uCosminexus Portal Framework　システム管理者ガイド

2.3　Portal Managerのセットアップ

uCosminexus Portal Frameworkのインストール後に，次の設定をすることでPortal Managerをセットアップできます。
［スタート］－［プログラム］－［uCosminexus Portal Framework］－［Portal Manager　セットアップ］をクリックします。
Portal ManagerのJ2EEサーバが作成されます。
SecurityManager定義ファイル（server.policy）を設定します。
次に示すディレクトリに格納されているSecurityManager定義ファイル（server.policy）を編集します。

格納ディレクトリ

{Cosminexusインストールディレクトリ}\CC\server\usrconf\ejb\portaladmin

SecurityManager定義ファイル（server.policy）に次の設定を追加します。
 
grant codeBase
"file:{uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ}/admin/appdir/PortalSetup/-"{
  permission java.lang.RuntimePermission "loadLibrary.*";
  permission java.lang.RuntimePermission "queuePrintJob";
  permission java.lang.RuntimePermission "setFactory";
  permission java.lang.RuntimePermission "getClassLoader";
  permission java.lang.RuntimePermission "createClassLoader";
  permission java.lang.RuntimePermission "accessDeclaredMembers";
  permission java.lang.RuntimePermission "accessClassInPackage.sun.misc";
  permission java.lang.RuntimePermission "readFileDescriptor";
  permission java.lang.RuntimePermission "modifyThread";
  permission java.lang.RuntimePermission "modifyThreadGroup";
  permission java.lang.RuntimePermission "stopThread";
  permission java.net.SocketPermission "*", "connect,resolve";
  permission java.io.FilePermission "<<ALL FILES>>", "read,write,delete,execute";
  permission java.util.PropertyPermission "*", "read, write";
};
 
J2EEサーバをカスタマイズします。
次に示すディレクトリに格納されているユーザプロパティファイル（usrconf.properties）にポート番号を設定します。

格納ディレクトリ

{Cosminexusインストールディレクトリ}\CC\server\usrconf\ejb\portaladmin

　
同一マシンで複数のJ2EEサーバを同時に起動する場合，使用するポート番号が重ならないように，usrconf.propertiesファイルのユーザ定義を正しく設定する必要があります。ポート番号の設定については，次の説明を参照してください。

「4.2.4(2)　ポート番号の変更」

マニュアル「Cosminexus　アプリケーションサーバ V8　リファレンス　定義編（サーバ定義）」，または「Cosminexus V9　アプリケーションサーバ　リファレンス　定義編（サーバ定義）」

　
ユーザプロパティファイル（usrconf.properties）の設定例を以下に示します。
 
ejbserver.http.port=8080
 
なお，コマンド（pmsetup.bat）を使用してPortal Managerをセットアップする方法もあります。pmsetup.batコマンドの詳細は，「10.3　uCosminexus Portal Frameworkのコマンド」を参照してください。
別のPCからPortal Managerを使用したい場合

uCosminexus Portal Frameworkをインストールしたアプリケーションサーバとは別のPCからPortal Managerを使用したい場合は，PortalSetup.propertiesファイルとユーザプロパティファイル（usrconf.properties）を編集する必要があります。

PortalSetup.propertiesファイルへは，AD_IPに，Portal Managerを起動できるユーザ（システム管理者）のIPアドレスを設定します。なお，複数のIPアドレスを指定する場合は，コンマで区切って指定してください。PortalSetup.propertiesファイルは，次のディレクトリ下に格納されています。

格納ディレクトリ

{uCosminexus Portal Frameworkインストールディレクトリ}\admin\conf

PortalSetup.propertiesファイルの内容を次に示します。
 
AD_WKDIR=wk_adportlets
AD_TRSDIR=trs_adportlets
ADPORTLETS_HOME=adportlets
AD_IP=IPaddress
AD_SEP=/
 
ユーザプロパティファイル（usrconf.properties）へは，webserver.connector.http.permitted.hostsの値に，Portal Managerへのアクセスを許可するホスト名またはIPアドレスを設定します。なお，複数のホスト名またはIPアドレスを指定する場合は，コンマで区切って指定してください。ユーザプロパティファイル（usrconf.properties）は次のディレクトリ下に格納されています。

格納ディレクトリ

{Cosminexusインストールディレクトリ}\CC\server\usrconf\ejb\portaladmin

ユーザプロパティファイル（usrconf.properties）の設定例を以下に示します。
 
webserver.connector.http.permitted.hosts=IPaddress,IPaddress
注意

09-00より前のバージョンからバージョンアップする場合，PortalSetup.propertiesファイルは製品出荷時の状態に戻ります。別のPCからPortal Managerを使用する設定を行っている場合は，再セットアップ後に再度別のPCからPortal Managerを使用する設定を行ってください。

J2EEサーバで使用するポート番号を変更して，Portal Managerのセットアップを行う場合は，次の手順でJ2EEサーバを設定後にPortalManagerのセットアップを行ってください。

J2EEサーバのセットアップ
CosminexusのcjsetupコマンドでJ2EEサーバをセットアップしてください。J2EEサーバ名は「portaladmin」としてください。なお，cjsetupコマンドについてはCosminexusのマニュアルを参照してください。

J2EEサーバをカスタマイズします
次に示すディレクトリに格納されているユーザプロパティファイル（usrconf.properties）にポート番号を設定します。
　
格納ディレクトリ
{Cosminexusインストールディレクトリ}\CC\server\usrconf\ejb\portaladmin
　
なお，ネーミングサービスのポート番号の設定を変更した場合，PortalSetup.propertiesファイルにネーミングサービスの指定を設定する必要があります。PortalSetup.propertiesファイルの設定例を次に示します。
　
jp.co.hitachi.soft.portal.tools.commandarguments=-nameserver corbaname::localhost:901
　

PortalManagerはCosminexusのパフォーマンストレーサは使用しません。このため，パフォーマンストレーサのログに，KFCT75500-EおよびKDJE30300-Wが出力されます。監視対象から除外してください。

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