Groupmax Mail - SMTP Version 7 運用ガイド

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2.3.4 edit_format

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 説明
(3) edit_sendformatで設定する値
(4) edit_recvformatで設定する値

(1) 機能

送受信するメールの書式の設定内容を変更します。

(2) 説明

プロンプト「smtpmng>」にサブコマンドのedit_formatを入力すると,次のようなメニューメッセージが表示されて,プロンプトが「edit_format>」に変わります。メニュー番号「3」またはサブコマンドの省略形「ef」を入力しても同じ結果になります。

次にedit_formatの実行例を示します。

 
smtpmng> edit_format
    設定する項目の番号を入力して下さい。
        0. 設定項目一覧の表示
        1. 現在の設定値の表示
        2. 送信メールの書式に関する設定
        3. 受信メールの書式に関する設定
       99. edit_formatサブコマンドの終了
edit_format>
 

プロンプト「edit_format>」の状態で,送信メールの書式に関する設定を行う場合にはメニュー番号「2」を,受信メールの書式に関する設定を行う場合にはメニュー番号「3」を入力してください。次に,メニュー番号「2」または「3」を入力した場合の詳細を説明します。

メニュー番号2を入力した場合
メニュー番号「2」を入力すると,さらに送信に関するサブメニューが表示されて,プロンプトが「edit_sendformat>」に変わります。
 
edit_format> 2
設定する項目の番号を入力して下さい。
 0. 設定項目一覧の表示
 1. 現在の設定値の表示
 2.送信文字コード(主題,本文,ファイル名) (send_code)
 3.半角仮名文字送信制御(kana_mode)
 4.ロングファイル名の設定(long_fname)
 5.リッチテキストファイル送信制御(send_rtf_body)
 6.Internet送信モード(sendflag)
 7.Internet送信者アドレス(send_envelope_from)
 8.Message-IDフォーマット(msgid_mode)
 9.受信者名公開(send_header_recipients_disclosure)
10.Content-Typeマッピングテーブル
11.送信者(send_header_sender)
12.コメント(send_header_comment)
99.edit_sendformatサブコマンドの終了
edit_sendformat>
 
プロンプト「edit_sendformat>」の状態で,メニュー番号「2」から「12」のどれかを入力してください。メニュー番号を入力すると,次のように現在の設定値を表示してから,変更値と確認(Yes/No)の入力を求めてきます。また,設定項目によっては続けて関連項目を設定します。
 
edit_sendformat> 2                 [送信文字コード]
送信文字コードの設定:
    次の文字列を指定してください。
      "jis"  : JISコード
      "sjis" : SJISコード
      "euc"  : EUCコード
      "mime" : MIMEを使用
現在の設定値(SEND_CODE) ->  jis
変更する値  (SEND_CODE) -> mime
設定しますか?(Yes/No) Yes
 

メニュー番号3を入力した場合
edit_formatで,メニュー番号「3」を入力すると,さらに受信に関するサブメニューが表示されて,プロンプトが「edit_recvformat>」に変わります。
 
edit_format> 3
設定する項目の番号を入力してください。
 0.設定項目一覧の表示
 1.現在の設定値の表示
 2.受信文字コード(主題,本文,ファイル名)(recv_code)
 3.BCC受信者(bcc_recipients)
 4.MIME構造情報ファイルの設定(mime_structure)
 5.S/MIMEメールの受信方法の設定(secure_mime)
 6.リッチテキスト本文連携情報の受信制御(recv_rtf_body_flag)
 7.テキスト添付ファイルの文字変換(recv_text_file)
 8.分割メールの受信制御(recv_message_partial)
 9.送信者(recv_originator)
10.送信者のマッピング制御(recv_originator_mapping)
11.MIMEヘッダの解析(mime_header_analyze)
12.本文添付ファイル化の設定(recv_text_honbun)
99.edit_recvformatサブコマンドの終了
edit_recvformat>
 
プロンプト「edit_recvformat>」にメニュー番号「2」から「12」のどれかを入力してください。メニュー番号を入力すると,次のように現在の設定値を表示してから,変更値と確認(Yes/No)の入力を求めてきます。
 
edit_recvformat> 2                 [受信文字コード]
受信文字コードの設定:
    次の文字列を指定して下さい。
      "jis"  : JISコード
      "sjis" : SJISコード
      "euc"  : EUCコード
現在の設定値(RECV_CODE) ->  jis
変更する値 (RECV_CODE) -> sjis
設定しますか?(Yes/No) Yes
 

プロンプト「edit_sendformat>」または「edit_recvformat>」に「99」を入力するとサブニューを終了し,edit_formatのメニューが表示されプロンプトが「edit_format>」に変わります。

また,プロンプト「edit_format>」に「99」を入力するとサブコマンドを終了し,メインメニューが表示されプロンプトが「smtpmng>」に変わります。

(3) edit_sendformatで設定する値

edit_sendformatで設定できる値は次の17種類です。

(a) マッピング情報の表示

マッピング情報を一覧表示するには,「0」を選択します。

最初に表示される次のメッセージに従って,表示する範囲をプロンプト(-->)から指定してください。

 
表示範囲指定:
範囲を指定して下さい。
"ALL"文字列        :  全設定を表示(デフォルト)
開始番号 - 終了番号:  範囲の設定を表示
番号         :  指定番目の設定を表示
-->
 

例えば,次のように指定します。

「ALL」を指定した場合の出力例を以下に示します。

 
表示範囲指定:
    範囲を指定して下さい。
      "ALL"文字列         : 全設定を表示(デフォルト)
      開始番号 - 終了番号 : 範囲の設定を表示
      番号                : 指定番目の設定を表示
      --> ALL
00001   doc -> application/msword
00002   xls -> application/ms-excel
リターンキーを入力してください。>
(b) マッピング情報の追加

マッピング情報を追加するには,「1」を選択します。表示される各項目に必要な値を入力してください。なお,各項目に使用可能な文字と文字長は以下のとおりです。

項目 使用可能文字 最大長
添付ファイルの拡張子 半角英数字 32バイト
Content-Typeのタイプ 半角英数字 32バイト
Content-Typeのサブタイプ 半角英数字,- 64バイト

次に例を示します。

 
update_mapfile> 1 
追加するマッピングテーブルを入力してください。
添付ファイルの拡張子            -> doc
Content-Typeのタイプ            -> application
Content-Typeのサブタイプ        -> msword
テーブル番号(001):拡張子(doc)の時,(Content-Type: application/msword)
を生成するテーブルです。
設定しますか?(Yes/No)
 

入力が終了すると,入力結果が表示されます。入力値が正しければ,「Yes」を入力します。

注意
既に登録されている拡張子が指定された場合には,次のメッセージを表示します。
テーブル番号(001):拡張子(doc)の時,(Content-Type: application/msword)
を生成するテーブルが登録されています。
設定を続けますか?(Yes/No)
登録されているテーブルを変更する場合には,「Yes」を入力します。続けてContent-Typeのタイプとサブタイプを入力することができます。
注意
拡張子に「p7m」「p7s」「p7c」「p10」を指定できません。
注意
Content-Typeのタイプに「text」「multipart」「message」を指定できません。
注意
Content-Typeのサブタイプ「appledouble」「applefile」「mac-binhex40」を指定できません。
注意
マッピングテーブルは最大256件まで登録できます。
(c) マッピング情報の変更

マッピング情報を変更するには,「2」を選択します。

変更するマッピングテーブルの番号を指定すると,現在の設定内容と入力用プロンプトが表示されます。変更する項目に値を入力してください。

なお,現在の設定値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。

 
update_mapfile> 2 
何番目のマッピング情報を変更しますか? 1
現在の設定値(添付ファイルの拡張子     ) -> doc
変更する値 (添付ファイルの拡張子     ) ->
現在の設定値(Content-Typeのタイプ     ) -> application
変更する値 (Content-Typeのタイプ     ) ->
現在の設定値(Content-Typeのサブタイプ ) -> msword
変更する値 (Content-Typeのサブタイプ ) -> ms-word2000
テーブル番号(001):拡張子(doc)の時,(Content-Type: application/ms-word2000)
を生成するテーブルです。
設定しますか?(Yes/No)
 

変更する値の入力が終了したら,変更結果が表示されます。入力値が正しければ,「Yes」を入力します。

(d) マッピング情報の削除

マッピング情報を削除するには,「3」を選択します。

削除するマッピングテーブルを指定すると,現在の設定内容が表示され,削除するかどうかを問い合わせてきますので,「Yes」か「No」を入力してください。

 
update_mapfile> 3
何番目のマッピング情報を削除しますか? 5
テーブル番号(002):拡張子(xls)の時,(Content-Type: application/ms-excel)
を生成するテーブルです。
削除しますか?(Yes/No)
(e) マッピングテーブルの設定の終了

マッピングテーブルの設定を終了するには,メニューから「99」を選択します。

 
    Content-Typeマッピングテーブル設定
    設定する項目の番号を入力してください。
        0.テーブルの一覧表示
        1.テーブルの追加
        2.テーブルの変更
        3.テーブルの削除
       99.Content-Typeマッピングテーブル設定の終了
    edit_sendformat> 99

(4) edit_recvformatで設定する値

edit_recvformatで設定できる値は次の9種類です。

(a) charsetの一覧表示

登録されているcharsetを一覧表示するには,「0」を選択します。

最初に表示される次のメッセージに従って,表示する範囲をプロンプト(-->)から指定してください。

 
表示範囲指定:
範囲を指定して下さい。
"ALL"文字列        :  全設定を表示(デフォルト)
開始番号 - 終了番号:  範囲の設定を表示
番号         :  指定番目の設定を表示
-->
 

例えば,次のように指定します。

「ALL」を指定した場合の出力例を以下に示します。

 
表示範囲指定:
    範囲を指定して下さい。
      "ALL"文字列         : 全設定を表示(デフォルト)
      開始番号 - 終了番号 : 範囲の設定を表示
      番号                : 指定番目の設定を表示
      --> ALL
00001   Windows-31J
00002   iso-2022-jp
00003   none
00004   shift_jis
00005   us-ascii
リターンキーを入力してください。>
(b) charsetの追加

charsetを追加するには,「1」を選択します。追加するcharsetの入力を求めますので使用可能な文字と文字長の範囲で指定してください。

使用可能文字 最大長
英数字(大文字・小文字),”-”,”.”,”:”,”_” 244バイト

次に例を示します。

 
noattachment_charset> 1 
追加するcharsetを入力してください。
追加するcharset     -> EUC-JP
設定しますか?(Yes/No)
 

入力が終了すると,確認メッセージが表示されます。入力値が正しければ,「Yes」を入力します。

注意
登録するcharsetは大文字・小文字を意識しません。
注意
同じcharsetを重複して登録できません。
注意
charsetは最大512件まで登録できます。
(c) charsetの変更

登録済のcharsetを変更するには,「2」を選択します。

変更するcharsetの登録番号を指定すると,現在の設定内容と入力用プロンプトが表示されます。変更する値を入力してください。

なお,現在の設定値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。

 
noattachment_charset> 2 
何番目のアドレスを変更しますか? 4
現在の設定値(charset) -> shift_jis
変更する値 (charset) -> EUC-JP
設定しますか?(Yes/No)
 

変更する値の入力が終了したら,確認メッセージが表示されます。入力値が正しければ,「Yes」を入力します。

(d) charsetの削除

登録済のcharsetを削除するには,「3」を選択します。

削除するcharsetの登録番号を指定すると,現在の設定内容が表示され,削除するかどうかを問い合わせてきますので,「Yes」か「No」を入力してください。

 
noattachment_charset> 3
何番目のcharsetを削除しますか? 5
00005   us-ascii
削除しますか?(Yes/No)
(e) デフォルトに戻す

設定をデフォルトの状態に戻すには,メニューから「4」を選択します。デフォルトに戻すかどうか確認のメッセージが表示されますので,「Yes」か「No」を入力してください。

 
noattachment_charset> 4
添付ファイル化を除外するcharsetの設定をデフォルトに戻しますか?(Yes/No) y
添付ファイル化を除外するcharsetの設定をデフォルトに戻しました。
(f) 添付ファイル化を除外するcharsetの設定の終了

設定を終了するには,メニューから「99」を選択します。

 
添付ファイル化を除外するcharsetの設定を行ってください。
    添付ファイル化を除外するcharsetの設定:
    設定する項目の番号を入力して下さい。
        0.charsetの一覧表示
        1.charsetの追加
        2.charsetの変更
        3.charsetの削除
        4.デフォルトに戻す
       99.添付ファイル化を除外するcharsetの設定の終了
noattachment_charset> 99