Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
環境設定ユティリティは以下の条件の時,DB設定用パラメタファイルの計算で正しい値を出力します。
上記以外のシステム構成でパラメタファイルを作成する場合,各サーバプロダクトのマニュアル・“Readme”ファイルを参照し,パラメタファイルの作成を行ってください。
また,環境設定ユティリティではDB設定用パラメタファイルの計算式で,仮定値を用いて計算している部分があります。この仮定値と実際の値が大きく違う場合,DB容量不足などの障害が発生する場合があります。その場合も上記と同様にパラメタファイルを作成してください。
電子アドレス帳/メールの仮定値を,次に示します。
仮定値が「入力値」となっている場合は,ユーザが入力した値がそのまま仮定値となることを示します。また,仮定値に使用している英字は,記号の欄に記載されている英字に対応します。
| 項目 | 記号 | 算出値 |
|---|---|---|
| 送信メール1通あたりの宛先数の平均 | a | 入力値 |
| 全マスタ掲示板数(下位掲示板も含む) | B | 入力値 |
| 全レプリカ掲示板数(下位掲示板も含む) | b | B*0.3 |
| 全掲示板に1日あたりに掲示される全記事数の平均 | C | Bと同じ値 |
| 全サーバ数 | e | T/Z |
| E-mailアドレス利用者数 | E | Tと同じ値 |
| 全グループ数 | g | oと同じ値 |
| ユーザ1人が権利を所有する組織の数 | h | 1 |
| 組織1つが保持する保留メール数の平均 | k | 5 |
| データベースの運用期間(日数) | n | 30 |
| 全組織数 | o | 入力値 |
| サーバ1台に登録する組織メールボックス数 | O | o/e |
| 掲示板1つあたりのレプリカ数の平均 | p | ※3 |
| 1つのメールボックスが保持する受信メール数の平均 | r | 入力値 |
| サーバ1台が1日あたりに受信するメール数の平均 | R | 入力値 |
| 1つのメールボックスが保持する送信メール数の平均 | s | rと同じ値 |
| サーバ1台が1日あたりに発信するメール数の平均 | S | R/a |
| 全最上位組織数 | t | T/500 |
| 全ユーザ | T | 入力値 |
| Mailのメールボックスを持つ全ユーザ数 | u | Tと同じ値 |
| 宛先ユーザとMailのメールボックスを持つ全ユーザ数 | U | Tと同じ値 |
| 送信メール1通あたりの送信先サーバ数の平均 | v | ※1 |
| サーバ1台に登録するメールボックス数 | x | Z+o/e |
| E-mailアドレスの平均長(byte) | X | 入力値 |
| Schedulerユーザ数 | Y | ※2 |
| 1人が1日に送信するメール数 | z | 入力値 |
| 当該サーバに登録するユーザ数 | Z | 入力値 |
| 1ユーザあたりのユーザ任意情報の定義数の平均 | HE | 入力値 |
※1 aとeのどちらか小さい方の値になります。
※2 Schedulerが指定されている場合はTと同じ値になります。指定されていない場合は0になります。
※3 eと250の小さいほうの値
文書管理の仮定値を,次に示します。
仮定値が「入力値」となっている場合は,ユーザが入力した値がそのまま仮定値となることを示します。また,仮定値に使用している英字は,記号の欄に記載されている英字に対応します。
| 項目 | 記号 | 算出値 |
|---|---|---|
| 文書データベース数 | N | n+j |
| 分類あたりのリンク文書数 | x | m/v※3 |
| 全文書数 | M | m+q |
| 一般文書データベースあたりの一般文書数 | b | m/n |
| 総分類数 | v | 入力値 |
| バージョン数 | p | 入力値 |
| サーバに登録するユーザ数 | u | 入力値 |
| 1ユーザあたりの文書アクト数 | k | 2 |
| フォルダ数 | f | 入力値 |
| 1フォルダあたりの平均格納文書数 | h | m/f |
| 同時ログインユーザ数 | A | ※1 |
| 全フォーム文書数 | q | 入力値 |
| フォーム文書データベース数 | j | 入力値 |
| 1ユーザあたりの同時アクセス文書数 | E | 入力値 |
| 1文書あたりのファイル数 | F | 2 |
| 全一般文書数(旧:全文書数(一般文書のみ)) | m | 入力値 |
| 一般文書データベース数 | n | 入力値 |
| 1つの一般文書データベースのユーザ定義属性数の平均値 | a | sと同じ値 |
| 1つの一般文書データベースの文字列型ユーザ定義属性数の平均値 | s | 入力値 |
| 1つの文書データベースの固定長文字列型ユーザ定義属性の平均長 | l | 64 |
| 1つの文書データベースの固定長文字列型ユーザ定義属性数の平均値 | fa | s*0.9 |
| 1つのフォーム文書データベースのユーザ定義属性数の平均値 | ab | sb+4 |
| 1つのフォーム文書データベースの符号付き整数型ユーザ定義属性数の平均値 | ib | 2 |
| 1つのフォーム文書データベースの日付型ユーザ定義属性数の平均値 | tb | 2 |
| 1つのフォーム文書データベースの文字列型ユーザ定義属性数の平均値 | sb | 入力値 |
| 1つのフォーム文書データベースの固定長文字列型ユーザ定義属性数の平均値 | fb | sb*0.9 |
| 全フォーム文書データベースの固定長文字列型ユーザ定義属性の平均属性長 | lb | 64 |
| 配布文書グループ数 | g | 入力値※4 |
| 1サーバ内の配布対象文書の総数 | w | m*0.8 |
| 1配布文書グループあたりの配布先サーバ数の平均 | y | ※2 |
| 配布で取り込まれた文書の総数 | r | 入力値 |
| 複数グループアクセス権機能 | o | 1:on/0:off |
| 1文書データベースに追加される平均ユーザ定義属性数(オブジェクトリスト型) | oo | 0 |
| 1フォーム文書データベースに追加される平均ユーザ定義属性数(オブジェクトリスト型) | ob | 0 |
| 一般文書DB 及び フォーム文書DB中のユーザ定義属性の総数 | AA | a*n+ab*j |
| 一般文書DB 及び フォーム文書DB中のユーザ定義属性のインデクスの総数 | I | a*n+ab*j |
| 一般文書DB 及び フォーム文書DB中のユーザ定義属性の属性型が文字列型の総数 | C | s*n+sb*j |
| 文書配布機能の環境有無(1:on/0:off) | H | 1 |
※ 表中の商は全て切り上げ。「入力値」は画面から入力できる値
※1:Document Managerは,max=256, High-end Document Managerは,max=1000。
※2:g=0の時0。g>0の時は(システムに登録するユーザ数)/u。
※3:v=0の場合は0にします。
※4:(m*0.8/100+2)の値が1500を越える場合は,1500とします。
ワークフローの仮定値を,次に示します。
仮定値が「入力値」となっている場合は,ユーザが入力した値がそのまま仮定値となることを示します。また,仮定値に使用している英字は,記号の欄に記載されている英字に対応します。
| 項目 | 記号 | 算出値 |
|---|---|---|
| 再構成間隔 | a | 30 |
| 1日あたりのワーク数 | b | 入力値 |
| ワーク処理日数 | c | 入力値 |
| ワーク保存日数 | d | 入力値 |
| 1ケースあたりのWorkflowデータベース格納メモ数 | e | 1 |
| 1メモのWorkflowデータベース格納メモサイズ(KB) | f | 2 |
| 1ロールあたりの自動配布キー | g | 1 |
| 1ビジネスプロセスあたりの定義ノード数 | h | 入力値 |
| Workflowマネージャスリープ時間(秒) | i | 60 |
| 1日あたりの運用時間(時) | j | 8 |
| 全ビジネスプロセス定義数 | k | 入力値 |
| 最大ワーク数 | m | b*(c+d) |
| ワーク内のケース数 | n | 入力値 |
| ワーク内のヒストリ数 | o | ※1 |
| ワーク内のロール数 | p | ※2 |
| 最大ケース数 | q | m*n |
| ケース内のメモ数 | r | 1 |
| ケース内の文書数 | s | 入力値 |
| ケース内の下位ケース数 | t | 1 |
| ケース内の相談件数 | u | 2 |
| ケース内の拡張ユーザ属性数 | v | 2 |
| 1ビジネスプロセスあたりのケース定義数 | w | 1 |
| ケース属性数 | x | v+15 |
| ロール数 | y | 入力値 |
| サーバに登録するユーザ数 | z | 入力値 |
| 自動配布キー総数 | A | g*y |
| 階層連携ビジネスプロセスの最大ケース数 | B | q*0.3 |
| 階層連携ビジネスプロセスの案件を処理したユーザ数 | C | h*0.5 |
| 全データオブジェクト数 | D | q*e |
| データオブジェクトサイズ(KB) | E | fと同じ値 |
| 全ワーク数(削除分も含む) | F | a*b |
| 全ノード数 | G | h*k*ss |
| 全ケース定義数 | H | ss*w*k |
| 全ケース数 | I | n*F |
| 全代行数 | J | F*0.01 |
| 全文書数 | K | s*I |
| 全メモ数 | L | r*I |
| 全データオブジェクト数 | M | e*I |
| ワークIDの重複が200個以下のワークIDの種類 | N1 | Fと同じ値 |
| ワークIDの重複が200個以下のワークIDの平均重複数 | O1 | 1 |
| ワークの処理期限の重複が200個以下のワークの処理期限の種類 | P1 | ※3 |
| ワークの処理期限の重複が200個以下のワークの処理期限の平均重複数 | Q1 | ※4 |
| ワークの処理期限の重複が201個以上のワークの処理期限の種類 | P2 | ※5 |
| ワークの処理期限の重複が201個以上のワークの処理期限の平均重複数 | Q2 | ※6 |
| ワークの遷移状態の重複が200個以下のワークの遷移状態の種類 | R1 | ※7 |
| ワークの遷移状態の重複が200個以下のワークの遷移状態の平均重複数 | S1 | ※8 |
| ワークの遷移状態の重複が201個以上のワークの遷移状態の種類 | R2 | ※9 |
| ワークの遷移状態の重複が201個以上のワークの遷移状態の平均重複数 | S2 | ※10 |
| 送付待ち案件数 | T | ※11 |
| 自動配布キーあたりのユーザ数 | U | 1 |
| 全サーバ数 | V | ZZ/z |
| 転送待ち案件数 | W | 1 |
| ユーザが属する作業机数 | X | k*pp*0.02 |
| 最大ログインユーザ数(旧:同時ログインユーザ数) | Y | 入力値 |
| 1メモあたりのメモサイズ(KB) | Z | 0.01 |
| 1ビジネスプロセスあたりのユーザ数 | cc | pp*hh |
| ユーザ処理リスト数 | dd | k*h |
| ユーザ処理リスト内作業数 | ee | 2 |
| ロールに留まっている案件数 | ff | 1 |
| ロールに関連するビジネスプロセス数 | gg | 2 |
| 1ロールあたりのユーザ数 | hh | z/y |
| ユーザに留まっているケース数 | ii | b*c*n/z |
| ユーザ内ヒストリ数 | jj | 入力値 |
| ユーザに関連するロール数 | kk | 5 |
| 1ユーザあたりの代行者数 | mm | 1 |
| ビジネスプロセス定義の最大実行形式サイズ(KB) | nn | 150 |
| ソースノードにユーザを割り当てたビジネスプロセス定義数 | oo | k*0.8 |
| BP内ロール数 | pp | h*0.6 |
| ノードにユーザを割り当てたビジネスプロセス定義数 | k*0.8 | |
| ビジネスプロセス定義あたりのBP管理者数 | rr | NN/k |
| 定義更新世代 | ss | 5 |
| 最大文書数と最大メモ数の和 | tt | q*(r+s) |
| ユーザに関連するビジネスプロセス数 | uu | kkと同じ値 |
| ビジネスプロセス定義あたりのBPモニタリング権限者数 | vv | rr*0.1 |
| 全ケース定義数 | ww | k*w |
| 全組織ロール数 | xx | YY*0.5 |
| そのサーバをロール登録サーバとする組織ロール数 | yy | xx/V |
| 階層化ロール数 | zz | y*0.1 |
| 階層化ロールに含まれるロール数 | AA | 5 |
| 平均ロール内ユーザ数 | CC | hhと同じ値 |
| ロール配布権限を持つユーザ数 | DD | PPと同じ値 |
| ロール更新権限を持つユーザ数 | EE | HHと同じ値 |
| 自動配布キーあたりのビジネスプロセス定義数 | FF | k/A |
| 全階層ロール数 | GG | zzと同じ値 |
| ドメイン管理者,ワークフロー運用管理者,ビジネスプロセス管理者のどれかである又はビジネスプロセス定義に参照権限を持っているユーザの数 | HH | ZZ*0.05 |
| ビジネスプロセス定義あたりのBP配布権限者数 | JJ | rr*0.1 |
| ロール定義あたりの自動配布キー数 | KK | gと同じ値 |
| 代行者を持つユーザ数 | LL | z*0.1 |
| 1ユーザあたりの,ビジネスプロセス管理者に指定されているビジネスプロセス数 | MM | k/NN |
| ビジネスプロセス管理者数 | NN | HHと同じ値 |
| 1ユーザあたりの,ビジネスプロセス配布権限を持つビジネスプロセス数 | OO | k/PP |
| ビジネスプロセス配布権限を持つユーザ数 | PP | ZZ*0.01 |
| 1ユーザあたりの,参照権限を持つビジネスプロセス数 | k/RR | |
| ビジネスプロセス定義の参照権限を持つユーザ数 | RR | HHと同じ値 |
| 1ユーザあたりの,ロール配布権限を持つロール数 | SS | y/DD |
| 1ユーザあたりの,ロール更新権限を持つロール数 | TT | y/EE |
| 1ビジネスプロセス定義あたりの自動配布キー数 | UU | A/k |
| 全組織数 | YY | ※12 |
| 全ユーザ数 | ZZ | 入力値 |
| ビジネスプロセス定義名称長(平均値) | aaa | 32 |
| ビジネスプロセスファイル名称長(平均値) | bbb | 32 |
| 添付ファイル名称長(平均値) | ccc | 32 |
| V1のビジネスプロセス定義で他のビジネスプロセスで処理中の案件数(平均値) | ddd | 1 |
| そのサーバをビジネスプロセス登録サーバとするビジネスプロセス定義での他のサーバで処理中の案件数(平均値)及びそのサーバに配布されたビジネスプロセス定義で処理中の案件数(平均値) | eee | Tと同じ値 |
| そのサーバに登録されたビジネスプロセス定義名称の重複が200個以下のビジネスプロセス定義の種類 | BB1 | kと同じ値 |
| そのサーバに登録されたビジネスプロセス定義名称の重複が200個以下のビジネスプロセス定義の平均重複数 | BB2 | 1 |
| そのサーバに登録されたビジネスプロセス定義名称の重複が201個以上のビジネスプロセス定義の種類 | BB3 | 0 |
| そのサーバに登録されたビジネスプロセス定義名称の重複が201個以上のビジネスプロセス定義の平均重複数 | BB4 | 0 |
| 1ユーザあたりの同時接続セション数 | as | 入力値 |
| キャッシュメモリサイズ(MB) | cm | 入力値 |
| ワークフローデータベースへの同時アクセス数 | fff | 入力値※13 |
| マルチサーバの総サーバ数 | ggg | 入力値 |
| 管理者用最大ログインユーザ数(旧:最大ログインユーザ数(02-10より前のバージョン)) | hhh | 入力値※14 |
| ワークID採番用管理情報遅延更新機能 | ID | 入力値 |
| 1日あたりのドメイン間連携ノードに到達するケース数 | lll | 入力値 |
| 1日あたりのドメイン間連携機能で投入されるワーク数 | mmm | 入力値※15 |
| Workflowの環境設定の「ドメイン間連携管理情報最大保存期間」で設定した値 | nnn | 入力値 |
| ワーク下のオブジェクト数(最大値) | ooo | 入力値 |
※ 表中の商は全て切り上げ。「入力値」は画面から入力できる値
| ノード数 | 通過率 |
|---|---|
| 1〜10 | 0.75 |
| 11〜50 | 0.5 |
| 51〜100 | 0.3 |
| 101〜 | 0.25 |
※2 :↑((通過ノード数/ワーク)*0.6)/2↑
※3 :b≦200…a, b>200…0
※4 :b≦200…b, b>200…0
※5 :b>200…a, b≦200…0
※6 :b>200…b, b≦200…0
※7 :↑m*0.01↑<=200の場合…3,↑m*0.01↑>200の場合…0
※8 :↑m*0.01↑<=200の場合…↑m*0.01↑,↑m*0.01↑>200の場合…0
※9 :↑m*0.01↑<=200の場合…2,↑m*0.01↑>200の場合…5
※10:↑m*0.01↑<=200の場合…↑m*0.99↑,↑m*0.01↑>200の場合…m
※12:↑ZZ/20↑+↑ZZ/100↑+↑ZZ/500↑
※13:Workflow Serverは,2固定,High-end Workflow Serverは,max=32
※14:Windowsのときは,64固定,HI-UX/WE2,HP-UXおよびAIXのときは,max=200
※15:1日あたりのワーク数の内数で指定。
「Groupmaxサーバ環境設定ユティリティ」の「プログラムの選択」項目で,ハイエンド系のサーバプログラム(ハイエンド文書管理,ハイエンドワークフローまたはハイエンドWF(ドメイン))を選択した場合,設定対象として自動的にHigh-end Object Serverが選択されますが,ハイエンド系のサーバプログラムを再度ローエンドに変更した場合でも,Object ServerはHigh-end Object Serverが選択されたままの状態となります。再度ローエンドのObject Serverに変更する場合には,サーバプログラムをすべてローエンドに変更した後に,「オプション」ボタンにより[オプション設定]ダイアログを表示して,「Object Server」を選択してください。なお,ハイエンド系を選択しているサーバプログラムが1つでもある場合(当該サーバプログラムのチェックボックスがオフとなっていて非活性表示となっている状態も含む),ローエンドのObject Serverは選択できない仕様となっていますのでご注意願います。
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