uCosminexus Portal Framework システム管理者ガイド

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10.2.1 ポートレット定義ファイルjetspeed-config.jcfg

uCosminexus Portal Frameworkで使用するポートレットの情報を設定するファイルです。ポートレットの登録の設定と,Webポートレットの設定,およびMulti Web Portletのフォーム認証が設定できます。また,運用管理ポートレットの登録ができます。

<この項の構成>
(1) ポートレットの登録の設定
(2) ポートレットの設定
(3) Multi Web Portletの認証の設定

(1) ポートレットの登録の設定

ポートレット定義ファイルに,ポートレットを登録するために必要な設定項目を定義します。Portal Managerを使用してポートレットを登録した際の設定内容が書き込まれるため,ポートレット定義ファイルを直接編集して定義する必要はありません。Portal Managerを使用したポートレットの登録方法については,「7. ポートレットの登録」を参照してください。

ポートレットの登録に関する設定の,ポートレット定義ファイルでの記述形式を次に示します。

 
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<!-- ========================================================= -->
<!--                BEGIN Portlet Entries                      -->
<!-- ========================================================= -->
<portlet-entry type="ref" parent="adaptor" name="name">
  <url>path</url>
  <meta-info>
    <title lang="lang">title</title>
    <description lang="lang">description</description>
    <windowtitle lang="lang">windowtitle</windowtitle>
  </meta-info>
  <parameter name="user-defined-name" value="user-defined-value" />
  <parameter name="dont_remove_head" value="dont_remove_head" />
  <parameter name="dont_remove_applet" value="dont_remove_applet" />
  <parameter name="dont_remove_object" value="dont_remove_object" />
  <parameter name="dont_remove_script" value="dont_remove_script" />
  <parameter name="dont_remove_onsomething" value="dont_remove_onsomething" />
  <parameter name="Cache-Enable" value="Cache-Enable" />
  <parameter name="filter_type" value="filter_type" />
  <parameter name="filter_params" value="filter_params" />
  <parameter name="NameSpace-Resolution" value="NameSpace-Resolution" />
  <parameter name="Inline-Object-Fetching" value="Inline-Object-Fetching" />
  <parameter name="hptl.short-title" value="hptl.short-title" />
  <parameter name="hptl.keywords" value="hptl.keywords" />
  <parameter name="hptl.help.url" value="hptl.help.url" />
  <parameter name="hptl.EditMode" value="hptl.EditMode" />
  <parameter name="hptl.MinimizeMode" value="hptl.MinimizeMode" />
  <parameter name="hptl.CloseMode" value="hptl.CloseMode" />
  <parameter name="hptl.MaximizeMode" value="hptl.MaximizeMode" />
  <parameter name="hptl.NewWindowMode" value="hptl.NewWindowMode" />
  <parameter name="hptl.Size" value="hptl.Size" />
  <parameter name="hptl.MultiJSP.tags.watch" value="timeout" />
  <parameter name="hptl.portlet.nonresponse.timeout.trytimes" value="hptl.portlet.nonresponse.timeout.trytimes" />
  <parameter name="hptl.MultiJSP.tags.iframe0100compat" value="hptl.MultiJSP.tags.iframe" />
  <parameter name="hptl.module.action" value="hptl.module.action" />
  <parameter name="hptl.navigationbar.support" value="hptl.navigationbar.support" />
  <parameter name="hptl.navigationbar.version" value="hptl.navigationbar.version" />
  <parameter name="hptl.navigationbar.alltabflag" value="hptl.navigationbar.alltabflag" />
  <parameter name="hptl.portlet.defaulticon" value="hptl.portlet.defaulticon" />
  <parameter name="hptl.portlets.layout.hide" value="hptl.portlets.layout.hide" />
  <parameter name="hptl.portlets.layout.not.modified" value="hptl.portlets.layout.not.modified" />
</portlet-entry>
<!-- =========================================================== -->
<!--                   END Portlet Entries                       -->
<!-- =========================================================== -->
 

設定項目と内容を次の表に示します。

表10-7 ポートレット登録の設定内容

設定項目 デフォルト値 設定内容
adaptor ポートレットの種類を指定します。必須です。
  • 日立APIポートレット:"MultiJSP"
  • Fileポートレット:"MultiFile"
  • Multi Web Portlet:"MultiWeb"
  • Web App Portlet:"WebApp"
  • Web Page Portlet:"WebPage"
  • 分散ポートレット:"DistributedWebApp"
  • Webコンテンツポートレット:"hptlComponent"
name ポートレット名を指定します。ポートレットの種類(adaptor)は使用できません。ほかのポートレットと異なるポートレット名を半角英数字で指定します。必須です。
path 必須です。
  • Webポートレット
    コンテンツのURLを指定します。外部コンテンツの場合,http://からの絶対URL形式で記述します。ローカルコンテンツは,{PROJECT_HOME}からの絶対パス形式で記述します。
  • 日立APIポートレットおよびFileポートレット
    マッピング定義ファイルへのパスを{PROJECT_HOME}からの絶対パス形式で指定します。「%」は使用できません。
title No Title Set ポータル画面でタイトルバーに表示するタイトルを指定します。日本語も使用できます。日本語を使用するには,xml宣言文のencoding属性に文字コードを指定する必要があります。
なお,lang属性で言語種別を指定する場合は,次の形式で指定します。
{言語コード}[-{国コード}[-{バリアント}]]
国コードおよびバリアントは省略できます。
description No description found. Generic Portlet. ポートレットの説明文です。日本語も使用できます。
日本語を使用するには,xml宣言文のencoding属性に文字コードを指定する必要があります。
なお,lang属性で言語種別を指定する場合は,次の形式で指定します。
{言語コード}[-{国コード}[-{バリアント}]]
国コードおよびバリアントは省略できます。
windowtitle ポートレット名 新規ウィンドウを表示するときの,ウィンドウのタイトルを指定します。
なお,lang属性で言語種別を指定する場合は,次の形式で指定します。
{言語コード}[-{国コード}[-{バリアント}]]
国コードおよびバリアントは省略できます。
user-defined-value 日立APIポートレットで使用します。ユーザ定義のパラメタについてのパラメタ値です。
dont_remove_head no head要素の削除を指定します。Webポートレットで使用します。
  • no:削除します。
  • yes:削除しません。
dont_remove_applet no applet要素の削除を指定します。Webポートレットで使用します。
  • no:削除します。
  • yes:削除しません。
dont_remove_object no object要素の削除を指定します。Webポートレットで使用します。
  • no:削除します。
  • yes:削除しません。
dont_remove_script no script要素の削除を指定します。Webポートレットで使用します。
  • no:削除します。
  • yes:削除しません。
指定が"no"かつ対応するnoscript要素がある場合,noscript開始,終了タグを削除します。
dont_remove_ onsomething no "on"で始まるイベント属性の削除を指定します。Webポートレット,WebPageポートレットで使用します。
  • no:削除します。
  • yes:削除しません。
Cache-Enable true キャッシュについて設定します。
  • true:キャッシュを使用します。
  • false:キャッシュを使用しません。
filter_type コンテンツのフィルタリング方式およびディレクティブ形式を次の形式で指定します。Webポートレットで使用します。Web Page Portletでは削除とコメントでのフィルタリングだけ使用できます。
<parameter name="filter_type" value="delete, comment"/>
次のフィルタリング方式のどちらかを指定します。
  • delete:コンテンツを削除します。
  • extract:コンテンツを抽出します。
次のディレクティブ形式のどちらかを指定します。
  • comment:コメントで指定します。
  • regexp:正規表現で指定します。
filter_params コンテンツフィルタリングのディレクティブを指定します。Webポートレットで使用します。Web Page Portletではコメントだけ使用できます。
  • コメントで指定する場合
    コメント中に含まれる開始および終了キーワードをコンマ(,)で区切って指定します。キーワードとして,「,」,「"」,および「|」は指定できません。
    <parameter name="filter_params" value="What's New, Information"/>
    ディレクティブを複数指定するには,開始キーワードと終了キーワードの組を「|」で区切ります。
    <parameter name="filter_params" value="What's New, Information | start, end"/>
  • 正規表現で指定する場合
    「<」,「>」,「"」を指定する場合,文字参照で指定します。「<」は「&lt;」,「>」は「&gt;」,「"」は「&quot;」と指定します。また,「/」は「\/」とエスケープする必要があります。また,ディレクティブを複数指定できません。

<BODY>タグの先頭からパターンまで
<parameter name="filter_params" value="fromhead=パターン文字列"/>
指定パターンの例
パターン文字列:Information</a>
<parameter name="filter_params" value="fromhead=Information&lt;/a&gt;"/>

パターンからパターンまで
<parameter name="filter_params" value="inbetween=パターン文字列1,パターン文字列2"/>
パターン文字列2に当てはまる文字列は,パターン文字列1に当てはまる文字列以降から検索されます。
指定パターンの例
パターン文字列1:<form action=".*\s*<textarea
パターン文字列2:</form>
<parameter name="filter_params" value="inbetween=&lt;form action=&quot;.*\s*&lt;textarea , &lt;/form&gt;" />

パターンから<BODY>終了タグまで
<parameter name="filter_params" value="untiltail=パターン文字列"/>
指定パターンの例
パターン文字列:<a.*"http://w\d\.ins-hitachi\.co\.jp.*/a>
<parameter name="filter_params" value=" untiltail=&lt;a.*&quot;http:\/\/w\d\.ins-hitachi\.co\.jp.*/a&gt" />
NameSpace-Resolution true ネームスペース自動解決を設定します。Web App Portletおよび分散ポートレットで使用します。
  • true :ネームスペースを自動解決します。
  • false:ネームスペースを自動解決しません。
Inline-Object-Fetching direct インラインオブジェクトの取得方法を設定します。Web App Portletで使用します。
  • portal:uCosminexus Portal Framework経由で取得します。
  • direct:外部サーバから直接取得します。
hptl.short-title ポートレットタイトルの略称を指定します。
hptl.keywords ポートレットを検索する際のキーワードを指定します。
hptl.help.url ポートレットアクションのヘルプのURLを指定します。
hptl.help.url.ja ポートレットアクションの日本語ヘルプのURLを指定します。
hptl.help.url.en ポートレットアクションの英語ヘルプのURLを指定します。
hptl.help.url.{言語コード}[-{国コード}[-{バリアント}]] ポートレットアクションの日本語および英語以外の言語に対応するヘルプのURLを指定します。なお,国コードとバリアントは省略できます。
hptl.EditMode false 編集モードを設定します。
  • true:編集モードを設定します。
  • false:編集モードを設定しません。
hptl.MinimizeMode false ポートレットがタイトル表示の場合,ポートレットの最小化ボタンを表示し,最小化できるようにするか指定します。
  • true:ポートレットの最小化をサポートします。
  • false:ポートレットの最小化をサポートしません。※1
hptl.CloseMode false ポートレットがタイトル表示の場合,かつ強制表示ポートレットでない場合,ポートレットの閉じるボタンを表示し,閉じることができるようにするか指定します。
  • true:ポートレットのクローズをサポートします。
  • false:ポートレットのクローズをサポートしません。※1
hptl.MaximizeMode true ポートレットがタイトル表示の場合,ポートレットの最大化ボタンを表示し,最大化できるようにするか指定します。
  • true:ポートレットの最大化をサポートします。
  • false:ポートレットの最大化をサポートしません。※1
hptl.NewWindowMode false ポートレットがタイトル表示の場合,ポートレットの別画面表示ボタンを表示し,新規ウィンドウに表示できるようにするか指定します。
  • true:ポートレットの新規ウィンドウ表示をサポートします。
  • false:ポートレットの新規ウィンドウ表示をサポートしません。
hptl.Size ポートレットの大きさを指定します。レイアウトパターンの設定をしている場合に指定できます。指定できる項目を次に示します。なお,次の項目以外を指定した場合,そのポートレットは表示されません。
  • large:大きいサイズ
  • medium:中サイズ
  • small:小さいサイズ
  • 指定無し:レイアウトパターンの設定で指定したサイズ
timeout 無応答監視時間を指定します。指定する値の単位は秒です。指定できる値の範囲は,0〜86,400(整数)です。0を指定した場合,無応答監視は行いません。
hptl.portlet.nonresponse.timeout.trytimes 無応答監視がタイムアウトになったときに,uCosminexus Portal Frameworkが日立APIポートレットにinterruptを通知する回数を指定します。指定できる値の範囲は,1〜10(整数)です。interruptを通知する回数の指定がない場合(デフォルト),1回だけinterruptを通知します。
hptl.MultiJSP.tags.iframe false <iframe>タグ内のコンテンツの取得先を設定します。
  • true:ポータルサーバを経由しないで直接Webサーバから取得します。
  • false:ポータルサーバを経由して取得します。
hptl.module.action ポートレットのイベント処理を記述するためのアクションモジュールのパッケージ名称を含めたクラスのフルパス名称を指定します。
hptl.navigationbar.support false ナビゲーションメニューに対応するかどうかを指定します。
  • true:ナビゲーションメニューに対応します。
  • false:ナビゲーションメニューに対応しません。
hptl.navigationbar.version 01-00 対応しているナビゲーションメニューのAPIのバージョンを指定します。「01-00」を指定してください。
hptl.navigationbar.alltabflag false 連携ポートレットをデフォルトメニューに設定するかどうかを指定します。
  • true:ユーザにメニュー情報がない場合,デフォルトメニューとしてメニュー登録されます。
  • false:ユーザにメニュー情報がない場合,デフォルトメニューとしてメニュー登録されません。
hptl.portlet.defaulticon −(デフォルトのアイコン) ポートレットのデフォルトアイコンのURLを指定します。ポートレットのエントリのディレクトリからの相対パスで指定します。アイコンの画像サイズは16×16ピクセルとします。
ただし,メニューベースタイトルバーテンプレートを使用している場合は,Multi Web Portletだけ指定できます。
hptl.portlet.directreq.support false uCosminexus Portal Frameworkにログインしていない状態から,ポートレットのダイレクト呼び出し(WebブラウザでポートレットのURLを直接指定して表示させる機能)ができるかどうかを指定します。
  • true:ダイレクト呼び出しができます。ログイン後に指定したポートレットが表示されます。
  • false:ダイレクト呼び出しできません。ログイン後にホーム画面が表示されます。
hptl.portlets.layout.hide false レイアウトカスタマイズ機能の[ポートレットの選択]画面のポートレット一覧から選択できないポートレットとして設定するかどうか(レイアウトできないポートレットにするかどうか)を指定します。
  • true:レイアウトできないポートレットに設定します。
  • false:レイアウトできるポートレットに設定します。
hptl.portlets.layout.not.modified false 拡張レイアウト形式の変更不可エリアでだけ選択できるポートレットにするかどうか指定します。この設定を行ったポートレットは,変更不可エリアのポートレット追加・変更時にだけ[ポートレットの選択]画面に表示されます。
  • true:変更不可エリアでだけポートレットの追加・変更ができます。
  • false:すべてのエリア,およびすべてのレイアウトでポートレットの追加・変更ができます。

(凡例) −:該当しません。

注※1 ポートレットのタイトルに各ボタンを表示させるには,Portal Managerの各ポートレットの設定で指定する必要があります。


(2) ポートレットの設定

ポートレット定義ファイルに,ポートレットの種類ごとに前提となる項目を定義します。定義項目には,Portal Managerで定義した内容が書き込まれるものと,ポートレット定義ファイルを直接編集して定義するものがあります。Portal Managerを使用したポートレットの定義方法については,「7.8.1 共通定義(Webポートレット)」,または「7.9.1 共通定義(分散ポートレット)」を参照してください。

ポートレットの定義に関する設定の,ポートレット定義ファイルでの記述形式を次に示します。

(a) Multi Web Portlet

記述形式を次に示します。

 
<portlet-entry type="abstract" name="MultiWeb">
<classname>jp.co.hitachi.soft.portal.portal.portlets.MultiWebPortlet </classname>
  <parameter name="MobileUrlMapSize"  value="マップサイズ" />
  <parameter name="CharSetUrlMapSize"  value="マップサイズ" />
</portlet-entry>
 

パラメタの設定ができます。そのほかの項目は変更しないでください。

パラメタ名と値を次の表に示します。

表10-8 Multi Web Portletのパラメタ名と値

parameter-name デフォルト値 parameter-valueに設定する内容
hptl.MultiWebPortlet.MobileUrlMapSize 100 携帯電話で表示するWebブラウザのURLマップ個数を指定します。
hptl.MultiWebPortlet.CharSetUrlMapSize 100 文字コードのURLマップ個数を指定します。
hptl.ProxyHost プロキシサーバのホストを指定します。設定しない場合,Webサーバに直接接続します。
hptl.ProxyPort 80 プロキシサーバのポート番号を指定します。設定しない場合,Webサーバに直接接続します。

(凡例) −:該当しません。

注※ このパラメタは,Portal Managerでは定義できません。ポートレット定義ファイルを直接編集して定義してください。


(b) Web Page PortletおよびWeb App Portlet

記述形式を次に示します。

 
<portlet-entry type="abstract" name="WebPage">
<classname>jp.co.hitachi.soft.portal.portal.portlets.WebPagePortlet</classname>
  <parameter name="parameter-name" value="parameter-value" />
</portlet-entry>
 
<portlet-entry type="abstract" name="WebApp">
<classname>jp.co.hitachi.soft.portal.portal.portlets.WebAppPortlet</classname>
  <parameter name="parameter-name" value="parameter-value" />
</portlet-entry>
 

パラメタの設定ができます。そのほかの項目は変更しないでください。

パラメタ名と値を次の表に示します。

表10-9 Web Page Portletのパラメタ名と値

parameter-name デフォルト値 parameter-valueに設定する内容
proxyHost プロキシサーバのホストを指定します。設定しない場合,Webサーバに直接接続します。
proxyPort 80 プロキシサーバのポート番号を指定します。設定しない場合,Webサーバに直接接続します。
Cache-Control max-age=3600 コンテンツのデフォルトの有効期間を指定します。no-cacheまたはmax-age=secを指定します。max-ageには0以上の値を指定します。単位は秒です。
maxRedirect 2 HTTPリダイレクトの最大回数を指定します。設定できる範囲は0〜10です。
hptl.WebApp.SetUserAgent true WebブラウザのUser-Agent情報をWeb App Portletに設定するかを指定します。Web App Portletだけ対応しています。
  • true:User-Agent情報を設定します。
  • false:User-Agent情報を設定しないで,Javaのデフォルト値を使用します。

(凡例) −:該当しません。


(c) 分散ポートレット

記述形式を次に示します。

 
<portlet-entry type="abstract" name="DistributedWebApp">
<classname>jp.co.hitachi.soft.portal.portal.portlets.DistributedWebAppPortlet</classname>
  <parameter name="parameter-name" value="parameter-value" />
  <parameter name="proxyHost"  value="proxyhost" />
  <parameter name="proxyPort"  value="proxyport" />
</portlet-entry>
 

分散ポートレットのパラメタの設定ができます。そのほかの項目は変更しないでください。

パラメタ名と値を次の表に示します。

表10-10 分散ポートレットのパラメタ名と値

parameter-name デフォルト値 parameter-valueに設定する内容
proxyHost プロキシサーバのホストを指定します。設定しない場合,Webサーバに直接接続します。
proxyPort 80 プロキシサーバのポート番号を指定します。設定しない場合,Webサーバに直接接続します。

(凡例) −:該当しません。


(3) Multi Web Portletの認証の設定

ポートレット定義ファイルに,Multi.Web Portletの認証に必要な設定項目を定義します。Portal Managerを使用してポートレットを登録した際の設定内容が書き込まれるため,ポートレット定義ファイルを直接編集して定義する必要はありません。Portal Managerを使用したポートレットの登録方法については,「7. ポートレットの登録」を参照してください。

Multi.Web Portletの認証に関する設定の,ポートレット定義ファイルでの記述形式を次に示します。

 
<portlet-entry application="false" admin="false" parent=" MultiWeb" hidden="false" type="ref" name="MultiWebPortlet1">
<url>デバイス定義ファイルへのURL</url>
<parameter value="プロキシサーバアドレス" name="hptl.ProxyHost"/>
<parameter value="プロキシポート番号" name="hptl.ProxyPort"/>
<parameter value="YES" name="hptl.MultiWebPortlet.AppletRemove"/>
<parameter value="YES" name="hptl.MultiWebPortlet.ObjectRemove "/>
<parameter value="YES" name="hptl.MultiWebPortlet.ScriptRemove"/>
<parameter value="Portal" name="hptl.MultiWebPortlet.BinaryDataFetching "/>
<parameter value=" refURL[コンマ]targetURL[コンマ]method(POST | GET)
                   [コンマ]filed1[コンマ]filed2, ..."
           name="hptl.MultiWebPortlet.FromBaseAuth"/>
<parameter value="TRUE" name="hptl.EditMode "/>
<parameter name="hptl.MultiWebPortlet.filter_type" value="regexp/>
<parameter name=" hptl.MultiWebPortlet.filter_params"
           value=" inbetween=日本語マッチ?,します。”/>
<parameter name="hptl.MultiWebPortlet.DefScreenHeight" value="400"/>
<parameter name="hptl.MultiWebPortlet.MaxScreenHeight" value="520"/>
<parameter name="hptl. MultiWebPortlet.AliasInternalPath"
           value="http://wwwportal1.hitachi.co.jp/Portal/,
                  http://wwwportal2.hitachi.co.jp/Portal/,
                  http://wwwportal3.hitachi.co.jp/Portal/">
<meta-info>
<title>マルチポートレットタイトル</title>
</meta-info>
</portlet-entry>
 

パラメタの設定ができます。そのほかの項目は変更しないでください。

パラメタ名と値を次の表に示します。

表10-11 Multi Web Portletのパラメタ名と値

parameter-name デフォルト値 parameter-valueに設定する内容
hptl.ProxyHost プロキシサーバのホストを指定します。設定しない場合,Webサーバに直接接続します。ホスト名またはPort設定と併用したIPアドレスが必要となります。
hptl.ProxyPort プロキシサーバのポート番号を指定します。設定しない場合,Webサーバに直接接続します。使用できる値は,Int型に変換できる数字です。
hptl.MultiWebPortlet.AppletRemove YES アプレット要素を削除するか指定します。
YES:削除します。
NO:削除しません。
hptl.MultiWebPortlet.ObjectRemove YES オブジェクト要素を削除するか指定します。
YES:削除します。
NO:削除しません。
hptl.MultiWebPortlet.ScriptRemove YES スクリプト要素を削除するか指定します。
YES:削除します。
NO:削除しません。
hptl.MultiWebPortlet.BinaryDataFetching Direct バイナリデータの取得方法を選択します。PortalまたはDirectを指定します。
hptl.MultiWebPortlet.FromBaseAuth なし フォーム認証について設定します。対象URL(query文字などを除く認証画面のURL),アクションターゲットURL(POST,GET先のURL),メソッド,認証に必要なフィールドを設定します。それぞれ[コンマ]で区切り,一つのパラメタとして定義します。
設定パターンの例
http://cosmiportal.com/formbase/index.html[コンマ]http://cosmiportal.com/actiontarget/auth.html[コンマ]POST[コンマ]j_username[コンマ]j_password
hptl.EditMode FALSE 編集画面の表示を設定します。TRUEまたはFALSEを指定します。
hptl.MultiWebPortlet.filter_type なし コンテンツのディレクティブ形式を次の形式で指定します。ディレクティブ形式には,”regexp”(正規表現)を指定します。
指定パターンの例
<parameter name=" hptl.MultiWebPortlet.filter_type" value="comment"/>
なお,フィルタタイプを指定する場合は,フィルタパラメタの指定を行ってください。
hptl.MultiWebPortlet.filter_params なし コンテンツフィルタリングのディレクティブを指定します。指定できるディレクティブ形式は正規表現を
「<」,「>」,「"」を指定する場合,文字参照で指定します。「<」は「&lt;」,「>」は「&gt;」,「"」は「&quot;」と指定します。また,「/」は「\/」とエスケープする必要があります。また,ディレクティブを複数指定できません。
パターンからパターンまで
<parameter name="hptl.MultiWebPortlet.filter_params" value="inbetween=パターン文字列1,パターン文字列2"/>
指定パターンの例
<parameter name=” hptl.MultiWebPortlet.filter_params” value=” inbetween=日本語マッチ?,します。”/>
パターンからラストまで
<parameter name=" hptl.MultiWebPortlet.filter_params"
value=" untiltail=ターン文字列"/>
指定パターンの例
<parameter name="filter_params" value=" untiltail=&lt;a.*&quot;http:\/\/w\d\.ins-hitachi\.co\.jp.*/a&gt" />
hptl.MultiWebPortlet. DefScreenHeight 300 標準表示時の縦幅を設定します。設定できる値は1〜9,999です。
hptl.MultiWebPortlet. MaxScreenHeigh 460 最大表示の縦幅を設定します。設定できる値は1〜9,999です。
hptl.MultiWebPortlet.AutoMaxChange FALSE 自動最大化表示を指定します。TRUEまたはFALSEを指定します。

(凡例) −:該当しません。


なお,Multi Web Portletで使用するURLの要素はマッピング定義ファイルで設定します。URLの要素には,{WebAppPortlet配下}のパスまたは,URLを指定します。Multi Web Portletのマッピング定義ファイルの例を次に示します。

 
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <file-mappings xmlns="http://portal.soft.hitachi.co.jp/portal/MultiDevice">
        <mapping>
            <media>HTML</media>
            <url>http://www.hitachi.co.jp/cgi/index.cgi</url> 
        </mapping>
        <mapping>
            <media>CHTML</media>
            <url>/portlets/sample/device/cdevice.html</url>
        </mapping>
        <mapping>
            <media>HDML</media>
            <url>http://www.ins-hitachi.co.jp/hdml_contents/index.html</url>
        </mapping>
    </file-mappings>
 

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