JP1/Integrated Management - Central Information Master リファレンス
機能
JP1/IM - CMの構成管理DBをバックアップするためのツールです。
形式
jcmbackup [-h 論理ホスト名]
-b バックアップファイル名
[-p 処理結果出力ファイル名]
実行権限
Administrators権限
格納先ディレクトリ
CMasterパス\bin\
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に論理ホスト名を指定します。クラスタシステムを使用していない場合には,指定は不要です。指定できる文字数は,1〜196(単位:バイト)です。
省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合は,物理ホスト名が仮定されます。
-b バックアップファイル名
構成管理DBのバックアップファイル名を指定します。パス名を指定しない場合は,このコマンドを実行したディレクトリにバックアップファイルを作成します。バックアップファイルは,ネットワークドライブには作成できません。バックアップファイルをパス名で指定する場合には,ローカルドライブを指定してください。
バックアップ先がテープデバイスの場合は,テープデバイス名を次のように指定してください。
\\.\tape[n]nには,テープドライブ番号を指定します。指定を省略した場合は,0が仮定されます。
-p 処理結果出力ファイル名
構成管理DBのバックアップの処理結果を出力するファイル名を指定します。パス名を指定しない場合は,このコマンドを実行したディレクトリに,指定したファイル名で処理結果出力ファイルを作成します。また,このオプションを省略した場合は,このコマンドを実行したディレクトリに,jcmbackupresult.txtのファイル名で処理結果出力ファイルを作成します。このオプションの指定に関係なく,エラーメッセージはシステムログファイルおよび標準出力に,最終処理結果は標準出力に出力します。ただし,システムログファイルと標準出力に出力されるメッセージの順序は必ずしも同じではありません。処理結果出力ファイルは,ネットワークドライブには作成できません。処理結果出力ファイルをパス名で指定する場合には,ローカルドライブを指定してください。
注意事項
- このコマンドを使用してJP1/IM - CMの構成管理DBをバックアップする場合は,JP1/IM - CMのサービスを停止する必要があります。
- このコマンドの実行中は,JP1/IM - CMのほかのコマンドを実行しないでください。
- バックアップできるテープデバイスは,DAT,DLT,またはLTOです。それ以外のテープデバイスの場合はバックアップできません。なお,このコマンドの実行中は,テープを抜かないでください。テープを抜いた場合,バックアップ結果を保証できません。
- バックアップ先のテープデバイスがハードウェア圧縮をサポートしている場合は,常にハードウェア圧縮が有効になります。
戻り値
0 正常終了 8 異常終了
- 一部の複写に失敗またはスキップした
12 異常終了
- すべての複写に失敗した
使用例
バックアップファイルをC:\temp\DBBackup,処理結果出力ファイルをC:\temp\result.txtとして出力する場合。
jcmbackup -b C:\temp\DBBackup -p C:\temp\result.txt
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