST,構築中
- CFM,確認中
- RUN,稼働中
− TemplateType
- CMB,Web推奨モデル
- FRE,フリーパターン
− LoadBalancingType
- LOADBALANCER,ロードバランサ
- OTHER,その他
− Protocol
- tcp
- udp
- tcp/udp
− LogicalServerType
- LogicalWebServer,Webサーバ
- LogicalAPServer,APサーバ
- LogicalDBServer,DBサーバ
- UserDefinedServer,ユーザー定義サーバ
− ResourcePackState
- DEF,定義中
- FIN,完了
−
- (凡例)
- −:なし
- #コメント
- 「#」で始まる改行を含まない文字列をコメントとして扱います。
注意事項
- 定義ファイルは,シフトJISで作成してください。
- 定義ブロックは,必ず[End]を対応させてください。
- コンボボックス表示内容定義ファイルの文法エラーを検出した場合は,JP1/IM - CMのサービス起動に失敗します。
- 各定義行の先頭スペースおよびタブスペースは無視されます。
- 次の項目は,JP1/IM - CMの運用を始める前に,ユーザーカスタマイズをする必要があります。
- ManagementMiddlewareName(管理ミドルウェア名称)
- JP1/IM - CMの提供ファイルでは,JP1/IM - CMの情報収集先のミドルウェア名称がすべて記述されていますが,ユーザー環境で不要なものの削除および追加が必要な管理ミドルウェアの名称を追加する必要があります。
- ManagementMiddlewareHostName(管理ミドルウェアホスト名)
- JP1/IM - CMの提供ファイルでは,「Dummy」の1行だけ定義されています。管理ミドルウェア名称で指定した管理ミドルウェアがインストールされているホストのホスト名をすべて指定する必要があります。
- ProcessType(プロセス種別)
- JP1/IM - CMの提供ファイルでは,MiddlewareType(ミドルウェア種別)が「others」の場合は,「OTHERS」の1行だけが定義されています。MiddlewareType(ミドルウェア種別)で「others」を選択した場合に,プロセス種別として選択対象にするプロセス名を指定してください。
定義例
以下に日本語の場合について,ユーザー定義用ファイルの定義例を示します。
- ユーザー定義用ファイル
[Group Any] [Select LoadBalancingMethod] default least-connections round-robin weight response-time least-session [End] [Select MiddlewareName] Cosminexus Application Server HiRDB/Single Server HiRDB/Parallel Server [End] [Select ManagementMiddlewareName] Cosminexus Application Server JP1/SC/Control Manager HiRDB Control Manager JP1/Cm2/Network Element Configuration JP1/NETM/Asset Information Manager [End] [Select ManagementMiddlewareHostName] Dummy [End] [Select MiddlewareType] Cosminexus HiRDB others [End] [Select ProcessType] [Refer MiddlewareType Cosminexus] web-server j2ee-server naming-service smart-agent performance-tracer transaction-context-service component-transaction-monitor ctm-domain-manager sfo-server [End] [Refer MiddlewareType HiRDB] FES BES MGR DIC SDS [End] [Refer MiddlewareType others] OTHERS [End] [End] [Select TierType] combined-tier http-tier j2ee-tier http/servlet-tier ejb-tier [End] [End]
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