JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス

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コンボボックス表示内容定義ファイル

形式

[Group キー実現値]
[Select コンボボックス識別子]
[Refer 参照先コンボボックス識別子 参照先コンボボックスのDB格納値]
リスト定義
[End]
    :
[End]
 
[Select コンボボックス識別子]
リスト定義
    :
[End]
    :
#コメント
[End]

ファイル

格納先ディレクトリ

CMasterパス\conf\console\select_item\

説明

JP1/IM - CMで管理する構成管理DBのデータモデルについて,セントラルインフォメーションマスター・ビューアーのGUIでは,特定のプロパティはコンボボックスオブジェクトで値を指定します。コンボボックス表示内容定義ファイルは,コンボボックスで指定するプロパティに対する値を定義するファイルです。

定義ファイルは,ユーザー定義用ファイルとシステム定義用ファイルがあります。システム定義用ファイルは変更できません。

定義の反映時期

JP1/IM - CMのサービスを再起動すると,有効になります。

記述内容

[Group キー実現値]〜[End]
定義内容をJP1資源グループでグループ化します。[Group キー実現値]〜[End]で一つの定義ブロックとなります。キー実現値は,「Any」またはJP1資源グループ名を指定します。JP1資源グループは,1〜64バイトで指定してください。キー実現値を省略したり,複数指定したりできません。
JP1資源グループ名を指定した場合,論理システムまたはリソースパックの定義時に指定されたJP1資源グループと同じときは,定義した値がコンボボックスに表示されます。
「Any」を指定した場合は,JP1資源グループに関係なく,常に定義した値がコンボボックスに表示されます。

[Select コンボボックス識別子]〜[End]
定義対象となるコンボボックス識別子を定義します。[Select コンボボックス識別子]〜[End]で一つの定義ブロックとなります。[Group キー実現値]の定義ブロックの中に定義してください。
[Select コンボボックス識別子]の定義ブロックには,参照先コンボボックス識別子やリスト定義を指定します。
ユーザー定義で指定できるコンボボックス識別子を次の表に示します。

表3-2 ユーザー定義で指定できるコンボボックス識別子

定義種別 項目名 コンボボックス識別子
論理システム定義 状態 SystemState
論理システム定義 テンプレート種別 TemplateType
ロードバランシンググループ定義 種別 LoadBalancingType
ロードバランシンググループ定義 ロードバランシング方式 LoadBalancingMethod
ロードバランシンググループ定義
ポート定義
ポート種別 Protocol
論理サーバ定義 論理サーバ種別 LogicalServerType
論理Webサーバ定義
論理APサーバ定義
論理DBサーバ定義
ユーザー定義サーバ定義
ミドルウェア名称 MiddlewareName
論理Webサーバ定義
論理APサーバ定義
論理DBサーバ定義
ユーザー定義サーバ定義
管理ミドルウェア名称 ManagementMiddlewareName
論理Webサーバ定義
論理APサーバ定義
論理DBサーバ定義
ユーザー定義サーバ定義
管理ミドルウェアホスト名 ManagementMiddlewareHostName
プロセス定義 ミドルウェア種別 MiddlewareType
プロセス定義 プロセス種別 ProcessType
仮想ホスト定義 Tier種別 TierType
リソースパック定義 状態 ResourcePackState

[Refer 参照先コンボボックス識別子,参照先コンボボックスのDB格納値]
参照先コンボボックス識別子を定義します。[Refer 参照先コンボボックス識別子,参照先コンボボックスのDB格納値]〜[End]で一つの定義ブロックとなります。定義するコンボボックスのリストを,ほかのコンボボックスで指定した値によってグルーピングする場合に,参照先のコンボボックスのコンボボックス識別子とグルーピング対象の値を定義します。[Select コンボボックス識別子]の定義ブロックの中に定義してください。
[Refer 参照先コンボボックス識別子,参照先コンボボックスのDB格納値]定義ブロックには,リスト定義を指定します。

リスト定義
コンボボックスのDB格納値と画面表示値のセットのリストを定義します。コンボボックスに表示する値の数だけリスト定義を記述します。[Select コンボボックス識別子],または[Refer 参照先コンボボックス識別子,参照先コンボボックスのDB格納値]の間に定義してください。
コンボボックスのデフォルト値は,リスト定義の先頭の値になります。
リスト定義の形式を次に示します。

DB格納値,{GUI表示値}
リスト定義の要素について,次に説明します。

DB格納値
GUIのコンボボックスを選択したときにDBに設定される値を指定します。1〜2,047バイトの文字列で指定してください。次の文字については注意してください。

・”[”で始まる文字
”[”を指定した場合,文法エラーになります。

・”,”を含む文字列
”,”を指定した場合,”,”以降の文字列は,画面表示値とみなされます。ただし,1行中に”,”が2個以上指定された場合は,文法エラーになります。

GUI表示値
GUI表示値を指定した場合は,指定された値がセントラルインフォメーションマスター・ビューアーのコンボボックスに表示されます。1〜2,047バイトの文字列で指定してください。
ユーザー定義用ファイルと,システム定義用ファイルに定義される値について,次の表に示します。

表3-3 ユーザー定義用ファイルに定義される内容

コンボボックス識別子 設定済みのDB格納値,GUI表示値
または,入力制限
備考
LoadBalancingMethod
  • default
  • least-connections
  • round-robin
  • weight
  • response-time
  • least-session
2,047バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
LoadFlowval以外のロードバランサを使用する場合,カスタマイズが必要。
MiddlewareName
  • 511バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
ManagementMiddlewareName
  • 511バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
ManagementMiddlewareHostName 255バイト以内の,空白と「#」を除いた印刷できるASCII文字
MiddlewareType
  • Cosminexus
  • HiRDB
  • others
2,047バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字
ProcessType Cosminexusの場合
  • web-server
  • j2ee-server
  • naming-service
  • smart-agent
  • performance-tracer
  • transaction-context-service
  • component-transaction-monitor
  • ctm-domain-manager
  • sfo-server
HiRDBの場合
  • FES
  • BES
  • MGR
  • DIC
  • SDS
othersの場合
  • OTHERS
63バイト以内の,空白と「* " ' ^ [ ] { } ( ) : ; | \ / = , + ? < >」を除いた印刷できるASCII文字
othersに対するユーザーカスタマイズが必要。
TierType
  • combined-tier
  • http-tier
  • j2ee-tier
  • http/servlet-tier
  • ejb-tier
  • 2,047バイト以内の,印刷できるASCII文字,全角文字

(凡例)
−:なし

表3-4 システム定義用ファイルに定義される内容

コンボボックス識別子 設定済みのDB格納値,GUI表示値 備考
SystemState
  • DEF,定義中
  • CST,構築中
  • CFM,確認中
  • RUN,稼働中
TemplateType
  • CMB,Web推奨モデル
  • FRE,フリーパターン
LoadBalancingType
  • LOADBALANCER,ロードバランサ
  • OTHER,その他
Protocol
  • tcp
  • udp
  • tcp/udp
LogicalServerType
  • LogicalWebServer,Webサーバ
  • LogicalAPServer,APサーバ
  • LogicalDBServer,DBサーバ
  • UserDefinedServer,ユーザー定義サーバ
ResourcePackState
  • DEF,定義中
  • FIN,完了

(凡例)
−:なし

コメント
「#」で始まる改行を含まない文字列をコメントとして扱います。

注意事項

定義例

以下に日本語の場合について,ユーザー定義用ファイルの定義例を示します。

ユーザー定義用ファイル
[Group Any]
    [Select LoadBalancingMethod]
        default
        least-connections
        round-robin
        weight
        response-time
        least-session
    [End]
    [Select MiddlewareName]
        Cosminexus Application Server
        HiRDB/Single Server
        HiRDB/Parallel Server
    [End]
    [Select ManagementMiddlewareName]
        Cosminexus Application Server
        JP1/SC/Control Manager
        HiRDB Control Manager
        JP1/Cm2/Network Element Configuration
        JP1/NETM/Asset Information Manager
    [End]
    [Select ManagementMiddlewareHostName]
        Dummy
    [End]
    [Select MiddlewareType]
        Cosminexus
        HiRDB
        others
    [End]
    [Select ProcessType]
        [Refer MiddlewareType Cosminexus]
            web-server
            j2ee-server
            naming-service
            smart-agent
            performance-tracer
            transaction-context-service
            component-transaction-monitor
            ctm-domain-manager
            sfo-server
        [End]
        [Refer MiddlewareType HiRDB]
            FES
            BES
            MGR
            DIC
            SDS
        [End]
        [Refer MiddlewareType others]
            OTHERS
        [End]
    [End]
    [Select TierType]
        combined-tier
        http-tier
        j2ee-tier
        http/servlet-tier
        ejb-tier
    [End]
[End]
 

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