Groupmax Mail - SMTP Version 7 運用ガイド

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付録K 設定のデフォルト値推奨値

ここでは,Mail - SMTPで設定可能な設定値のデフォルト値を一覧できるよう表形式でまとめています。各設定値の詳細な説明については2章を参照してください。運用に際し以下のパラメタをご検討ください。

設定項目名 デフォルト値 推奨値 推奨値の説明
BCC_RECIPIENTS on on 受信した時に,ヘッダに記載されていない受信者をbcc扱いにする
Content-Typeマッピングテーブル 添付ファイルをapplication/octet-streamにマッピングする
DAEMON_ALARM_INTERVAL 5[分] 5[分] Sendmailへの送信処理のタイムアウト時間
DAEMON_RETLY_COUNT 2[回] 2[回] メールの再送回数
DAEMON_RETLY_INTERVAL 60[分] 60[分] メールの再送間隔
DAEMON_SENDMAIL_RESTART_NUM 1[通] 1[通] Sendmailへ渡すメールの処理単位
DISKFULL_SERVICES_CONTROL normal アーカイブ運用する場合には,付録L参照 アーカイブ運用する場合には,付録L参照
ERROR_LEVEL none none エラーメッセージを冗長出力しない
ERROR_MAIL_TO Envelope_From Errors-To Return-Path Resent-Sender Resent-From Sender From Envelope_From Errors-To Return-Path Resent-Sender Resent-From Sender From エラーメールを返信する宛先を取得するヘッダの優先順
FILTER_ADDRESS none/新規インストール時はall all E-mailアドレス全体を大文字/小文字の区別せずに扱う。noneの場合,区別する
GW_POLL_TIME 10[秒] 10[秒] キューにメールがない場合の休止時間
HONBUN_UNICODE_CHECK on on UnicodeからJISへの文字コード変換で’?’になる文字がある場合に,本文を添付ファイル化する
KANA_MODE convert convert 半角仮名文字を全角文字に変換する。noconvの場合,エンドユーザの影響として主題/本文/添付ファイル名に半角カナを使用した場合に,受信先で文字化けが発生する可能性があります。
LOG_PARAMETER 2.3.6 edit_option(3)」参照 2.3.6 edit_option(3)」参照 smtp_gwのログファイルのサイズとバックアップ数を指定します。
LOG_PARAMETER_DAEMON 2.3.6 edit_option(3)」参照 2.3.6 edit_option(3)」参照 smtp_daemonのログファイルのサイズとバックアップ数を指定します。
LOG_PARAMETER_DBMAP 2.3.6 edit_option(3)」参照 2.3.6 edit_option(3)」参照 dbmapのログファイルのサイズとバックアップ数を指定します。
LOG_STATUS_LIMIT ・受信メール数:3000[通]
・送信メール数:1000[通]
・受信エラーメール数:100[通]
・送信エラーメール数:100[通]
・休止回数:0[回]
・受信メール数:3000[通]
・送信メール数:1000[通]
・受信エラーメール数:100[通]
・送信エラーメール数:100[通]
・休止回数:200[回]
イベントログを出力するしきい値
LONG_FNAME send_allow send_allow 添付ファイル名にロングファイル名を使用する
LOOP_MAIL_ADDRESS_CHECK on on ループメールのアドレスをチェックしてループメールにはエラーメールを返信しない
MAPPING_MODE all db dbマッピングのみを使用。allの場合,全てのマッピングを使用する
MIME_HEADER_ANALYZE need_mime_version need_mime_version MIME形式のメールは,MIME-Versionヘッダが必要
MIME_STRUCTURE off on MIMEヘッダを添付ファイルにして受信する
MIME_SUBJECT split split 主題を複数行に分割してエンコードする。no-split,splitそれぞれにおいてエンドユーザの主題/添付ファイル名の見た目には変更ありません。他社メーラとの接続性の観点でsplitを推奨
MODIFYING_DBFILE manual auto DBマッピングファイルを自動的に更新する。manualの場合,自動的に更新しない
MSGID_MODE rfc1327 rfc1327 Message-IDをrfc1327フォーマットで生成する(Mail-SMTP側で生成する)。rfc822の場合,Sendmail側で生成する。POP3クライアントを使用してメッセージのスレッド表示を行う場合にスレッドが正しく表示されるかに影響が出る場合があります。
NOATTACHMENT_CHARSET_CHECK part part charsetを部分一致でチェックする
PERMISSION_MODE all

新規インストールしない場合のデフォルト値については,「2.3.5 edit_mapping(3)」を参照
send_recv_deny 送受信者制限する。allの場合,送受信者制限しない
RECV_CODE sjis sjis 受信したテキストデータが一意に判断できない場合にSJISとして解釈する
RECV_MAC_RESOURCE recv_deny recv_deny AppleDouble,AppleSingle,BinHexからデータフォークだけを取得する
RECV_MESSAGE_PARTIAL recv_allow recv_deny 分割メールを受信しない。
recv_allowの場合,分割メールを受信する
RECV_ORIGINATOR Resent-Sender,Sender,Resent-From,From,Envelope From From メールを受信する場合の送信者として取得するヘッダの優先順
RECV_ORIGINATOR_MAPPING all all 送信者のEmailアドレスをGroupmaxユーザのO/R名にマッピングする
RECV_RTF_BODY_FLAG recv_inline recv_inline リッチテキスト形式の本文があり連携情報があれば本文として受信する
RECV_TEXT_FILE convert noconv テキスト形式の添付ファイルの文字コード変換をしない
RECV_TEXT_HONBUN convert noconv 本文の文字化けが発生する場合に,本文を添付ファイル化する。
convertの場合,本文を添付ファイル化しない
RECV_TEXT_SUBJECT convert noconv 主題の文字化けが発生する場合に,主題を添付ファイル化する。convertの場合,主題を添付ファイル化しない
SECURE_MIME synchronized_dual_bodies synchronized_dual_bodies Mail ServerのS/MIME対応モード(設定値)に従って受信処理を行う
SEND_BASE64_ENCODE all all 主題や添付ファイル名の先頭から末尾までをBase64エンコードする
SEND_BODY_SIZE_LIMIT メールの送信サイズを制限しない
SEND_CODE mime mime 本文をjisコードに添付ファイルをBase64エンコードする
SEND_ENVELOPE_FROM root <> エラーメールの送信者アドレス(MAIL FROM)に"<>"を設定します。受信側メールシステムまたは配信経路上のリレーサーバで配信エラーが発生した場合に,エラーメールが返信されないことが期待できます。
SEND_HEADER_COMMENT send_allow send_allow コメントをマッピングする
SEND_HEADER_FROM send_envelope_fromの値を"<>"に変更する前のsend_envelope_fromの値 推奨値の説明を参照 ドメインパートはGroupmaxのドメインを,ローカルパートは存在しないユーザを指定する。
例 root@smtpgw.hitachi.co.jp
SEND_HEADER_RECIPIENTS_DISCLOSURE true false Groupmax Mailクライアントから受信者非公開のオプションが指定されたら,すべての受信者をBcc扱いにする。trueの場合,受信者非公開オプションを無視してGroupmaxユーザが指定したTo/Ccの指定とおりヘッダを生成する
SEND_HEADER_SENDER send_allow send_deny FromとSenderの値が同じ場合にはSenderヘッダを生成しない。
send_allowの場合,FromとSenderの値が同じ場合でもSenderヘッダを生成する
SEND_INTERNETDOMAIN_CHECK all all INTERNETDOMAINによるメールの送信を制限をしない
SEND_RTF_BODY rtf_deny rtf_deny リッチテキストファイルは送信しない
SEND_RTF_BODY_FLAG send_inline send_inline リッチテキスト連携情報を送信する
SEND_X400REPORT_MAIL_FROM originator send_env_from Mail - SMTPから返信するエラーメールを全てSEND_ENVELOPE_FROMで指定したE-mailアドレスにする。originatorの場合,Mail Serverから送信されるエラーメールの送信者をoriginatorにする
SENDFLAG normal return エラーメールはGroupmaxユーザに返信する
SENDMAIL c:\Program Files\Sendmail Switch\smmta-8.12\sbin\sendmail.exe sendmail.exeファイルのパス名
SERVICES_STOP_WAIT_TIME 0[秒] 0[秒] サービス停止時にSendmailプロセスを待つ待機時間
SPLIT_FNAME no_split no_split 添付ファイル名を1行でエンコードする
エラーメールを返信抑制するアドレス MAILER-DAEMON
postmaster
root
administrator
operator
daemon
system
MAILER-DAEMON
postmaster
root
administrator
operator
daemon
system
左記の文字列がローカルパートであるメールにはエラーメールを返信しない
添付ファイル化を除外するcharset Windows-31J
iso-2022-jp
none
shift_jis
us-ascii
Windows-31J
iso-2022-jp
none
shift_jis
us-ascii
左記の文字列がcharsetに指定されているメールは添付ファイル化しない

設定値に単位がある場合には[]に単位を表記しています。